徒然草五 2014年11月21日 | 仮名 第十九段 鳥の声などもことの外に春めきて、のどやかなる日影に、かきねの草もえいづるころより、 やや春ふかく霞みわたりて、花もやうやうけしきだつほどこそあれ、 をりしも雨風うちつづきて、こころあわただしくちり過ぎぬ。