以心伝心

書・旅・本などのメモ。

漢詩187

2012年05月04日 | 

客中作  李白

蘭陵の美酒鬱金香  玉椀盛り来たる琥珀の光

但舵主人をして能く客を酔わしむれば

知らず 何れの処か是れ他郷

(蘭陵名産のうま酒は、鬱金にも似たよい香り。玉林になみなみと注げば

みごとな琥珀色のきらめき。ここの主人が旅人の私をうまく酔わせてくれさえすれば

他郷にいるのを忘れてしまう。)