以前、ちょっと苦手なお客様がいらっしゃる話を書きました。
初めて先輩と同行して伺ったときに、とても叱られてしまったので、事務所が気を使ってくれて他の人に代わってくれました。一ヶ月たって、また私の仕事になりましたので、行く前にとても不安を感じて書きました。
一週間に一度おたずねするのですが、書いたその日には不思議としかられることもなくて、ほっとしたことを帰宅後書きました
そのまた一週間後、こんどは楽しみにして伺ったんですが、
やはり90歳代のご高齢なので、日に日に容態が変化します。
すっかりぐったりと横になっていらして、話をすることも面倒になっていて。
一週間でこんなに変わってしまうんだと、頭ではわかっていても驚きました。
数日前から、物取られの気持ちが出てきて、泥棒に入られて金目のものをすっかり盗られてしまったと、警察を何度も呼んだそうです。
なんて心細い思いだったでしょう。「やや認知症」というレッテルも貼られています。
私がいる時間に、訪問看護士さんや、医学部の学生さんが訪問してきて様子を見てくださいました。
看護士さんが、お金の確認をして何も無くなっていないことを伝え、貴重品を全部集め、袋に入れてからガムテープで密封し、「誰も手を触れないこと」とメモを貼りお客様の枕元に置きました。
これで、安心です。ご本人も、周りの全員も。(3事務所・9人が交代で訪問しています。)
買い物に行っている間に看護士さんと学生さんは帰りました。
昼食の準備をしていると近所のかかりつけのお医者様が往診にみえました。
診察はなさらずに、ずーっとお話をされていました。
それは聞いていてシビアなお話でした。
一人暮らしで身動きも取れない状態で、周りを寄せ付けない孤高の暮らしを続けていくことよりも、手厚い介護の施設をすすめて、人生の終盤を自分でしっかりと飾り、潔く死んでいこうという話でした。
確かに、身寄りもなく自分で何も出来ない状態で、他人を頼りにしない暮らしは不便で、不自由で、心細いものだと思います。
人にとっての身の処し方は、様々ですが、15年もの付き合いのあるお医者さんならではの苦言ーーーのような、愛のある言葉でした。
先生が帰られた後、カレーを食べながら、
「カレーはやっぱり、かれえわね。」(笑)と言ってくださって
さすが、江戸っ子の明治女の心意気を感じました。
帰る時間は過ぎてしまいましたが、なぜか後ろ髪が引かれてしまいました。
「本当に親身ないい先生ですね。よい医者とめぐり合ったのは運がいいですね。」と声をかけたら、涙がでてしまいました。(←私が)。まったく、素人の私です。。。。。
少しいろいろな話をゆっくりしてから帰りました。
「あの先生のおかげで、こうして長生きできているんだ」としんみり。
気丈な姿は、心を打ちます。
来る人、来る人へ苦言を呈するにはわけがある。
前回に書いたときにいろいろなアドバイスを下さった皆さんありがとうございます。
本当にそうですね。
その人の長い人生を知らないうちは、うわさや軽口だけに頼って「うるさい人だから。皆同じことを言われてるから。」という、とおりいっぺんの情報で判断しがちですから、わたしも取り越し苦労をしてしまいました。
心にゆとりをもって、しっかりと目を開いて、肌でも感じて行こうと思います。
本当に、辛い思いをされているお客様がたくさんいらっしゃいます。
もしかしたら、ケアマネージャーや民生委員さんたちとの話し合いの上、施設に行かれる日も遠くないかもしれません。
ほんの短い間のお付き合いになるかもしれませんが、精一杯、素敵な時間を過ごしたいと思いました。
初めて先輩と同行して伺ったときに、とても叱られてしまったので、事務所が気を使ってくれて他の人に代わってくれました。一ヶ月たって、また私の仕事になりましたので、行く前にとても不安を感じて書きました。
一週間に一度おたずねするのですが、書いたその日には不思議としかられることもなくて、ほっとしたことを帰宅後書きました
そのまた一週間後、こんどは楽しみにして伺ったんですが、
やはり90歳代のご高齢なので、日に日に容態が変化します。
すっかりぐったりと横になっていらして、話をすることも面倒になっていて。
一週間でこんなに変わってしまうんだと、頭ではわかっていても驚きました。
数日前から、物取られの気持ちが出てきて、泥棒に入られて金目のものをすっかり盗られてしまったと、警察を何度も呼んだそうです。
なんて心細い思いだったでしょう。「やや認知症」というレッテルも貼られています。
私がいる時間に、訪問看護士さんや、医学部の学生さんが訪問してきて様子を見てくださいました。
看護士さんが、お金の確認をして何も無くなっていないことを伝え、貴重品を全部集め、袋に入れてからガムテープで密封し、「誰も手を触れないこと」とメモを貼りお客様の枕元に置きました。
これで、安心です。ご本人も、周りの全員も。(3事務所・9人が交代で訪問しています。)
買い物に行っている間に看護士さんと学生さんは帰りました。
昼食の準備をしていると近所のかかりつけのお医者様が往診にみえました。
診察はなさらずに、ずーっとお話をされていました。
それは聞いていてシビアなお話でした。
一人暮らしで身動きも取れない状態で、周りを寄せ付けない孤高の暮らしを続けていくことよりも、手厚い介護の施設をすすめて、人生の終盤を自分でしっかりと飾り、潔く死んでいこうという話でした。
確かに、身寄りもなく自分で何も出来ない状態で、他人を頼りにしない暮らしは不便で、不自由で、心細いものだと思います。
人にとっての身の処し方は、様々ですが、15年もの付き合いのあるお医者さんならではの苦言ーーーのような、愛のある言葉でした。
先生が帰られた後、カレーを食べながら、
「カレーはやっぱり、かれえわね。」(笑)と言ってくださって
さすが、江戸っ子の明治女の心意気を感じました。
帰る時間は過ぎてしまいましたが、なぜか後ろ髪が引かれてしまいました。
「本当に親身ないい先生ですね。よい医者とめぐり合ったのは運がいいですね。」と声をかけたら、涙がでてしまいました。(←私が)。まったく、素人の私です。。。。。
少しいろいろな話をゆっくりしてから帰りました。
「あの先生のおかげで、こうして長生きできているんだ」としんみり。
気丈な姿は、心を打ちます。
来る人、来る人へ苦言を呈するにはわけがある。
前回に書いたときにいろいろなアドバイスを下さった皆さんありがとうございます。
本当にそうですね。
その人の長い人生を知らないうちは、うわさや軽口だけに頼って「うるさい人だから。皆同じことを言われてるから。」という、とおりいっぺんの情報で判断しがちですから、わたしも取り越し苦労をしてしまいました。
心にゆとりをもって、しっかりと目を開いて、肌でも感じて行こうと思います。
本当に、辛い思いをされているお客様がたくさんいらっしゃいます。
もしかしたら、ケアマネージャーや民生委員さんたちとの話し合いの上、施設に行かれる日も遠くないかもしれません。
ほんの短い間のお付き合いになるかもしれませんが、精一杯、素敵な時間を過ごしたいと思いました。
「あの人は昔〝ああ〟でね。」という
『他人によって語られる、その人の〝人となり〟』
を聞いてしまうと、思い込まされてしまって、
その人に初めて会う瞬間から、
こちらが臨戦体制になってしまいますものね。
こちらがトゲトゲしていたら、
あちらが受け入れ態勢でも、結局刺さってしまって、
うまくいくはずだったことも、
うまくいかなくなってしまう。
みどりさんが、相手の方の〝あったかな部分〟に
触れて、素敵な時間を共に過ごして、
相手の方もポカポカな気持ちになられたのでは
ないでしょうか。
みどりさんが担当してくれなかったら、
ずっと「あの人はこうよ!」という引継ぎを
されてしまったかもしれないのですから、
相手の方にとっても、みどりさんとの出会いは、
かけがいのないものになったと思います。
だって、みどりさんは「あの人はこう!」という
決め付け引き継ぎはしないですものね。
もちろん、そういう引継ぎをなさった方を
責めているわけではないのです。
そういう〝思い〟をした真実があるのですから。
私、伝え下手で、ごめんなさいね。
とてもいいお話だったと言いたくて。
人と接していくことの素晴らしさが
温かく伝わるお話でした。
ありがとう
長く生きてこられた気迫も感じます。が、思うように動けなくなったときには、それなりの心構えをしておきたいと思います。私も一人暮らしですから。と言って、今は何も--。
最初にびびっていた私は、やっぱり嫌な性格ですね。
人や、ものを「好き・嫌い」で判断してしまうくせがあるので、どうしても壁を作ってしまいがちです。
生身の私は、とっても話しかけにくい変なやつだと思います。パソコンなら、指がぱちぱちとキーをたたいてくれるので、何でも話せそうなんですけど。
現実には引っ込み思案なので(??)初対面の人と会うときは苦労です。
自分が傷つきたくないからって、つい、身構えてしまうから、あらゆる情報を頭に入れてから動き出すんだと思います。
純粋無垢な子どもや、子犬のように、相手に向き合えたらいいのにな。
年を重ねてくると余計に無駄な考えを持ちがちなのかもしれません。
こちらのトゲトゲは絶対に相手に伝わりますね。
ちくちくのサボテンのようなトゲがいっぱいささっても我慢できますが、こちらからトゲを飛ばしているのかどうかは自分ではなかなかわかりません。
相手の目を鏡にして、自分を振り返りますね。
前より「嫌いな人」というものが無くなってきました。気がついたら好きな人ばかり。
これはこれまで出会った人たちからのプレゼントだと思います。ありがたいなと思っています。
下手な文章を読んでコメントしてくださって嬉しかったです。ほんとうにありがとう。
kazuyooさんや私は、まだ若いうちに入りますね。
100・90・80と、みなさんとても逞しく自分らしく生きていらっしゃるので、尊敬してしまいます。
『本当に大切に持っていたいものは何?』
←医者の言葉です。
それを聞いて、自分がなんだか余分な物に執着しているのがわかりました。でも、まだなかなか捨て切れません。もうすこし執着の暮らしを重ねてから、身軽になっていくのかなと思いました。
健康でも、病気でも、”前向き”という心があれば、豊かに暮せていけるんじゃないかなと思ったりしています。
どうもありがとうございました