こんにちは。
風邪がこじれて、ぐだぐだしているうちに9月になりました。
この夏は、たいそう慌ただしい夏になりました。それなのに
毎日 ムシムシ暑くて!!! 湿気が苦手な私は、とうとう
「夏なんて嫌だ!」と叫んでしまいました。 嫌な性格ですね。
ただ暑さをしのぐだけで、疲れてしまいました。
秋が待ち遠しいです。
さて、そんな私は、人間なので、なんとでも生きていけるのですが
この「オオミズアオ」という虫は、本当に不思議な蛾で、はかない虫なのです。
初めて見たのでなんだかわからなかったのですが、今は
スマホで写せば、調べてくれるという有難い機能のおかげで
名前を知ることができました。
成虫になると、口が無くなるので、飲まず食わずとなり、一週間の命なのです。
そんな儚い虫なのでした。
みどりの階のエレベーターホールの天井にとまっていました。
おとなしくて、口がないので、触っても噛まないというのが良いですが
触りませんでした。
さて、このオオミズアオ、ふとした時にエレベーターに乗ってしまいました。
狭い箱の中で、バタバタしていましたので、ドアを開けて、逃がしました。
同じ棟の方に会ったら、「エレベーターに大きな蛾がいたでしょう」と言われたので
「オオミズアオですね、外に逃がしました。」と答えたら、
「名前を知っているんですか、初めて見ましたよ、きれいでしたね」とのこと。
ほんの数時間前に知った知識を、さも昔から知っている様にしゃべる私。
「口が無いので、噛まないんですよ。一週間の短い命なんです、珍らしいので
みたら幸運なんですって。」
幸運な気持ちの私たち。
悲しいことは数日後におきました。
いつものように、食べられたセミの羽が、あちこちに。。。
そして、美しい、青い羽根も・・・
ああ、オオミズアオが食べられてしまった! 鳥に!
人生で初めて、虫の事で、心が痛みました。悲しいなぁ。
虫って苦手で、やっつけることの方が多かったのですが、
しばらくは、虫を嫌っていた自分に嫌気がさしましたね。
オオミズアオ、出会ってくれてありがとう。