横浜北部 障害児者支援 NPO法人 みどり福祉ホーム

横浜北部で重度重複障害者の日中活動、障害児者の生活支援、セイフティーネット構築を行っています。

映画を観て語り合うということ

2019-09-18 13:09:41 | 日記
今年度
みどり福祉ホームは社会福祉法人グリーンとNPO法人ぷかぷかと合同で
職員研修という名目にかこつけて
3つの事業所の職員が1か所に集まって映画を観て、その後ざわざわ話し合おうという会を持つことにしました。
まずは1本目
一般上映前のこの映画。
発達障害の方が出てくるドキュメンタリー映画です。
お母さんと2人暮らしだった発達障害のおじさん?がお母さんが亡くなって独り暮らしをしていて
その家にこれまた発達障害の親戚の映画監督(割と若い)が訪ねていくという話しです
おじさんが私たちのような障害系通所事業所に初めて見学するシーン(おじさんはおじさんになるまで障害者とは言われてなかったので)や
私たちの周りによくいる相談系の職員が家に訪ねてくるシーンが出てきます
「だってしょうがないじゃない」予告編
もう1本は
「道草」ホームページ
2月に青葉公会堂で上映会を開きます
こちらは一般の方も観られる予定
「道草」は一般上映や、自主上映会で
障害福祉業界ではかなり話題になった映画
重い知的障害のある若者たち(強度行動障害のある)の自立生活をめぐるドキュメンタリーです
2本の映画はなにかつながっているようで
私は横浜北部で様々な形で障害のある方とその家族を支える仕事に従事している私たちが2本映画を観て、色々話し合うことから
なにか未来につながることが生み出されるのではとワクワクしているのです
というか
私たちがこの研修(というか2本の映画とその後の対話)からなにかを生み出さなければ
両方の映画とも監督が来てお話しをしてもらうことになっています
「だってしょうがないじゃない」は11月頃からミニシアター系でロードショーが予定されてます
「だってしょうがないじゃない」ホームページ
そちらも是非
2本の映画ともタッチは軽いです、ドキュメンタリーというと固そうだけど割と多くの方が楽しく2時間観られるのではないかと思います
だけど、私にとっては、2本とも底が見えないくらい重い
誰かと語り合わずにはいられない映画でした
自分自身の在り方を揺さぶられる映画でした

この2本の映画を、色々な事業所の様々な立場の仲間と一緒に観ることが出来、語り合うことが出来るのは
本当に幸せなことです
このような状況を生み出せるのは、私たちが長年に渡り地道に真面目に真剣に障害のある方とその家族と職員に向き合い
彼らの幸せのためにあらゆる繋がりを拒まずそのつながりを大切にしていたからだと
みどり福祉ホーム所長は生意気にも自負しているのです
でも
ここはただのスタートに過ぎないのも
また事実なのです