横浜北部 障害児者支援 NPO法人 みどり福祉ホーム

横浜北部で重度重複障害者の日中活動、障害児者の生活支援、セイフティーネット構築を行っています。

新たな交流会!

2012-11-20 17:32:26 | 日中活動

上半期の交流会も無事に終わり、新たな交流会が始まりました。

今回も3つのグループに分かれました。

前回は、調理クラブ、調理兼運動クラブ、運動クラブの3つでしたが、

今回からは、地域交流クラブ、美容クラブ、流行ものクラブの3つに分かれました。

みんな、自分の行きたいクラブを決め、うまく分かれることができました。

それぞれのクラブ名も決まりました。

地域交流クラブは【フレンドリークラブ】

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活動は主に、地域に出て、いろいろな人と交流しようというクラブです。

美容クラブは【セレブメイクサロン】

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綺麗になりたい!というレディ・メンズが集まりました。

活動は主に、見た目を変化させる活動と、化粧品を作る活動を行っています。

流行ものクラブは【Teamトレンド・リサーチ・アギド】

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活動は主に、今、流行っているものを、調べたり、感じたりするクラブです。

これから、この3グループで活動していきます。

覚えにくいクラブ名もありますが、みなさん覚えてくださいね。

おまけ

先日の友人との会話

友人「ちょっとUSJ行きたいけどいい?」

僕「急やな・・」

友人「すぐ終わるから」

僕「・・・・UFJ??」

友人「あ・・・・」

1文字違うだけで、だいぶ意味が変わってしまいますので、

僕も普段から気をつけなければなりません・・・・


身体を触るということ

2012-11-20 17:16:09 | インポート

誰かに歯磨きされたことを覚えている人いますか
マッサージされるのは好きですか
みどり福祉ホームの日中活動の援助者は毎日
利用者の歯を磨いて
利用者のオムツ交換をして
利用者の手を引いて移動をして
利用者の身体の変形がこれ以上すすまないようストレッチをして
利用者の身体を触ることが仕事です
所長は昔、身体を触る専門家であるPTの方に
研修で身体を触ってもらった時
「あなたは全然他人を信用してないね」
とありがたいお言葉をいただきました
個人的にはマッサージを受けるのは大嫌いで
妻にさえ歯ブラシをしてもらうのはまっぴらごめんなのですが
重症心身障害者である利用者は
健康の維持と生活の質を保つため
家族や援助者に体を触ってもらわざる得ないのです
援助者は常にそのことを自覚しながら援助しなければならないと自戒します
だから声掛けは必要だし、
必要以上に過度に利用者の身体を触ることはしてはいけないことなのです
今日、久し振りに生活支援の場で日中活動の利用者の身体を触る機会に恵まれました
アルバイトの方と一緒に触ったのですが
「身体を触ることが怖い」
とアルバイトの方が言われてました
そう、常に怖さを感じることを忘れてはいけない
だからといって、利用者の身体を触らないことは仕事の放棄になります
アルバイトの方に利用者の身体を触る意味を伝え
時間を掛けて実際に見せてみて
アルバイトの方に利用者の身体を触ってもらって
利用者の身体が緩む瞬間を体感してもらって
体を触ることの怖さとしかし決して恐れることがないことを確認して
また一人、利用者の身体を活動の中で触ることができる援助者が生まれる
そんな単純な話ではなく繰り返しが必要なことだけど
欠かすことのできないみどり福祉ホームの日常です

 


余暇活動☆ヨガ教室11月

2012-11-06 14:11:46 | 生活支援

余暇活動ヨガ教室の報告を致します

11月3日(土)に余暇活動を行いました

初めて参加する方、体験教室に参加して今回参加する方総勢6名で行いました


真剣に取り組んでいました
ねこのポーズ

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休憩をはさみながら、体を動かしました

今日のハーブティーは

『ローズヒップ&ハイビスカスフラワーティー

ちょっと酸味のある飲み物が体に染みます


親御さんも後ろで参加
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最後は瞑想しながらゆっくり横になります
あまりにも気持ち良すぎて寝息も聞こえてきそうです(聞こえていたかもしれないです


来月12月の余暇活動、8名定員のところ、只今7名の申込みがあります
締め切りは11月9日(金)
定員超えた場合は、抽選になります
落選した方のみ、ご連絡いたします


みなさんの参加お待ちしております


ボランティアも募集しております
お気軽にご連絡ください





おまけ
小さな画伯が書いた絵です
みるだけでほっこりします

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記者:生活支援 香取


原点

2012-11-05 15:00:56 | インポート

ブログのタイトルを変更してみました

検索にかかりやすくなるようタイトルを工夫をしているというブログを読んで

真似してみました。

さて、最近行ってきた講演会とシンポジウムの紹介

一つは生活支援香取が紹介していた

日浦さんの講演会

前日にチラシを見つけ(ホーム内に貼ってあったのにそれまで気付かなかった)

香取さんにどうしても聞かせたくて一緒に行ってきました

養護学校から、作業所、社会福祉法人訪問の家「朋」、横浜療育医療センターにつながる

日浦さんと一人一人の利用者の話しに

恥ずかしながらずっと泣きっぱなしでした

私は若い職員だったころ当時の所長の石橋に勧められ

「朋」に1週間、体験に行かせてもらいました。それも2回。

そのころの思いを思い出しました。

日浦さんが利用者や家族のライフステージに沿って、

現在横浜療育医療センターの会長をされているという事実に納得しました。

だとすれば、作業所で奮闘したり、「朋」を作ったりしたころの日浦さんの仕事は

もしかしたら今は私がするのかもしれない。

日浦さんのようなやり方はできないかもしれないけれど

自分なりなやり方で引き受けなければならないだろうと思いました。

私は「朋」を今まで「日浦さんのところ」と呼んだりしていましたが

それは私の思い違いでした。

当たり前だけど「朋」は、「通ってきている利用者の方の場所」なのです。

新人職員に聞かせたいと思った講演会でしたが

実は今の私にとって必要な講演会でした。

もっと多くの方が聞くべき話しだと思います。

もう一つ。

昨日、横浜ラポールで開かれた

横浜重心グループ連絡会 ぱざぱネットの拡大学習会シンポジウム

「重症心身障がい者のグループホームでの暮らしを実現させるために

~生き方が選択できてこその人生~」

私が福祉の仕事に関わり始めたころからの友人

三浦茂雄君が社会福祉法人キャマラード共同生活支援部部長!として

講演をするというので応援に行かなければと思い参加させていただきました。

三浦君は髪形と服装がホストっぽいこと以外特に問題なく誠実に講演をこなし

勤務しているケアホーム「スマイルホーム」の魅力を存分にアピールしていました。

私はシンポジウムの最後である家族が発言された

「障害を持った彼(発言者の息子さん)が親亡き後も

自分の家で暮らすという選択肢はないのでしょうか」

という言葉に衝撃を受けました。

親亡き後の施設入所に代わる選択肢としてグループホーム、ケアホームを考え、

そしてその実現性の困難さばかりを見て

本来の本当の選択を忘れていた私を恥じました。

福祉にまみれて当たり前を忘れているのかもしれないという危機感を感じました。

重症心身障害者のケアホームは現在本当に限られた社会福祉法人にしか

運営ができないのが現状です。

ニーズは増え続け、全てのニーズにこたえるにはケアホームの増設、雇用の問題など

課題が山積みです。

グループホーム全体に話しを移せば、その形態特有の問題として、

虐待や、職員育成の難しさ、給与基準の低さなど

運営に携わる者の思いだけで克服できない問題が数多くあるのが現実です。

どんなに重い障害を持っていても、すべての人がその人生の中で

生き方を選択できるようになるために

一法人や、それぞれの親や、三浦君のような一人一人だけが頑張るだけでなく

社会全体が支えるようになるために

みどり福祉ホームと私がなにをすべきだろうと考えます。

行政に実状を訴えるということ。

みどり福祉ホームがグループホーム・ケアホームの運営の可能性について

考え始めるということ。

気楽に行ったシンポジウムで重い宿題をいただきました。

原点につながる話をもう2つ

みどり福祉ホームで活動している訓練会 さくらんぼ会が

40周年を迎えられます。

おめでとうございます。

記念誌ができて私も一言だけ寄せさせてもらっています。

私の地域活動ホーム職員としての原点を書かせてもらいました。

もう一つは土曜日の余暇(ヨガ)活動で再開した知的障害の青年。

彼とは私が若いころ勉強しに行っていた自主訓練会で会っていました。

すっかり体つきががっちりして、でもちっとも変っていないところもあって。

その場所は私の重症心身障害者の身体を触る際の原点となる場所です。

素敵な先輩が生意気な私をやさしく迎えてくれました。

今でも、利用者の身体を触るとき、新しいスタッフに利用者の体を触ることを教えるときは

そのころの経験を思い出します。

原点は変えることはできません。

原点に立ち返ることは誰でもできます。

私は周りの人々から素晴らしい原点を与えていただいたと思います。

若い職員に立ち返ることができるような原点を与えることが

私の仕事なのかもしれません。

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