横浜北部 障害児者支援 NPO法人 みどり福祉ホーム

横浜北部で重度重複障害者の日中活動、障害児者の生活支援、セイフティーネット構築を行っています。

「梅切らぬバカ」という映画について

2021-11-15 13:15:58 | 日記
梅切らぬバカ」という映画が2021年11月12日から上映されています
現在絶賛全国ロードショー中です
みどり福祉ホームの周りでは
センター南の109シネマズ港北や109シネマズグランベリーパークで
観られます
「梅切らぬバカ」という映画は
親子に関する映画で
地域に関する映画で
障害に関する映画で
監督は和島香太郎君でみどり福祉ホームとーかつ所長の若い友人です
和島君はてんかん当事者で以前みどり福祉ホームに来て
普段の様子を動画に撮ってくれたことがあります
音楽もない淡々とした映像だけど皮肉が効いてて
みどり福祉ホームらしい大好きな映像です
「梅切らぬバカ」、みなさん、ぜひ観に映画館に行ってください
とても丁寧に作られたいい映画です
荒木が色々な人にこの映画をチラシを渡しながらお勧めすると
知的障害のあるお子さんを育てられているお母さん(割とリアルな年齢層の)たちが、
映画館で最後まで観られる自信がないといわれているのを耳にしました、ものすごく泣いてしまいそうだと
荒木の個人的な感想でいえば
「梅切らぬバカ」はウェルメイドなファンタジーです
誰にでも気持ちよく観られ誰にでもなにかしらの引っ掛かりを残すはずの映画です
「梅切らぬバカ」が生まれるきっかけとなった
だってしょうがないじゃない」坪田義史監督和島香太郎編集
のような作り手も演者も観ているひとりひとりが身を切られるような映画とは全く違うような気がします
「梅切らぬバカ」は、本当に観てもらいたい人達に届かない映画かもしれないという人がいました
そうかもしれません
私は「梅切らぬバカ」がプチヒットし
人の弱みに寄り添うことが出来、とても丁寧に当事者の話を聞き
(今回、脚本を書くうえで、和島君は障害のある人を育てているもしくはかつて育てていた何人もの母親たちに話しを相当丁寧に聞いています)
その上異常に頑固で、皮肉が効いてニヤリとさせられる
まだ若き和島香太郎君がこれから何本もの映画を監督できるといいと思っています
将来私たちが観る和島監督の作品の1本が、ウェルメイドでありながら深く心を切り裂き、私たちの世界の課題に関わる人
(多分それは私たちと深く対立していていて分断されていると思われている人々)
の心に届く作品になる可能性を、私は信じているのです
いつか近い将来みどり福祉ホームが関わる映画会で
「梅切らぬバカ」と「だってしょうがないじゃない」の連続上映できたらと
私は夢見ています
映画を見終わった後、ビールとジンジャーエールと中華料理でみんなと語り合えたらと

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