みどり福祉ホーム所長おすすめ本コーナー
高木徹「ドキュメント戦争広告代理店‐情報操作とボスニア紛争」講談社
唐突ですみません
障害福祉に一切関係なさそうな本でどうかと思いますが
とにかく面白い
Aという国があってBという国といざこざがあって
世界中のほとんどの国にとってそのいざこざに口出しするメリットは見出せない
Aには長年の怒りはあるし、もちろんBにはBなりの正義がある
この本はAという国の見栄えとプレゼンテーション能力にたけた1人の男（外務大臣です）が
本当のプロフェショナルであるアメリカのPR会社を雇い
国際政治と世論をコントロールし
Bという国を徹底的に攻撃し、自国をサバイブしていくという話なのです
ほとんど冒険活劇
で、みどり福祉ホームの話し
みどり福祉ホームには正義があるんですね
みどり福祉ホームなりの
で、横浜市にも国にも限られた予算や思惑があって
みどり福祉ホーム以外の障害福祉事業所にも
個人商店にも、大企業にも、公務員にも、東京電力にも、柔道の協会にも
正義と理屈があるんです
みどり福祉ホームは継続した利用を希望する利用者と
将来にわたり安心して働き続けたい職員たちと
みどり福祉ホームが将来果たすべき役割を期待しつづけてきた地域のため
サバイブしなければならない
みどり福祉ホームの職員は当り前だけど
障害児者支援のプロフェショナルで、そうならなければならない
ただ
それだけで充分なのか
みどり福祉ホームは理想論でいえば
どこも仮想敵にすることなく
この地域でサバイブする方法を見つけ出そうともがいています
みどり福祉ホームがインターネットの力を使い
多くの皆さんの知恵やノウハウ、ボランタリーな気持ちや力を
求めているのはサバイブの一つの方法です
今年度、みどり福祉ホームはホーム内の職員研修で
コンサルティング会社の協力を得ることにしました
プロフェショナルな仕事の凄みは
後日ブログで報告できると思います
もちろんその凄みを生かすも殺すも
みどり福祉ホーム自身にあります
6月には横浜市の作業所連絡会のブロック会議が
各地で開かれます
テーマは「あんしん施策はあんしんにつながるか」
会議の結果はまとめられ市に要望書として提出されます
長年にわたり続けてきて成果を出してきた
私たちのサバイブの方法の一つです
