貸借対照表

貸借対照表って
一体なんのことだかなんて言っちゃいけない
みたいです
なんたって
私はNPO法人の所長なんですから

平成29年度の貸借対照表
みどり福祉ホームのホームページにアップしました
定款にのっとって施設内にも掲示しています

最近
法人の文書処務規定をみながら
施設内の過去の書類を整理しているんですが
私が20代のアルバイトだったころの書類なんかがたくさん出てきました
もうすぐなくなる平成の10年前後の書類
「指導会議」だって
いやはや
生活指導員とか書いてある
当時はなんとも思ってなかったけど
指導してたんですね
私も
毎朝今月の歌だからって全然好きじゃないゆずとかモーニング娘の歌利用者抱っこしながら狭いアパートの離れの平屋うろうろよたよたしながら
大声で歌ってたのもきっと指導だったんだ
日誌に
「養護学校の若い先生が遊びに来てくれてなんとかちゃん（利用者の名前）もソワソワ」
とか書いてあって
客観的な事実だけ淡々となんて概念の欠片もない
私も当時付き合っていた今の妻と利用者の家族同士で海でBBQやるからって誘われてのこのこ行って彼女のビキニ冷やかされた
楽しかったなあ
コンプライアンスなんて単語知らなかったなあ
市の作業所連絡会の宿泊研修なんて
研修が目的か飲み会が楽しみかわかんなくなっちゃって
毎年終電で帰りますって嘘ついて（なんで嘘ついてたのかは今となってはよくわからない、格好つけてたのかもしれない）
必ず朝まで飲んでる持主の帰ってこない布団で寝て朝風呂入ってから帰ってた
びっくりするけど
今、私が職員会議で
職員にありえないとか論外とか言ってることばっかやってた

私は
重い障害のある人たちが楽しそうにしている場所に毎日いるのが好きで
彼らがつらそうにしている姿や家族の方々のSOSに
心を痛め、繰り返される質問に淡々と同じ答えを口にしながら泣きそうになっていて
虚勢だとわかっていながら「大丈夫、なんとかするから、いつでも電話して」と言いたくて
制度の不備やいろいろな理不尽に怒る心に嘘はないのだけれど
やはり
不完全な人間で
だから
わからないことやできないことは
正直に言って口にして
能力のある人や組織の力を借りて友達に電話して聞いてなんとかして
間違いがあれば臆面もなく改めて
僕や
みどり福祉ホームにいる人たちが
虐待や
横領や
差別や
そういったことに
関わらないような
仕組みを作らなきゃいけないし
自分も含めた個人の努力や高潔な心に期待するだけじゃ足りないと思っていて
でも
業界的には（みどり福祉ホームの朝礼とかも含めて）
「馬鹿なことをして」とか
「迷惑をかけて（かけられた）」とかいう言葉が飛び交い
自分事な感じがあまりしない

ありえないことも論外なことももちろんなくて

それでも
誠実に仕事を続け
障害のある方と家族の生活を支え続けるため
ホームページに忘れないように毎年貸借対照表をアップして
これから利用者が帰って、デスクの周りの片付けをしてから、電車に乗って研修に行ってきます

金曜日の午後書いた
ブログ
なんとなくアップせず下書きにしていたんですが
電車に乗って行った研修

があまりに刺激的であまりにグダグダで
なにか私が考えてることとつながってるような全く関係ないような気がして
研修を受けながら、なんか、あのブログアップしなければと思い、月曜日、アップしてます
後
研修の後の懇親会で飲み過ぎたけど土曜日は頑張って起きて近くの社会福祉法人の評議委員会に出てきました
ポエムだとかなんとか言われるかもしれないけど
やはりブログは定期的にアップしなければと思いました