横浜北部 障害児者支援 NPO法人 みどり福祉ホーム

横浜北部で重度重複障害者の日中活動、障害児者の生活支援、セイフティーネット構築を行っています。

桜と計画

2019-03-27 09:49:36 | 日記

毎年忘れずに前庭に咲いてくれます
4月1日ころは満開でしょう

久しぶりに
NPO法人みどり福祉ホーム
中期計画たてました

前回の中期計画(平成24年~26年度)は
所長である私の未熟さで
地域ニーズにこたえるための
日中活動事業所の新設とショートステイも可能な生活支援センター複数職員体制などの計画が
とん挫しました
何人かの職員との別れもありました
私自身お叱りもかなり受けました

みどり福祉ホームは
現在、信頼できる常勤職員がいて
理事の皆さま運営委員の皆さま、家族の皆さま、地域の方々、あちこちの機関の
応援をいただいていると感じています
しばらくお断りするしかなかった高校を卒業する障害のある方をようやく(1人ずつですが)日中活動に受け入れられるようになりました
予算規模もずいぶん増え収支も幾分余裕が持てています

職員のためにも、障害のある方々のためにも、彼らの家族のためにも
また、地域や、大げさに言えば社会のためにも
みどり福祉ホームは目標をたて、中期的な計画を作るべきではと考えました
皆さまに目にみえる形でお示しし、私たちは一歩一歩確実に歩みをすすめるべきなのではと

常勤職員全員で5か年計画を1年間かけてたてました、常勤職員は繰り返し施設見学を行いました
私は
前回の3か年計画を久し振りに見直しました
痛みと出来なかったことの数々
自分自身が招いたこととはいえ目にしたくなかった紙です
その中に
・グループのリーダー不在
・自身のサービスの強みを職員が共有していない
・地域のセイフティーネットの構築に関わっていない
などの現状認識がありました
みどり福祉ホームは現在、前向きに将来を語ってくれる常勤職員がそろっています
リーダーを雇用し、まだまだ未完成ながらも意欲のあるリーダーは育っています
2018年度は久しぶりに職員を他施設の1週間研修に行かせることが出来ました
私が若い職員だったころ当時のボス(今の理事長)に繰り返し「朋」や横須賀の「ゆう」に1週間ずつ行かせてもらいました
間違いなく私の財産です
思いを共有し、積極的に地域やアートなどの他分野との関りを私以外の職員が担ってくれるようになっています
前回の失敗は
無駄ではなかったのではないか
メッセージを発信し、どんなに苦しくても決して思いを曲げなかったことは
雇用や地域や法人全体には確実になにかが伝わり私たちは変わったのではないか

先日の理事会と運営委員会で承認された
中期計画です

事業の展開や思い以外に職員を大事にし事業継続を図るといった視点を盛り込みました
誰かが救われるために誰かが傷付くことは絶対に間違っています
みどり福祉ホームは障害のある方も家族も
法人理念に反しない限りあらゆる働き方をするもしかして疲れたり傷んだりするかもしれない職員を必死で守ります
中期計画は
まだ未完成です
日々の出来事の中、みどり福祉ホームに関わるみんなが幸せを感じられるよう
施策の変更や流動する社会情勢、障害のある方や家族、職員の急激な変化に柔軟に対応していきます
みどり福祉ホームが30年前立ち上がったころのように
常識にとらわれることなく今、存在していない仕組みがあり困っている人がいるのであれば
新しいチャレンジを自分たちで積み上げていき本気で社会を変えていきます

みどり福祉ホームは変わり続ける、そして、決して変わらない

4月1日はみどり福祉ホームの新入利用者歓迎会です
素敵な18才の女性を新しく生活介護の仲間として迎えます
前庭の桜はきっと満開です