自己紹介がまだななことに気付きました。
初めまして。NPO法人みどり福祉ホームです。
横浜の北部方面で、ずっと重度重複障害者の日中活動を支える活動と
主に知的障害のお子さんを対象とした訓練会の支援を行ってきました。
昨年度、生活支援と地域支援を担う常勤職員の雇用を行い
今後、地域のより幅広い障害を持つ子供と大人のためのサービスを
展開しようとしているNPO法人です。
どうぞよろしくお願いします。
この記事を書いているのは、所長の荒木傑です。
「すぐる」と読みます。
今日の記事は、2月に所長が参加した
NPOマネージメントフォーラム2012の報告です。
NPOマネジメントフォーラムは、内閣府が主催して
日本と諸外国(今回はドイツ、デンマーク、ニュージーランド)の
広義のNPOに関わる青年(所長はぎりぎり青年でした)が
一つのテーマに沿って(今年度は「非営利団体と行政のさらなる連携強化と協働について」)
3泊4日、ぶっ通しで、睡眠時間を削り、缶詰めになり(夜は多少みんなで出歩きました)
ひたすら議論し、一つのまとめを練り上げるという研修です。
こう説明しても、なにがなんだかわからないでしょうが、
とにかく、刺激的で、楽しい経験でした。
そして、ここ10年経験してないくらい、くたくたに疲れました。
前回参加した活動ホームあさひの所長が、「すごくいいから、ぜひ」
と勧めていたので参加しました。
活動ホームあさひの所長も、NPO法人としての活動ホームを今後どう展開していくか
一緒に悩んでいる仲間として、勧めてくれたのだと思います。
私は、この研修に挑むにあたり一つの目標を決めていました。
とにかく研修中に汗をかき、なにか一つでも今か将来のみどり福祉ホームに持って帰ろう。
(グランドルール、シンプルに、相手を尊重して)
(他のグループの議論の落とし込み、すごく見やすい)
この研修で得た気付きは2つです。
1つは、みどり福祉ホームが今行っている活動は、決して、障害先進国といわれている
国にも劣るものではないということ。
もう一つは、ビジョンは同じだけど、いろいろなバックグランドをもち、利害関係を異に
する人々の膠着した議論を、打ち破り一つのまとめに到着するには、自分が持っている
能力はあまりに力不足だということ。
みどり福祉ホームは、今年から、法人3カ年計画を実行し、
全スタッフ対象に業務改善提案の制度をスタートさせました。
このフォーラムで学んだ、イノベーション(革新)のための失敗を受け入れるという概念を、
現場に移した制度だと思っています。
このフォーラムの参加条件は、フォーラムの成果を現場に持ち帰ることです。
私は実践します。
フォーラムの本当の成果は、数年後にきっと形になるものと信じ、
そのためには自分が足りないスキルを獲得しなけません。
休憩時間に見えた、夕日と富士山。
議論が膠着して、解散となった3日目の夜は本当にきつかったけど、
自主的に、議論の方向性を見つめなおすために有志が集まり、
ある程度方向性が見え、やるしかないと心を決め、
そのあと合流した居酒屋で、いろいろな国の仲間と乾杯した
ビールは本当においしかったな。