あんなに小さかったよしきくん、
一年生、それは初めての学童さんの日のことだった。
「いまなんじ? まだ? お迎えまだ?」
小さな声で1分ごとくらいに聞いてくる・・・。
友だちと遊んでても、ふと思い出したかのように、すぐ「いまなんじ?」
よしきくんにとって、初めての一年生の春休みの学童さんは長かったんだよね。
朝からずっとの学童さん、一日は長いよね。
そしてきわめつけ、その日の午後の初めての外遊びのとき、
もうみんな他の子どもたちはお部屋に入ったのに、
ひとり校庭で、鉄製の校門の扉に足をかけて、ぶらさがって、
「お家にかえるぅ~~」と、泣いた。泣いた。えーんえーんと、泣いた。
門をよじ登ってでも脱出したかった、お家に帰りたかったんだよね。
「でもさ、お家には誰もいないんだよ。」
「お母さんはお仕事に行ってるの、がんばってるんだよ。」
「よしきくんも保育園じゃなくて、もう一年生になったもんね。」
なんて、話しても、
よしきくんはしばらくずっと泣きながら門にぶら下がっていた。
その姿が(動物のナマケモノ状態)可愛くも胸にいたくてせつなかった。
ほんとにまだ小さかった。体もちっちゃくって・・・。
六年生、本日めでたく小学校卒業だ。次は中学生だぞ。
背は伸びたけど、シャイでまだあのころの面影があるな、なんて、ミッチは思う。
あのときのことを今も思い出して、ちょっとふふっと笑ってしまう。
だって、それはミッチだけの宝物のエピソードだもの。
無事に大きくなって、あーよかった、ご卒業おめでとう。
中学生になっても元気いっぱいがんばってね!!
★どさくさにまぎれて、パンちゃん登場! カワイイから許す、なーんてね。(宮崎駿・画)→↑
一年生、それは初めての学童さんの日のことだった。
「いまなんじ? まだ? お迎えまだ?」
小さな声で1分ごとくらいに聞いてくる・・・。
友だちと遊んでても、ふと思い出したかのように、すぐ「いまなんじ?」
よしきくんにとって、初めての一年生の春休みの学童さんは長かったんだよね。
朝からずっとの学童さん、一日は長いよね。
そしてきわめつけ、その日の午後の初めての外遊びのとき、
もうみんな他の子どもたちはお部屋に入ったのに、
ひとり校庭で、鉄製の校門の扉に足をかけて、ぶらさがって、
「お家にかえるぅ~~」と、泣いた。泣いた。えーんえーんと、泣いた。
門をよじ登ってでも脱出したかった、お家に帰りたかったんだよね。
「でもさ、お家には誰もいないんだよ。」
「お母さんはお仕事に行ってるの、がんばってるんだよ。」
「よしきくんも保育園じゃなくて、もう一年生になったもんね。」
なんて、話しても、
よしきくんはしばらくずっと泣きながら門にぶら下がっていた。
その姿が(動物のナマケモノ状態)可愛くも胸にいたくてせつなかった。
ほんとにまだ小さかった。体もちっちゃくって・・・。
六年生、本日めでたく小学校卒業だ。次は中学生だぞ。
背は伸びたけど、シャイでまだあのころの面影があるな、なんて、ミッチは思う。
あのときのことを今も思い出して、ちょっとふふっと笑ってしまう。
だって、それはミッチだけの宝物のエピソードだもの。
無事に大きくなって、あーよかった、ご卒業おめでとう。
中学生になっても元気いっぱいがんばってね!!
★どさくさにまぎれて、パンちゃん登場! カワイイから許す、なーんてね。(宮崎駿・画)→↑
すぐわかったよ、色白丸顔のよしきくんだ。
一緒にいた友達が「よしき」って呼んでたし。
中学二年生だな。
相変わらずシャイ・・なんだろーな。
中学生活どうかな、ガンバだよ。
ミッチなんだかすごくうれしかったのさ。