星の王子さま

2007-04-27 23:59:01 | ・アート・展覧会
★サン=テグジュペリの星の王子さま展 
最近日本でみつかった貴重な原画展示あり。
松屋銀座8階
「かんじんなことは目に見えないんだよ・・・」 

 翻訳者であるフランス文学者・内藤濯氏の没後30年にあたり、足跡が紹介され、こちらも興味深い内容でした。内藤さんはフランス留学中に石川啄木や与謝野晶子、北原白秋の和歌を仏訳して、パリの文学サロンで発表していたそうです。昭和女子大学で教鞭を執っていたころは「詩は言葉の音楽」との思いから詩の朗読会を行っていました。星の王子さまのリズム感あふれる名訳は内藤さんの言葉を大事にする心から誕生したのだということがよくわかります。家庭では子煩悩のお父さんだったのでしょうか『初穂集』と長男の名前が付いた記念写真集がありました。

 内藤さんは岸田今日子さんの父である岸田国士とも親交があったので、傘寿のお祝いに今日子さんが所属していた劇団でアフレコしたアニメーション「星の王子さま」なども製作されました。小池朝夫さんや名古屋章さんも声の出演をされていました。今ではみなさん亡くなられてしまいさみしいかぎりです。これは会場内のスクリーンでみることができます。

 愛蔵本をご献上した当時の美智子妃殿下、皇后美智子様とのあたたかいご交流なども紹介されていました。内藤さんの詞に美智子様がメロディーをおつけになったそう。本の題名はリトルプリンスのところ、ひらめきで「星の」とつけたとのこと。ステキなひらめきです。そして日本には心に残る「星の王子さま」が生まれたわけです。これからも読み継がれていってほしいステキなお話です。

千代紙いろいろ 壱

2007-04-27 23:56:22 | ・アート・展覧会
明治・大正・昭和期
千代紙いろいろ 小間紙の世界~のし・短冊など
旧新橋停車場 鉄道歴史展示室

→千代紙<菊花> デザイン絵師は河鍋暁斎
ジョサイア・コンドルさんの師匠ですね。

ワタクシ 美しい千代紙がスキなんです。
名前がみちよだけに・・。
日本橋「はいばら」も谷中の「いせ辰」も好きです。

MAISON des MUSEES de FRANCE

2007-04-27 23:54:07 | ・お気に入り空間・街並み
メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランスは、
フランスの美術館・博物館の紹介を通じて、
その文化・芸術に親しんでいただくことを目的に、
フランス国立美術連合とのパートナーシップにより、
世界で初めて日本に設立されました。

3階ギャラリーにて
★展覧会ポスターで巡るフランスのミュゼ 開催中
ポスターが語りかけるミュゼの新たな魅力


ポスターは絵に文字が入るので、それらが合わさって
さらに美しい魅力を醸しだしている。
シャガールやピカソ、モネ、カミーユ・クローデルなどの展覧会。
本場のフランス・ミュゼの空気感が伝わってきます。
入場無料です。
場所は銀座のアマンド、公詢ビル近く、gggギャラリーのお隣です。