東宮妃の公的な存在としての立場を反映。
★想定生活像→⑴家具配置 御寝室は、東宮側はベッド1台、東宮妃側はベッド2台。
→◎東宮が東宮妃側に「通う」ことを想定。
(2)天井仕上げ→『東宮御所御造営誌』の記事からみる。
「室の配置は、専ら御慣例に鑑み各室の設備連絡を計られたり」
→東宮妃側に親密で家庭的な役割を想定。
◎左右対称の洋風の平面ながら、実際には近世以来の生活形態を踏襲。
東宮妃側のみ空間にメダイヨン含め「つがい」のモチーフ繰り返す・・

★東海大学 小沢朝江先生の講座 2010. 11. 20
「赤坂離宮迎賓館・東宮の住まいの意匠と平面」レジュメよりメモ。