木造だけど雰囲気のある校舎。中庭にプールあり。セーラー服に赤のラインと赤のネクタイ。襟にはギンガムの台襟をしていた。体育で奨励しているのは、コチロンというフランスの宮廷ダンス。
学校で大声で話してはいけない。
登校時の歩き方も姿勢正しく美しく。
お裁縫をするときも姿勢は崩さず。
母が卒業した、島根県立浜田高等学校の前身の島根県立浜田高等女学校の様子です。
母の同級生の方と、時々お電話でお話をするようになりました。当時の様子を克明に覚えていてくださり、とても楽しく興味深い話ばかりしてくださいます。
「しつけの厳しい校風を守っているという誇りで生きていたあの頃。当時の日本の現状を正しく知らされず、いつのまにか戦争に巻き込まれ、でも勝利を信じていたのです。
終戦になり、初めて、日本が愚かな戦争をしたことがわかったとき、やりきれなかった
戦中戦後を生き抜くのは並大抵ではなかったけど、あのとき培われた精神はずっと生きています。そして、あの時の同級生は、ずっと今でも仲良しです」
そして一枚のイラストが送られてきました。
私たちの時は、偉大なる先輩に守られて過ごした高校生活でした。そして今でも、続いているのです。
母とは今は話をすることもできないので、寂しいのですが、同年代の方とお話しすると、母にアドバイスもらっている気持ちになり、幸せです。
父は県立浜田中学でやはり浜田高校の前身です。浜田に帰省したら、同年代の方にお会いして当時の様子を詳しくお聞きしたいと思っています。
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