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フェルナンドビセンテ(Fernando Vicente)モードとアナトミーの美しさ!

2009-07-01 18:28:30 | 絵画

Fernando Vicente フェルナンドビセンテ・スペイン在住のアーティスト


私はフェルナンドビセンテの絵画を見て、デビットリンチの秀作映画「ブルーベルベット」を想い出した。「ブルーベルベット」の冒頭シーン、美しく咲き乱れる花々の下には無数の蟲達が蠢き、その蟲達の働きによって美しい花々が成立しているのだと再認識させられた。やはり、ベセンテの絵画も薄い皮膚の下には、筋肉、血管、骨達の働きによって生かされているのだと感じずにはいられない。

日本画家・松井冬子(Fuyuko Matsui)の絵画がウェットならば、ビセンテの絵はファッション性が色濃くどちらかというとドライな感覚である。やはりお国柄の違いだろうか。しかし、どちらの作品も内包する感性は共通していると思う。

2004年にビセンテの画集が発売されてはいるが、上のアップ画像の画集は発売されていない。是非、発売して欲しいものである。フェルナンドビセンテののブログとホームぺージを貼り付けて置きますので興味のある方は開いて下さい。

 http://fernandovicentevanitas.blogspot.com/search/label/Vanitas

 http://www.fernandovicente.es/


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