メトロギャラリー飯田 Metro Gallery Iida

夢と覚醒の隙間のギャラリー

メトロギャラリー/飯田りんご並木・ライブペイントコンペ作品展・自らの血で描く少女がいた!

2009-06-27 01:11:33 | ライブペインティング

メトロギャラリー(カラオケシティ メトロポリス内)にてアート&ミュージュック ナイト イン APストリート・ライブペインティング作品展が始まりました。去る3月14日飯田市街地活性化の一環として行われたイベント(アーティスト・山本拓也プロデュ―ス)の一部門。制限時間は1時間、9名(8歳~46歳)が優勝賞金・トロフィーをかけて個性をぶつけあい競い合った作品展です。

会期は前半(5名)6月25日~7月17日,後半(4名)7月18日~8月09日

                                METRO GARLLEY

 

                当日会場風景

一人、ゴスロリファッションに身を包む少女は、カナズチと拳でキャンバス板を叩き壊していた。軍手からは血が染み出し、その血を絵具変わりに白地の板に彩色をしていた。時間ぎりぎりには錆びた釘、自らのストッキング、血が固まった軍手を板に打ち付けて終わりとした。当日、このような光景に見慣れていない観客はその様子に亜然としていた・・・彼女はどうも、イベントにおけるテーマ「ラブ&ドリーム」を壊したかったそうだ。社会的既成概念に縛りつけられている私と違い何故か将来が楽しみである。

メトロギャラリーのホームページに掲載致しています。


「パンズラビリンス」私が近年において最も愛すべき映画!

2009-06-24 04:06:05 | 映画・映像

  あの「ヘルボーイ」の監督ギレルモ・デル・トロの前作「パンズラビリンス」はデル・トロの最高傑作です。

アカデミー賞3部門を受賞しながらも、日本公開は一年以上待つこととなったファンタジー映画です。私は待ち切れずにアメリカ版DVDにて鑑賞したところ、映像美、音楽、キャラクター、ストーリーと全てが完璧に構成されていた。また、現実と虚構の世界を行き来する少女オフェリアの心情を、戦争という残忍な試練をからめて巧みに描き出している近年稀にみる優れた映画だった。(metro)

ストーリー・・・スペイン内戦下、独裁者フランコに心酔する残忍な大尉と母が再婚することになり、オフェリアは大尉の駐屯地である山奥へやって来る。途中の山道で奇妙な昆虫と出会ったことをきっかけに、彼女は現実とは思えない体験をすることになる。(amazon)

「パンズラビリンス」のオフィシャルサイトが美しかったので興味のある方は観て下さい。

http://www.panslabyrinth.com/


フランス映画「蛇男」007シリーズ 新ボンドガールの女優 オルガ・キュリレンコ

2009-06-22 03:52:01 | 映画・映像

「ダヴィンチコード」が霞む一級クライムサスペンス映画

本日、友人から借りた「蛇男」をみた。タイトルから想像して観ずに返そうと思っていたのだが、これが意外と面白い映画で最後まで目が離せない超一級クライムサスペンス映画だった。

監督・脚本のエリック・バルビエは英国人作家デッド・ルイの原作を息もつかせぬ程巧みに構成、演出している。また、アメリカ映画には無い映像の質感はやはりヨーロッパ映画ならではのものである。「薬指の標本」主演のオルガ・キュリレンコのエロスさを観るだけでも得した気分になる映画です。

 

 芥川賞作家・小川洋子の原作をディアーヌ・ベルトラン監督が映画化。また、この作品も女性監督ならではの演出、画の質感に優れた映画です。不慮の事故で薬指の先端を失ったことをきっかけに、“永遠に遠ざけたいと思う品々”が持ち込まれる標本室で働き始めた女性と、標本作製士の男の密かで奇妙な恋愛模様を描く。

それにしても「蛇男」とは超B級作品のような日本名タイトル、本当に悲しくなりますね!!


paris matchのミズノマリ「マリアージュ」CD

2009-06-05 22:50:34 | リゾートミュージック

おいしい「歌」をはじめませんか?筒美京平を始め豪華作曲家7人の書き下ろしによる、ラブストーリー集!と銘打たれた、パリスマッチのヴォーカリスト「ミズノマリ」のソロミニアルバムを購入した。パリスマッチを聞き始めてもう10年にもなる。ミズノマリの透明感あふれる声質と独特な歌詞に魅了され、1stアルバムから7stアルバムまで購入してはいるが、4thアルバム以降はやや惰性である。やはり、初期の頃の鋭く尖った詩の感覚は、アルバムが更新される毎にどことなく消えてしまった感が否めない。今回のミニアルバムもありきたりな曲ばかりではあるが、爽快という言葉が敷き詰められた空の下、リゾート地に向けて軽快に走る車の中で鳴らすイージーサウンドとして捉えれば、まんざらではない気がする。

                 

今月、結成10周年として発売する8thアルバム「Passion8」に期待したいところである!!