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夢と覚醒の隙間のギャラリー

松浦範子・写真展 不確かなロープの上を彷徨い、往きかう亡国の民・クルド

2010-06-25 01:38:13 | 写真

『彼らの居場所 国境(くにざかい)に暮らす先住の民「クルド」』がアートハウス(長野県飯田市上郷)にて開催されている。初日は写真家の松浦範子さんが来飯した。世界がもっとも注目している場所、イラン・イラク・シリアなどの国境地帯に単身女性が取材に行っているのが驚きだ。繊細そうで端正な顔立ちからは想像できない音大出身の異色なジャーナリストだ。



 
クルド人の問題は、単一民族と考えられがちなこの日本にも存在する。北海道のアイヌや、沖縄だ。違いは人数が多いか少ないかだけである。

私は半径3キロ四方程の生活圏内で、日本国の日本人であると日常生活において意識はしない。個人的な見解ではあるが、おそらく大多数のクルド人もその土地、その場所でただ単に生まれ育ち、日々の生活に追われ、自分がクルド人で自分には“国が失い”などと意識して生活をしているのではないか思う。それよりもこの先、先進諸国の経済侵食により人や文化がどう変化するのか、アメリカの対イラン政策及び中東政策にクルド民族がどう利用されて行くのか、記録し提示していって貰いたいと思う。

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松浦範子・写真展

『彼らの居場所 国境に暮らす先住の民「クルド」』

日時: 617日(木)~629日(火)

     午前10時~午後10時 *23日は休み<入場無料

場所: アートハウス

     〒395-0004 長野県飯田市上郷黒田1877

 

松浦範子・書籍

 

クルディスタンを訪ねてトルコに暮らす国なき民/左<o:p></o:p>

クルド人のまちイランに暮らす国なき民/右

松浦範子さんのホームページです!

http://www.ac.auone-net.jp/~noriko.m/ 

 

本音のところ、クルド人問題はかけ離れた対岸の火事であり、当たり前のことかと思うが国とか人種よりも私にとっては家族や身の周りの親しい人達が大切である。2010年・6月26日・父が永眠して思うこと。        metro