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夢と覚醒の隙間のギャラリー

Gregory Crewdson・写真家/些細な日常に潜む孤独と不安

2009-07-16 22:31:06 | 写真

グレゴリー・クリュードソン(Gregory Crewdson )/アメリカの画家・エドワード・ホッパーと映画監督・デビット・リンチの世界観

グレゴリー・クリュードソンの写真に触れた時、他のWEB上の記事同様、やはり頭の中には敬愛するホッパーとリンチが浮かんだ。ホッパーは物質文明の成熟がもたらす孤独・疎外感・何気ない不安をいち早く画に表現した画家の一人で、デビットリンチも映像という手法を用いて、日常生活の中に潜む歪みや不安を表現し続け現在に至っている。そしてまた一人写真と言う分野において、静まりかえった人工風景・人と人の隙間に潜む孤独と空虚さ、それらの新しき表現者が1962年生まれのグレゴリー・クリュードソンだ。写真の製作方法は驚くべきもので、映画同様のセットやロケーション、60名余りの映画スタッフが数か月かけて製作するそうです。





ここ10年余り以前にもまして、日本でも(地方においても)多勢の中の孤独や不安が溢れかえっている。これから先、ホッパーやグレゴリー・クリュードソンに共鳴する人々が益々増えることでしょう。                    by  metro



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