「ダーウィン・アワード」

優秀なプロファイラーのマイケル・バロウズ（ジョセフ・ファインズ）は血を見ると失神してしまう
欠点のためにヘマをやらかし警察をクビに。そんなマイケルは、あまりにも愚かな死に方を
した人を称えるインターネットの“ダーウィン賞”にハマっていた。ある時彼は、この賞で
取り上げられているような人たちが保険会社に莫大な損害を与えていると確信、自分の
プロファイリング能力でそのリスクを回避できると保険会社に自分を売り込むのだった。こうして
マイケルは、保険調査員のシリをパートナーに、全米各地のダーウィン賞候補の再調査に
向かうのだったが・・・。


ダーウィン・アワードなる賞が実際にあるなんて、全然知りませんでした。
愚かな死に方をした人に贈られる賞って、一体・・？！(^^;;) と
思いましたが、その賞とこの物語とが直接関係あるわけではなくて
モチーフ的に使われてました。

こんなことで死ぬなんて・・・という摩訶不思議というか
バカらしいというか、そういうブラックで不謹慎な笑いだけを
追求したシーンや、ドキュメント的なものを集めただけかな、と
思ってたんですが、そうでもなくて、ちゃんとストーリー性があって
かなり楽しめました。

物事にはどんなことにも理論があるんだ・・ってところが
マイケル・バロウズの良さでもあり、理屈っぽさでもあるんですが
彼が、次々と”事件”の謎をパートナーとなったシリと一緒に
解いていくところは、笑えたり、そんなバカな～！と思いながらも
ちょっと哲学的なところもあったりして。ちょっと変な映画という
タイプの映画なのかもしれませんが、私は好き＾＾

ちょっといい加減かなというところもあったけど、思いのほか
有名どころの俳優さんがいっぱい出てきて、そこもかなり楽しめました。
クリス・ペンにまつわる”死”はかなり笑えたんですが（可哀想だったけど(^^;;) ）
これが彼の遺作とのことで、やっぱり惜しい人だったよなぁ、と
彼の死がさらに残念だと思われて仕方ありませんでした。
ジュリエット・ルイスも出てたし、ジュリアナ・マーグリーズもご出演でした。
それに、ジョセフ・ファインズのこういった役も珍しいんじゃないかな～。

あと、名前だけは知ってたけど、まともに彼らの曲を聞いた事が
なかったんですが、”メタリカ”もご出演。
なかなかのヘヴィメタルで、遅ればせながら、いいわ～彼ら♪と思いました。

いろいろなおバカさんがでてきましたが、個人的には
世界最速ロケット男のシーン・エピソードが好きでした。
あ、あと、自動操縦（？）の車のエピソードに、自販機のも
ありそうでなさそうで面白かった～＾＾
個人的お気に入り度3.5/5

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