心の栄養♪映画と英語のジョーク

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2008-09-05 | 映画「た」行
バイク便の仕事で生活費を稼ぐ毎日を送っていたオブリー(ジョニー・リー・ミラー)は、ある日
ライバル選手が“アワーレコード”に挑戦することを知り、友人のマルキー(ビリー・ボイド)とともに
記録更新への挑戦を決意。トレーニングのかたわら、いろいろな廃材を自分で組み立てて
最速の自転車作りに励むオブリー。1993年、ついにその独自のスタイルで見事アワーレコードの
記録を更新。しかしそんな彼の活躍を面白く思わない競技連盟幹部の面々は、彼を自転車
競技会から追い出すために理不尽なルールを掲げ始め・・・。


ツール・ド・フランスのようなロードレースが見れるのかな、と思ったら
そうじゃなくて、競技場(?)で走って、最速の記録を更新する・・という
お話でした。「茄子 アンダルシアの夏」のような風景も見れて~・・と
楽しみにしてたんですが、そのあたりはちょっと残念。
でも、イギリス・グラスゴーでの風景が堪能できましたし
その他、イギリス・スコットランドの風景も見れたので、嬉しかったです。

その最速のタイムというのは、1時間ずっと競技場で走り続けて
何キロ走れるか・・というもの。そう、1時間に何キロ=時速何キロですもんね。
1時間ずっとあの速さで走り続ける事がどんなにか大変なことか・・。
でも、そのあたり、今ひとつインパクトに欠けていたかな~・・・。
その競技のことよりも、もっとこの映画では彼の精神的な苦労
小さな時に受けたイジメのトラウマをどうやって克服するか、と言うところが
メインだったような気がしました。

かくもイジメと言うのはのちのちまで人の心を苛み続けるのか・・と
目の当たりにしましたし、それを克服するのは並大抵のことでは
ないんだ、ということを痛感しました。
そのオブリーを支える妻や、周りの人たちが個性的に描かれていたし
なかなか魅力的でした。
オブリーをマネージャーという形で支えた友人マーキー、彼の
思いを理解し、文句1つ言わなかった妻アン(ローラ・フレイザー)、
神父さん(ブライアン・コックス)、みんな彼にとってなくてはならない人でした。

自転車競技連合のお偉いさんたち、彼が記録を出す、勝ち続けることが
どうもお気に召さないようで、次々と彼に無理難題を押し付ける。
彼が勝てないようにルール改正をする・・・。
見ててほんと嫌になっちゃいました。

露骨な嫌がらせに。やっぱり一人の人、一つの国の人が勝つ、というのには
どうしてもあんな風に横槍が入るものなのかな~・・と悲しくなりました。
オリンピックの競技でもそうですよね。なんだかんだ言いつつ、どんどん
ルール改正されていってしまう競技がたくさん。
スポーツと言えども、いろいろな思惑があって、いつも混乱させられるのは
選手なんですよね~。

ちょっとメリハリに欠けてた感がありましたが、実話ベースの
映画として、普通のスポーツものと一風変わった作品だったです。

個人的お気に入り度2.5/5


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2 コメント

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マイナー競技 (せつら)
2008-09-07 10:04:30
メルさんこんにちはTBコメントありがとう

自転車競技は日本ではマイナー競技でイギリスではメジャー
競技ですから日本人受けはしにくいかもしれないですよね
でも彼の競技人生は素晴らしいと思う、スピードにこだわり
タイムにこだわる彼の信念情熱はいじめのトラウマに負け
そうになるけど、どんなことがあっても旦那を見守り支える
奥さんと友人たちのおかげで打ち勝つことができました
今の自転車競技用の自転車の形を完成させた功績も大きいですよね
各スポーツの連盟は公平でなければならないはずなのに
地元が活用に勝ちすぎる国を落とし込むようなルール改正は
かえってマイナスだよね
返信する
せつらさんへ♪ (メル)
2008-09-08 07:17:11
自転車競技は本当にヨーロッパではメジャーですよね。
でも、やっぱり特にロードレースの方がメジャーの
ようで、スペインの友達もロードレースがある時は
必ずテレビで見てる、と言っていました。
自転車&サッカー、そしてバスケあたりがとてもメジャーだとか。
日本ではかろうじてサッカーがメジャーになりましたが、バスケも自転車競技もなかなかメジャーにならないですよね~・・。
自転車競技といえば、もう競輪しか思い浮かばなかったりするし(^^;;)

そうそう、この映画の彼の場合、イジメのトラウマが
ありながらも、自分の精神力も強かったと思いますが、やはり周りの人たちに支えられて・・ですよね。
本当にいい人たちが彼を支えてましたもんね。

それとルール改正ですよね~。
ほんとに、同じ国、同じ人が勝ち続けると
絶対にその国、その人に不利な条件を入れた
ルール改正をするんですよね~。
どの競技もそうなんだ・・と、なんだかガッカリしました。

でも、映画的には、新鮮だったし、目新しいことを
見知りできたし、なかなか面白かったです♪
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