京都わおー

2017-06-02 23:18:12 | 旅行
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「もう歳だし旅行もしないだろう」
と思って父の旅行用洗面道具入れを捨てたのは私です。うふ。
今回はジップロックに入れさせました…すいません。

珍道中っぽい箇所も多々ありましたがなんとか無事。

この日はゆっくり、
まずは山科の毘沙門堂へ。

紅葉と桜が有名だそうで、時期には結構混むそうです。
京都となりの山科駅から北上、
山の中腹にあるので登りはきつそう~~

なんだけど車で裏の駐車場まで行けるというね。
システムです。



しだれ桜。大きいです!
ホント桜の季節に来てみたい。




ここに行くまでに疎水があったり、昔は別荘地帯だったという住宅地があったりしてとてもいい雰囲気でした。
余裕があったらもっと歩いてみたかったな。

一般的な京都の名所情報を求めていてもなかなか知ることはないお寺だと思いますが、
お堂の中にある天井の画や襖絵などがずいぶん貴重なものらしく、
しかも一度も火を出していないとかですべてレプリカなどではなく、
当時のもののままなんだそうです。
内部に入るには500円かかりますが、
お寺のお坊さん(たぶん)がわかりやすく面白く説明してくれます。
天井の龍の眼を見たまま歩くと向きが変わって見える、でもずっと目が合う、
襖絵の机の形が変になったり、
などなど絵画の技法に仕掛けがあり、
「現代でいうとトリックアート」的なものがいくつもあって面白い。

本堂だったかな?の床が朱の漆が塗られた板張りで、
すごく贅沢。
お金が潤沢な徳川家のフォローがあって出来たことだとか。

前の日に「絶対さわるな」的な厳しさの中で迎賓館を歩いた後なので、
ピカピカじゃないけれど年月を経た本物をすぐそばでたっぷり見られるのが

別にどっちがいいとか悪いとかじゃないけど、

でもいいなと思いました。建物が今も生きてて愛されてる、っていうのかな。

本堂の天井はきらびやかだったらしいのに、今は真っ黒で絵が見えないのは、
今でも毎日お堂の中で護摩を焚いているから、だそうで、
長年のすすがついているんですって。

お昼を向こうのお家でいただき、
夕方の新幹線で帰って来ました。
自分一人ならもっと詰め込めるけど、
両親と一緒ではそういう訳にもいかず、でしたが、
充分楽しくおいしく、思い出深い旅が出来ました。