エブリバディ大胆

私はよく思うのです。
今はあって当たり前のビニールとかプラスチック。
でもそういうものがなかった頃って、
例えば魚なんか買ったときどうしていたんでしょう？

うちは両親の歳が歳なゆえ、
そういう時は親に聞け、です。

母曰く、
「魚は経木(木を薄く削った、昔の駅弁の底部分みたいなあれ)に入れてたわねぇ。
それで新聞紙にくるめばだいたい大丈夫」
で、買い物かごに入れる、と。
「でもかごからぼたぼた水が垂れてる人もいたわねぇ」
おいおい！

昔は御用聞きが多く、
肉も魚も届けてくれることも多かったそうな。

父曰く、
「うちに来る肉屋の御用聞きの親父はいつも酔っぱらっていて、
家の庭が斜面になっていたからよく転げていた」
えええ？

また母曰く、
「うちに来てた魚屋さんは、『ちょっと眠らせてください』って言って、
台所の段になったとこに腰かけてひと眠りしてたわよ」
すばらしー。

そういえば終戦後、まだもののない頃の話だったと思いますが、
ご飯を表で炊いていたんだそうです。(たぶん薪だから)
で、おかずのしたくが出来たのでご飯をよそおうとして出てみたら、
釜ごとご飯が盗まれていたことがあったとか。

なんていうか、なんでもが大胆！
熱く、熱くはなかったのか！？

ビニールがなかったら、とか、
小さいことを気にしていた自分がイヤになりました。

朝起きたら

雪だ！

バンド解散

ゴールデンボンバーを知るまでしばらく音楽を聴いていなかったから、
チャートに並ぶ曲を見ても一つもわからないこととかあったのだけれど、
おかげさまで最近は様々な曲、バンド、ミュージシャンを知ることが出来るようになりました。

特にビジュアル系なんて全然知らなかったし、
いやむしろ

「男が化粧するなんて！」

と思っていたのに、
今や目の上が真っ黒なお兄さんたちに夢中な毎日でございます。

とはいえビジュアル系が好き、というわけでもない。
ただ、自然と名前やなんかを知るようになった。
そのうちのひとつ『ViViD』というバンドが4月の解散を発表したそうで、
ネットでニュースになってました。

正直ね、知っていたのはバンドの名前くらいなのですが、
「解散」て聞くと色々思うことはあります。
自分が好きだったバンドが解散したときのことを思い出すと、
「いやまさかそんな！寝耳に水！！」
って感じのことはなかったと思う。
今より全然情報量の少ない時代だったけど、
出る曲やアルバム聴いたり、ライブ行ったりしてれば、
なんとなく「あれ？最近方向性が？？」とか
勢いがなくなっているような…とか、
肌で感じるのですよね。

なんだろ、恋人との別れが近いときに似た雰囲気とでもいいましょうか！？
だから解散を聞いても、とてもショックではあるけれど「何故今？？？？」とは
ならなかった気がする。

よく鬼龍院さんがブログとかで、
「バンドが続いて行くこと自体が奇跡に近い」
というようなことを書いています。
高校の頃うまく続かなかった経験から、
バンドが長く続くには？ということに腐心している彼は、
どういうときに解散するのか研究したそう。
まぁ、音楽性の違いとかではなく、だいたいメンバーの不仲であろうと。
そうだろうよねー。
で、バンドに勢いがあって、ある程度大きくなっていれば辞める人はいないとも。
小さなライブハウスで動員10人とか、というのを何年も続けてはいけない。
そんな状態だったら誰か抜けるのは必至だって。

『ViViD』の解散の内情は知る由もないし、
もとよりそれを云々するつもりもない。
ただ、バンドが今ある、ってことはありがたいことなんだなぁといつも思う。
でも人間だから、いつどうなるかは全然わからない。

なので見られる今はなるべくたくさん、
触れていたいなと思うようになりました。

っていうかこれってバンドに限らない話ですよね。
歳取ると「会おうと思ってたら亡くなっちゃった」とかリアルにありますからね。
いやほんと。
それはそれで流れなんだろうけど。


あ。
そういえばまたフレンドリー銀行からメールが来てました。
「こんにちは！」始まりは同じ。
でもえらく文面が短くなってたな。
あせらす作戦なのか？

干せる幸せ

冬の晴れた日に、
洗濯物や布団を干すといつも思い出します。

専門学校の頃病院でバイトしていたとき。
小児の病棟だったので付き添いのお母さんたちがいました。
病室の窓から隣の大学の寮が見え、
冬のある日、ベランダに布団が干されているのを北陸の人が、

「東京はいいねー、冬でも布団が干せて」
としみじみ言ってたのを。
その日の空の青さまでセットで覚えています。

北陸のどこだったかは忘れましたが、そもそも晴れる日が少なく、
とても考えられないそうです。

「じゃ、どうするんですか？!」
「布団乾燥機だね～」

ですよね…。

日本て意外に広いし、
私はまだまだ何も知らないと感じた出来事でした。

バンドやろうぜ

「忘れらんねえよ」という決して忘れらんねぇ名前のバンドの、
『バンドやろうぜ』という歌が大好きなのですが、

出だし、

音楽だけじゃ食べていけないから
今夜もバイトのまかない食べている


という歌詞なんです。

うわーこれすごくわかる！
と思って。


でも、もし私がずっと会社員のままだったら、
これ、わからなかったのかもな？肌では。

そのバイトをしていた時の仲間とお正月に会ったのですが、
ひとりだけこれがわかりそうな人がいましたね。


二番は

あいつのバンドがMステに出てるから
今夜もテレビをつけられないでいる



と続きます。
バンドはやったことないけど、
このむずむずする気持ちは、必要だったりもするのかなぁ。
普通この歳ではもう、持たないもんなのかな。