†ザ・ビジュアル系っぽい金爆†/VJS 幕張メッセ 2016.10.16 ②

2016-10-18 21:05:02 | 音楽
どんなバンド、アーティストでどんなカテゴリーだろうと、全員から好かれる、という訳はなくて、
でもあまりにも筋の通った異端者だとそのうちみんなになんとなく愛されて認められる、っていうことはある。

ゴールデンボンバーってまさにそうだと思う。

それでもお茶の間に浸透し過ぎたので、ヴィジュアル系って括りに入れたくない…って感じる人の気持ちはよーくわかる。

そういう葛藤を全部吹き飛ばしたステージだったと思います。

16:10〜
【ゴールデンボンバー】
XのYOSHIKIが発起人で最初の出演者発表はLUNA SEA、GLAY、ゴールデンボンバー。
最終的に出演者が56組というV系フェスで、何やるんだろう???とワクワクせざるを得ません!
友だちとも、「欲望の歌のあの衣装で…!」などと予想願望しまくり楽しみにして来ました。
MUCCが終わりまた人が動き、何処だかよくわからないけど下手のそこそこ前の方に流れ着いた私。
この後の大御所に備えて前の方に居たいカップルの男の方が、圧縮と金爆ファンまみれなのに不安と不満を抱いたらしく、一旦下がりたいのだけど出る勇気もない様でずっと「最悪だよ…」「出るなら今だよ」「全然どうなってるかわかんねえよ」「すいませんって通らしてもらえばいいんじゃん?」「最悪だよ…」「出るなら今だよ?」って会話延々繰り返してたのがツボだった。彼女辛抱強い。

最新曲の「水商売をやめてくれないか」のジャケ写がスクリーンに大写しになり、
と思わせといての「紅」。
メンバーみんな完璧なXコスにて登場!
途端に「もう前に押さないで〜〜」って言ってたはずの客がどわー!!
と前になだれ込んだから、人ってまだまだキャパあるんだな!と変なとこで感心しました。
金爆のライブでこれまでて最高に揉みくちゃになった、モッシュを起こしたくて暴れてるんじゃなくって、完全にただみんな興奮してるだけ。

あと、鬼龍院さんの歌が凄かった。
あんな高い声の曲、キレイに歌い切って、迫力もあって、そりゃみんな何も言えないよ。

あちこちのアウェーでのフェスで盛り上げて来たから心配はなかったけど、
でも本家だからこその風当たりの強さもあったりして…なんて思いもあった、でも一発で掴んじゃった。。やっぱりすごい、敵に回したくない男だ鬼龍院翔。
怒涛の一曲目を終えていつもの低姿勢に戻りつつ「Xさんのコス、怒られないかな」とビビっても見せる。
そこまでやったらもう誰も何も言わないむしろ尊敬でしょ。
ちなみに鬼龍院さんはToshI、喜矢武さんがPATAさん、淳くんはTAIJI、研二がYOSHIKI(但し白塗り)で、
衣装は前にコスした氣志團さまにお借りしたそうです。(ゆえに鬼龍院さんと喜矢武さんはややダブダブ!)


それからうまい棒で出来たギターをかじったりそのクズをスタッフさんが掃いたり研二のヅラがとれたり欲望の歌のVをスクリーンで流しながら歌ったり女々しくての最後でYOSHIKIが出て来てドラム叩いたり

その時も客席爆発してました当然、

と、大変なステージでした。
スニーカーの靴ひも解けたもんね。

朝イチのぞんびに増して全身汗だくでなんとかその場から出る。
「紅」
「抱きしめてシュヴァルツ」
「欲望の歌」
「†ザ・V系っぽい曲†」
「女々しくて」
毎回思う、ゴールデンボンバーのファンでよかったです。

ちなみに!
スタンバイがネタの仕込みとiPodだけなので絶対開始が押さない金爆なのに、
なんとこの日は数分遅れました。
それは「YOSHIKIさん待ち」だったらしいとか…納得。

16:55~
【cali≠gari】
なんかヤバそうなバンド、というイメージしかなかったカリガリ。
ずっと名前だけは聞いていましたが全然実態を知りません。
だけどここもよかったな、雰囲気がとてもシュールで唯一無二。
Vo.さんの衣装、黒いズボンの裾が短くて白いフリル?がついてるから、
暗めのステージで動くととても目立つ。
マイケルジャクソンが必ず白い靴下を履いていたのは、ダンスで動きを際立たせるためだったと聞いたことがありますが、それを思い出しました。
Gt.の人がまた独特だった、ダンスしたり多才、狂気を感じるパフォーマンス。

どうやら結成から長いみたいだけど、こういうあやしい感じのバンドって昔けっこうありましたよね…
宝島とかまだ売ってた頃…懐かしい。

この辺で余りの疲れにへこたれ、
とりあえず次のLUNA SEAをちょっと見て座る。
喉が渇いたんで飲んだのが酎ハイだったのが災いして、
眠くて死にそう。
半分目を閉じながら次の己龍を耳にし、場所はXに備えステージ大の方にシフト。
周りに習って座り込んで待つ。

パトラッシュ…僕は眠ってしまいそうだよ…なかなか始まらないんだ…、、、

続く。