右サイド劇場

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「Mの悲劇」

2010年02月03日 | ミドルリーグ
※ネット上での「サイドバックのここが嫌だ」を一部前田仕様にしています。

天性のポジショニングと卓越したゴール嗅覚で、
ここぞという時に皆の記憶に残るゴールを奪ってきたシャドーストライカー前田だが、
最近ではその相手に見えないステルス機能も低下し、さらには朝井監督との確執でここ数年、
サイドバックに甘んじている。
そんな前田が、ひっそりと口を開いた…

記者:数年前は「なぜそこに~(いる)!?」とゴールを量産し、
シャドーストライカーとしての地位を確立していた前田選手ですが、
ここ数年は、SBにポジションを下げ「なぜそこに~(パス)!?」と、
プレーに大きな変化が見られるようになりましたが…(笑)
やはり、年齢から来るおと…

前田:決して「衰え」ではないっ!
俺自身、今のポジションでは才能を発揮することが出来ない。それは俺自身が一番分かっている。
適正だけの問題だ!
サイドバックと言うポジション、
Sな太田、安藤、桑原に囲まれた生粋のMポジション。
自由なSTとは違って、そんなSBのこんなところが俺は…俺は嫌なんだ…


MF太田がプレスかけてないのに、「ラインあげろ」と言うCB安藤、ほら、ドフリーの相手がスルーパス、斜めから走り込む俊足FWと競争しなきゃいけない、それがSBの俺。

逆サイド深くから攻撃されると、相手の逃げる動きにマークをはずすボールウォッチャーの安藤、
あわてて中にしぼって、長身FWと競り合わなきゃいけない、それがSB。

攻撃大好きな太田、さらにぽっかり空いた中盤に飛び出して行く安藤、いつのまにか自分がCB、それがSB。

失点するとGK桑原から「しっかりマークしろ!」だの「CBの位置を意識しろ!」だの
SBのせいになる、それがSB。

プレスがきつく無責任なパスを俺にする安藤、パスをもらいに顔を出してくれない太田、
しょうがなく前線に蹴りだすと、「マイボールを大切にしろ」と言われる。
しょうがなくバックパスすると「プレーが消極的」と言われる。
しょうがなくドリブルすると、「自陣でリスキーなことするな」と言われる。
しょうがなく相手の足を狙ってスローインにすると、何も言われない。
動いてくれない自称オナドラの松本に狙いを定め、いつもよりちょっと強めにスローイン、それがSB。

「これからはSBの攻撃参加がポイントだ♪」と、いつになくご機嫌な松本、
ダッシュでオーバーラップするも、松本が華麗なオナニードリブルからの宇宙開発、
オナドラ野郎の得意満面な表情を横目に、何も言わずにそそくさと戻る、それがSB。

たまにボールが来て自慢の高速クロスを入れるも、GKとDFの間に飛び込んでくれない松本、
しばしばカウンターを食らい全速力で戻るも、安藤に「戻るのおせぇよ」と言われる、それがSB。

真夏の試合の往復運動で後半途中に足が攣る。が、誰も助けてくれず自分で伸ばす、それがSB。

SBを生かすも殺すもセンタープレーヤー次第。ちびっ子から大人まで、SBの悩みは万国共通。
そんな誰でもできる孤独なポジション、それがSB。


記者:かなり、Mっ気タップリのお話をして頂きましたが、
前田選手はMなのでピッタリのポジションなのでは?

前田:俺は…ソフトMなんだ。
吉松総監督とは違って、適度なSに俺は快感を覚えるのだ。
SBと言うポジションはあまりにもハードなポジションだ。
まさに「Mの悲劇」だ。

記者:…前田とMをかけたんですね。

前田:イヒ♪

記者:薬師丸ひろ子の真似をされても…

前田:ま、今年は見ていてくれ!
なんとしても復活して、FWのポジションを奪って見せるよ!

記者:頑張ってください!
コメント
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