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みち草・・・・神経系

2013-03-16 09:00:00 | colloidナノ
神経細胞に含まれる物質、神経細胞の細胞化学

ニッスル物質  

19世紀の終わりまでに、神経細胞に含まれる物質は細胞の相互の連結とともに精力的に研究されていた。

細胞質の他の部分よりも強く色素で染まる好染色性の顆粒は、1874年に、ルドルフ・アルントによって記述された。
しかし、これらの神経細胞の細胞質内の特徴的な好染色性の領域が、塩基性色素で特異的に染色されることを最初に示したのは、1890年のフランツ・ニッスルによる研究であった。

このようにして染色される物質は、通常、ニッスルの好染色性物質、または虎斑物質と呼ばれている。
この後のほうの名称は、固定された細胞で観察される、この物質の卵形または紡錘形の顆粒の、縞状の配列を記述するためにつけられた。

ニッスル物質は、細胞体と樹状突起の中にみられるが、軸索の中には存在しない。
塩基性色素のメチレン・ブルー、トルイジン・ブルー、およびピロリンで強く染色される。


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