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あるケミスト② 

2010-10-06 06:58:38 | colloidナノ
パラケルスス著“癒瘡木について”を出版したパイプスは、パラケルススに予言書を書かせた。

  
 大宇宙と小宇宙のアナロジーにより、人間身体は天球と密接に結びついている。

 中期の主著「パラグラーヌム」では、人間の中には太陽、月、土星、火星、木星、金星、あらゆる星座、十二宮などがあり、医師はそれぞれの関係を知らなければならないとされた。

 晩年の『フィロソフィア・サガグス』で論じられる占星術でもまた、大宇宙と人間身体との関係に焦点が定められていた。

 しかしその一方で社会に人間同士の交錯があるように、天空においても星辰の交錯があることを彼は説く。人間の行動には何らかしらの意図があるように、星辰にも天空から課せられた任務がある。

 パラケルススによると、地上で起こることはすでに天上界においてその段取りが仕組まれている。だから、天上界で活躍する星星や天体の動きに意味を見い出すことが、彼の予言の基盤となっていた。

 宗教改革がもたらす政治社会的な不安定さやこの時代の終末論的な風潮の影響もあり、パラケルススにとっても世界は最後の審判に近づきつつあった。
小氷期の小春は、長くは続かなかったのだ。


 英紙「デイリーメール」が伝えたところによると、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の重要メンバーであるドイツ・キール大学ライプニッツ研究所は、太平洋および大西洋の水温自然循環の分析により、「地球ミニ氷河期説」を発表したという。「地球ミニ氷河期説」


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