1867年の論文。
勿論それは漱石の事ではないが彼との関係も直近の研究課題であるところのチャールズ・サンダース・パース論文である。
それを仮に「膠識」と名づけておこう。
これは今尚たんなる仮説扱いでしかないのであるから、漱石ならば「断片」として書き捨てられていたかも知れぬ。
企画とは悪巧みと喝破したのは坊主であったが、ならば仮説もまた悪巧みであろう。
ところで「夢十夜」でもないがわれわれの意識は切れ目もなく流れているのであろうか、あのロンドンの漱石でもあるかのように落ちぶれていくのは「俺!」かもと想って目を覚ますが、そうではなくてチャールズ・サンダース・パース1839年9月10日 - 1914年4月19日その人の意識が拡散しての突飛な現象であるらしいと受け止め直した。
「サンダース パースの生涯」は今でこそ公開されているから垣間見れるとも言えるけれども、それは研究されるその緒についた程度のことであると言って良い。
とは言えども漱石などの意識にのぼらなかったとは勿論言えない。
その謎めいた「記号論」などがそれである。
佐藤深雪「夏目漱石とプラグマティズム 集合的Fとは何か」などが企画されているのだから。
水面の「花」
つかれて目を逸らしてみたらドブ川の様な、無い様な膠景に気がついた。
それからしばらく行くと美しい紫、それは花ではあるが何処から何処へと流れを遡ている。
山頭火もお遍路も通ったであろう川筋に大きなその紫の花が咲いていた。

簡単なお接待として「ジャカランダ」の資料等が目に止まった。
その栽培に取り組んだのは2009年頃の事であるらしい。その詳細を極める報告書はナチュラリストを彷彿とさせるものがある。
しかしそれは間違っていた。
頂いた本をパラパラめくってみれば、来年には米寿を迎えられるけれどもかくしゃくとしておられ、今年は護国神社のお勤めとして、シベリアへの墓参を計画しておられるとも聞くし,建設などの実業家でもあられたけれどもそれを本業とは言えぬのかも知れぬ。
それゆえに、あのドームは無上の楽しみなのだと、その時に気がついた。
まんだら人生講話を拾い読みしていて感じ入ったのは、現役を退かれた今、「伊予のミニ四国」と言う企画に取り組んでおられる事である。
「小さな島の路傍にある石仏を結んだ八八ヶ所、山間を縫うようにして出来ているミニ四国。参拝者も少なくもはや忘れ去れれようとしているミニ四国等など。そこにはその地で土着し、密着して生活した先祖たちの息吹が漂っています。砥部四国、興居島四国、風早四国等など順次巡っていますが、愛媛一円のミニ四国をめぐるにはまだまだ時がかかるようです。」

ジャカランダ水面の花や遍路みち 膠一
勿論それは漱石の事ではないが彼との関係も直近の研究課題であるところのチャールズ・サンダース・パース論文である。
それを仮に「膠識」と名づけておこう。
これは今尚たんなる仮説扱いでしかないのであるから、漱石ならば「断片」として書き捨てられていたかも知れぬ。
企画とは悪巧みと喝破したのは坊主であったが、ならば仮説もまた悪巧みであろう。
ところで「夢十夜」でもないがわれわれの意識は切れ目もなく流れているのであろうか、あのロンドンの漱石でもあるかのように落ちぶれていくのは「俺!」かもと想って目を覚ますが、そうではなくてチャールズ・サンダース・パース1839年9月10日 - 1914年4月19日その人の意識が拡散しての突飛な現象であるらしいと受け止め直した。
「サンダース パースの生涯」は今でこそ公開されているから垣間見れるとも言えるけれども、それは研究されるその緒についた程度のことであると言って良い。
とは言えども漱石などの意識にのぼらなかったとは勿論言えない。
その謎めいた「記号論」などがそれである。
佐藤深雪「夏目漱石とプラグマティズム 集合的Fとは何か」などが企画されているのだから。

つかれて目を逸らしてみたらドブ川の様な、無い様な膠景に気がついた。
それからしばらく行くと美しい紫、それは花ではあるが何処から何処へと流れを遡ている。
山頭火もお遍路も通ったであろう川筋に大きなその紫の花が咲いていた。

簡単なお接待として「ジャカランダ」の資料等が目に止まった。
その栽培に取り組んだのは2009年頃の事であるらしい。その詳細を極める報告書はナチュラリストを彷彿とさせるものがある。
しかしそれは間違っていた。
頂いた本をパラパラめくってみれば、来年には米寿を迎えられるけれどもかくしゃくとしておられ、今年は護国神社のお勤めとして、シベリアへの墓参を計画しておられるとも聞くし,建設などの実業家でもあられたけれどもそれを本業とは言えぬのかも知れぬ。
それゆえに、あのドームは無上の楽しみなのだと、その時に気がついた。
まんだら人生講話を拾い読みしていて感じ入ったのは、現役を退かれた今、「伊予のミニ四国」と言う企画に取り組んでおられる事である。
「小さな島の路傍にある石仏を結んだ八八ヶ所、山間を縫うようにして出来ているミニ四国。参拝者も少なくもはや忘れ去れれようとしているミニ四国等など。そこにはその地で土着し、密着して生活した先祖たちの息吹が漂っています。砥部四国、興居島四国、風早四国等など順次巡っていますが、愛媛一円のミニ四国をめぐるにはまだまだ時がかかるようです。」

ジャカランダ水面の花や遍路みち 膠一