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みち草・・・・神経系

2013-03-30 09:00:00 | colloidナノ
興奮性物質と抑制性物質
シナプス伝達物質


これらの物質の作用は、今世紀になってから、T.R.エリオット、O.ローウェイ,H.デール、J.C.エックルズその他の人たちによって発見された。
これらの特異的な物質は、シナプスの場所で放出され、そこで別のニューロンを興奮させたり抑制したりする。

これらの同一の物質は、また、いろいろな器官内の軸索の末端でも放出され、そこでも、これらの物質は、ニューロンから他の型の細胞への活性化や阻害作用を伝達する役を果たしている。

これらの伝達物質transmitterには、アセチルコリン、アドレナリンとノルアドレナリンが含まれている。
最近の研究は、これも大脳に存在している5-ヒドロキシトリブタミンも、神経組織に特異的な作用のある、この一群のホルモンに属していると示唆している。

体内で合成された物質が、このようにニューロンの正常な機能に関して、この細胞にきわめて特異的な作用を及ぼすことができる。また、これらの物質はニューロンの異常作用malfunctionをひこ起こし、神経症の原因となることがある。

1952年に、オズモンドとスマイシーズは、メスカリンという薬剤が、精神分裂病に似た中毒を起こすことがあることを示した。
オズモンドとその協同研究者は、また、アドレナリンから酸化反応によってつくられるキノンのアドレノクロムが、メスカリンによって起こるものによく似た幻覚をひき起こすことを見出した。

体内での異常な代謝からの逸脱によって体内で合成される、自然に存在する「幻覚原因物質hallucinogen」かもしれないという考えを提示している。

したがって、精神病が有害な産物の蓄積をともなう代謝上の欠陥によって決定されているという可能性は、これまで謎に包まれていた心の異常への研究にとって、挑発的な道標となったのである。

この考えは最初、トウデエイクムによって明確にとらえられたものである。



余滴
愛情ホルモンには、よく知られたドーパミン、エンドルフィン、アドレナリン、ノンアドレナリン、テストテロンなどが知られていますが、幸せ!ホルモンとも言われるセロトニンとかオキシトシンも忘れられませんね!!


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