つくるかい&Yanzu Diary

お絵描き、陶芸、アイシングビスケット。
小さな幸せと自宅教室つくるかいのお知らせです。

お別れと思い出

2019-06-18 12:47:58 | 日記

大正から4つの時代を長生きした
95歳の祖母と雨の週末にお別れしてきた。
今頃天国の祖父と会っている頃だろう。

祖父の時同様、葬儀前に白木の棺にみんなで絵を描く。今回はピアノの鍵盤をカラフルに。

生前からリクエストがあったので、モーツァルトのレクイエムを流し譜面もいれた。
ついでに今回話をして、父や母の時は何の曲が良いかリサーチ済み。


祖母の遺品には美しい字で童謡の歌詞をたくさん書き留めたものがあり、
それは本当は声楽がやりたかった
実の母へ宛てて贈ったものだったらしい。
祖母は絵描きの父と歌好きな母に生まれ、
音大に進みピアノを弾きながら過ごす生活。

私も最初はピアノをこの祖母から教わり、
ひ孫にあたる私の娘にはよく歌の本をプレゼントしてくれた。

音源なしの譜面と歌詞なものだから、
寝る前に私が読み聞かせならぬ、歌うたいを毎晩して、
それが毎晩なので娘も一冊分完コピ。

バスの中でベビーカーの中で
自ら童謡を上手に歌うものだから
よく乗り合わせたばあちゃんから拍手を頂いていた。
今思えば、娘がピアノに向かう始まりは
もしかしたらここからだったのかもしれない。

どうぞ安らかに。