上里町議会議員 納谷克俊 『変革のチャレンジャ-』活動日誌

50歳、町議会議員が上里町の情勢や、関連団体、所属団体の活動内容を報告します!

本庄上里学校給食センター

2007-10-14 19:16:02 | 給食センター・給食議会
上里町と本庄市(旧本庄市域内)は共同で小中学校の給食を調理しています。
三田久保原線(二本松通り)のパチンコダイエーの東隣に現在のセンター(写真)はあります。
現センターの竣工は昭和42年と大変老朽化しており、新センターの建設が計画されました。しかし、現在の建設計画を進める中でいくつかの問題が発生しています。
以下は、本年9月上里町議会定例会における私の一般質問の抜粋です。

本庄上里学校給食センターについては、現行センターが昭和42年12月の竣工で築40年が経過し、建物及び設備の老朽化から建替えの計画が持ち上がりました。その過程では、現行通りの1センター方式、2センター方式、町単独のセンター、自校調理方式などさまざまな議論が繰り広げられ、現在進行している一部事務組合によるセンター方式に決定したわけでございます。
昨年の4月から5月にかけてプロポーザル方式によって基本設計業務委託者を募集し、応募した12社の中から㈱相和技術研究所を選定し、建設予定地は本庄市小島南の福祉会館跡地として基本設計、実施設計をおこなってきました。
この間、建設予定地においては地元説明会を開催し、敷地や建築物の計画、周辺整備についてなど地元のご理解をいただいたとの説明でした。
しかしながら、この建設予定地については都市計画法第8条に定める第1種低層住居専用地域であり建築基準法第48条によって給食センターの建設が出来ない地域でありました。
そこで建築基準法第48条の但し書き、例外規定を適用して利害関係を有する者の出頭を求め、公開による意見聴取を行い、建築審査会の同意を得て建築をしようと考えたわけですが、公聴会終了後に建設反対の署名が提出されました。反対の主な理由は福祉会館跡地が最適地ではない、例えば他に本庄東中の建替え予定地であるとか上里町の下水終末処理場建設予定地跡などのほうが良いのではないかということと、建設予定地に廃棄物が埋められているとうい内容だと伺っております。
そうしたことから5月17日に行われた県の建築審査会では継続審査となり、7月5日に行われた建築審査会において立地の妥当性、センター建設の緊急性などが考慮され、全会一致で同意されました。
その間の6月20日に建築基準法の改正があり、建築確認申請に要する期日が大幅に長くなりました。建築審査会の同意がスムースに得られなかったために、改正建築基準法が適用されることになり、当初予定されていた工程表の通りには進まず、7月着工の予定が11月着工にずれ込む見込みのようであります。
そうなりますと当然、20年6月の完成も遅れることは必至で、完成は早くても20年9月若しくは10月になるようであります。当初は夏休み期間中に新センターの開設準備を行い、9月から全面稼動の予定でしたが現在では20年の夏休み期間中に一部を新センターに移し、順次冬休み、春休みに移動を行い21年4月に全面稼動になると伺っております。
前置きが長くなりましたがそこで質問をさせていただきます。一括の移転から3回に分けての移転となることによって当初の見積よりどの位上里町の財政負担が増えるのでしょうか。新旧センターを並列稼動させることによって増えるであろう経費、人員増、移転いわゆる引越しの費用の増、既存センターの稼動延長による維持管理費、建設室の人件費等々、試算は出来ているのでしょうか。また、建設室、本庄市及び上里町の財政担当者の間での協議はどの様になっているのでしょうか。
ちょうど昨日5日に新センター建設工事のダイレクト型一般競争入札の公告があったようであります。それによりますと設計金額は建築工事6億2475万円、電気設備工事1億9215万円、給排水衛生機械設備工事10億1325万円であわせて18億3015万円にもなります。さらに外構工事なども加わると20億円近い工事になるわけで、上里町負担が約37%とすると7億円強の財政負担となるわけです。そこに更なる負担が発生するとなると容易に認めるわけにはいきません。
過日、給食組合議会において建設工事が遅れることによっての建設費の減額補正がおこなわれました。入札がおこなわれる前で落札価格もわからない状況での減額補正でありまた、財源内訳も国庫補助金、起債でありました。本来であるならば一部事務組合に対する負担金の額も変わってくるのではないかと思います。給食議会で質問すべき内容だといわれるかも知れませんが上里町、本庄市、給食組合の間の意思疎通に不安を感じるので給食組合副管理者でもある関根町長の答弁をお願い致します。
上里町はお金だけ出して口は出すななどという考えが本庄市にあるとは思いませんが上里町としての主張をしっかりとしていただきたいと思います。

大変長くなってしまい申し訳ございません。
そして先週の12日金曜日に新センター建設にかかる入札の開札がおこなわれました。
結果は給食センターのホームページを参照してください。
http://kyuushoku.jp/nyuusatu/kekka.html

建築本体の入札は不調だったようです。
私の建築屋としての推測では、設計段階における建築工事の積算が甘かったのではないかと思われます。おそらくこの工事の内容からすると工事原価は7億円位になるのではないでしょうか。
で、なにが言いたいのかというと、入札が不調に終わったことによってまた工事着工が遅れてしまうということが懸念されます。工事請負金額が大きいためにこの案件は業者との仮契約の後、本庄上里学校給食議会において議会議決されなければなりません。
当初、10月下旬に議会の開催が予定されていましたが予定通りにいくか現在のところわかりません。もし遅れるようなことがあればまた余計な支出が・・・

申し遅れましたが 私 納谷克俊 は現在、本庄上里学校給食組合議員も兼務しております。

新しい情報が入りましたらまたお知らせいたします。

長文にお付き合いいただきましてありがとうございます。

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