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東日本大震災による福島第一原発の事故によって上里町の水道水は大丈夫なのかという問合せを複数いただいております。
結論からいうと上里町の水道水は安全です。
上里町の水道水について以下にまとまてみました。
上里町の配水計画は日量約11,000㎥であり、その内約2,000㎥が県営浄水場から送られてくる(県水)となっており、他は地下水(深井戸であり、降雨による水位の変化はありません。)を使用しています。
県水は利根川から取水され、行田浄水場から江南中継ポンプ所を経由して上里町をはじめとする近隣市町に配水されています。3月25日における行田浄水場の放射性ヨウ素 ヨウ素131は39ベクレル(国の指標を大きく下回っています)、放射性セシウム セシウム134・セシウム137は共に検出されていません。
上里町では浄水場が金久保地内の上里町浄水場と五明地内の第二浄水場の2箇所があり、県水は第二浄水場で受け入れております。町全体の配水割合は上里町浄水場が7割強、第二浄水場が3割弱となっており、第二浄水場の水は主に関越自動車道の南側の地域に配水されています。
第二浄水場おける県水の受け入れについては、現在実施されている計画停電(行田浄水場が第3グループ、江南中継ポンプ所が第2グループ)を考慮して夕方5時から翌朝9時までの間はバルブを閉めて受け入れをおこなっておりませんし、受け入れ時間内でも浄水場やポンプ所が停電中はバルブを閉めています。そのため、本来の受け入れは日量2,000㎥でありますが実績は大きく下回っており、第二浄水場における県水の割合は2割以下になっています。つまり、県水自体が基準を大幅に下回っている上、放射性物質の影響をほとんど受けない地下水によって相当、薄められているということになります。
以上のようなことから上里町の水道水は安全であるといえます。
ただ、原発についてはまだまだ予断を許す状況にはないようだし、放射能の広がり方はチェルノブイリでもそうだったように、ただ単に距離の問題ではなく、重要なのは風向きだそうです。ただ、陸に落ちても、海に落ちても汚染されるのは間違いなく、これから何十年と係わって行かなければならない問題となってしまいました。
この問題を対岸の火事と思わず、いろいろな情報を見たおいたほうがよいと思います。
コメントありがとうございます。
ご指摘の通りだと思います。
深井戸の地下水だから安全というのは向こう何十年かの話。私達の年代は生きていないでしょうが将来、影響があるかも知れません。
海外では今回の事故をレベル6と見ているようです。今後の状況によってはレベル7になる可能性もあるでしょう。
私が高校生のときにチェルノブイリの事故はおきました。いまでもよく覚えています。
今後の推移を注視するとともに、さまざまな情報の収集に努めていきたいと思います。