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おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

不味い給食

2017-10-14 04:34:05 | 料理

不味い学校給食問題が世間を騒がせている。
私は都心で生まれ育って、小学校1年生から中学3年生まで給食で育った。
私は地元で結婚して子育てもしたので、子供達は私と同じ小学校、中学校を出た。昔も今も変わらず
給食は各学校の給食室で作られ、現在は委託された民間会社がはいっているようだが、つい10年くらい前までは「給食のおばさん」達は区の職員だった。うちの子供らは「給食の先生」と、呼んでいた。

午前中、早いうちから給食室は忙しそうで、お昼前にはいい匂いがしてお腹が"ぐー"となったものだ。
温かいものは温かく、冷たいものはまあまあ冷たかった。私達の時代にご飯は滅多にでなかったが、息子達の給食はパン食、麺、ご飯とバラエティに富み、美味しかったおかずを「家でも作って」と、どのようなものか説明されたこともある。給食の職員の方で調理上手な方まで見分けられ、その方が年度の移動で他所に移られると残念な気もしたものだ。
とにかく、献立に好き嫌いはあっても全体的に学校給食には「美味しい」という印象がある。
それだけにニュースになった学校の給食には絶句した。そして、それを食べさせられている子供達には本当に気の毒〜!あれくらいの年頃の子供はみーんな食べても食べても腹減らしなはず!それがあんなに残すなんて尋常ではない。
息子達のころ、自分の分だけでは到底足りないお代わり部隊は毎日熾烈な闘いを繰り広げていたくらいだったのに。


セントラルキッチンで作られた給食が弁当箱に詰められ
低温保存状態で運ばれてきて、それを再加熱することもなく食べるんだよね?冬もだよね?安全性重視とか?…でも酷すぎる。
ニュースの取材による子供達の話では、「弁当箱の蓋を開けるともう凄い臭いでそれだけでイヤだ」という。
「臭いメシを食う」というのは刑務所に入れられることを意味するのだよ。
いや、あれに比べたら今時は刑務所のほうがましかも(^^;)
罪もない子供達にそんな思いをさせて「食べる事→食事」に対するイメージはどんな風に影響を受けるのか心配になる。


私は子供達の弁当をのべ6年間作った。
弁当作りは嫌いではない。しかし、毎日の事となるとそうそう特別誂えも出来ず、晩ご飯のついでに弁当のおかず分も多めに作ったりして、手数を省いたりしたものだ。
詰めた当初は温かくキチッと彩りよく詰められていて、我ながら回心の出来!としても、実際子供達が食べる時にはどうなっているか。
何度か自分で作った弁当を自分で食べる事もあった。
例えば、作ったものの弁当のいらない日だったりとかして…。そして食べてみるべきだな…と思った。
自宅で食べる場合は電子レンジで温められる。しかし、あえて温めずに食べてみると…思いの外不味い。
食べ物の温度というのは大事なことなんだ。
温かい食べ物はあったかければなんとか食える。それを冷めても美味しいと感じさせるには、かなりの腕とアイデアが要る。

海苔段々のご飯も、毎日では飽きるだろう。おかずの汁気がご飯に染みるのも、種類による。脂っこい汁気は冷や飯を固まらせる。冬場は嫌だな。ウインナーなんかも意外と硬い。
食べる人の身になって作る…というのを意外と忘れてしまうんだ。よし、美味しそう!という自己満足型か、作ってやってるんだから文句言うな!という上から目線型か。
大人になると弁当なんかはコンビニでも温めてもらえるから忘れてしまうんだな。冷めても美味しいというのは難しいもんだ。


毎日の弁当というのは行楽弁当とは違う。
日常の"ご飯"なのだから。
今時は、キャラ弁とか"インスタ映え"なんかも意識するんだろうけど、忙しいお母さんに色々と期待するのもハードルが高すぎる。
いずれにせよ食事というものにはすべからく必要なのは作り手の"愛"だなって思う。
「今日、お母さんやる気ねえなぁ」っていうのだって日頃の愛情があればこそ許せるってもんだし。

この給食業者に一番欠けているのは愛情。
それを込められないのなら飲食業などやめてしまえ
どんどんこういう業者は淘汰されて然るべきだ。
そうでなければ、業者とのなんらかの"しがらみ?(今流行りの)を疑われても仕方ないよー!

そおいえば、先日、うちのファミ吉が入院した時の病院食も酷かったなぁ。

コンビニのお弁当とかスイーツとかって昨今のはホント、美味しいよね⁈それは「大抵不味いと相場が決まっているもの」に対するイメージに、たゆまぬ努力をしてきた成果だろうと感じる。そこに感動が生まれる。あれは愛情のなせる技?
確かに、あの業界は皆んなに一番愛されたものが勝ち残る世界なのだから必死になって愛されようと努力しているんだろう。働いている人達が、会社を盛り上げよう、自分や自分の家族を養うためにと、日々努力している愛情の連鎖には違いない。企業としての「愛」ってそういうもんでしよ。

弁当はまず、自分で食べてみる。
それが大事。
食べる人の身になるってことが大事なんだ。

写真は私の「夏のお茶漬け」。

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