◇ 財政再建
最近、財政再建の話が聞かれなくなりましたね。
平成28年度の一般会計の内訳をみると、社会保障費・地方交付税・国債費この3項目で、歳出全体の7割を占めています。
社会保障費・・33.1%
地方交付税・・15.8%
国債費・・24.4%
他に
公共事業・・6.2%
文教及び科学振興・・5.5%
防衛費・・5.2%
その他・・9.8%
債務償還費・・14.2%
利払費等・・10.2%
ざっと、28年度の一般会計を書きだしましたが、何といっても上記の3項目がダントツです。
歳出総額が、96兆7218億円
最初に日本の周辺で悪質な連中が悪さをしているので、防衛費の事から書き出します。最近、防衛費が多くなっていると言われますが、日本の防衛費は一般会計から考えると、5兆541億円です。
各国のGDP(国内総生産)に対する防衛費を比較します。(2015年)
※ 国内総生産・・1年間に国内で新たに生産された財・サービスの価値の合計。国民総生産から海外での純所得を差し引いたもの。(GDP)
アメリカ・・3.32%
中国・・1.92%
サウジアラビア・・13.68%
ロシア・・5.39%
イギリス・・1.96%
インド・・2.33%
フランス・・2.10%
日本・・0.99%
ドイツ・・1.18%
韓国・・2.64%
以上、ざっとGDPに対する防衛費を書き出しましたが、日本の比率は極めて低いです。世界第3位の経済大国でありながら、上記の数字です。
こうして、数字を書きださないと分からない部分がありますが、数値にすると日本の防衛費の位置が分かるでしょう。
多くかかっているのは、上記に書きましたが3項目です。
2016年度の中国の防衛費が、18兆1327億円です。それに比べ日本は5兆541億円です。
これで、日本の防衛費が多いと言う人は、神経回路がいかれているのでしょう。
一番多いのは、社会保障費です。この所を削らなければ日本の借金は減らないでしょう。孫の代につけを回さないと、口癖のように言いますが、実行できないのが普通です。
最近、財政再建の話も、話題にならなくなって来ています。
このままで良いのですか??・・
日本の皆さん。
2015年度で日本の借金が、1049兆3661億円だそうです。
掛け声だけでは借金が減りません。社会保障費など一般会計などで占める割合が一番多いです。
ここの所を減らさなければ、借金は膨らむばかりです。
現実的に考え実行できる人が、借金を減らす事に携わらなければ、借金は減らないでしょう。机上の空論で話し合う次元では、なくなってきています。
それと、地方交付税ですね。
ここの所も知恵を使って減らす方法を考えなくては、全体が減らないでしょう。
最近話題になっている、生活保護支給費の不正受給が話題になっていますが、これなども表面上と反対に、相当額のお金が盗み取られているのではと感じます。それと、支給に対しての厳格さも必要でしょうね。
医療費などは、医者とタッグを組んで事にあたった方が、効率がいいでしょう。とっくにやっていると言われたとするなら、方法が問題でしょうね。
これらの3項目が減らせれば、自然と他も減るのではと思います。
例えば、人間一人が体を壊せば医療費もそうだが、それに付随するすべての事でお金が絡む。すべて税金でしょう。
それと、体が悪くなれば働けなくなり、税収が減ります。お金に行きづまれば良からぬことを考える人も現れます。それが原因で犯罪や自分らで命を絶つような事になる可能性もあります。すべて、負の連鎖です。
普段考えないと思いますが、全ては関連しているのです。
ただ単に、社会保障費と言いますが、この所を今まで気がつかないのでしょう。根は深いと思います。机上の空論から抜け出し、実務的な対策が必要です。
だから、このブログにも書いていますいが、言うだけ番長的な人を政治家に選んでは駄目なのです。問題点をあぶりだし、それの解決策がない人は駄目です。
それか、実務的にこなせる人を発掘できる人でなければだめです。人間、1人の力は限界があります。しかし、代わりにこなせる人を見つけ出せれば、その政治家はその人と一緒になり、同じ力を発揮できるのです。・・それは先見性と采配力です。
全ての事柄は、多かれ少なかれ関連しているのです。別々のように一般の方々は考えていますが。
それと、最後になりましたが防衛費は、国を守る要です。人間の体に例えれば、白血球と同じです。免疫作用と同じです。他国に比べて少ない金額で日本を守ろうとしています。
野党あたりが防衛費が多いと言いますが、逆です、少ないです。上記に挙げた数字が証明しています。減らすべき所は、上記に掲げた3項目です。
むしろ、防衛費は増やす方向でないと、悪質国家から守れません。
どうか、常識的な目を持ってこれからの日本を支えなくてはならないでしょう。一人一人が。他人事では駄目です。