さて、前回に引き続き平和通りです。
ここは平和通りの一角にある食堂ですが花笠食堂というところがありました。
花笠とは歓迎式典などの華やかな席で琉球舞踊を踊る際の衣装のひとつで女性が頭にかぶるきらびやかな王冠?のようなものです。
さてメニューを覗いて見ると、ありました! ミミガー(ブタ耳の皮)、ラフティ(ブタ肉の角煮)、テビチ定食(豚足)、ポーク定食(ブタ肉加工の缶詰)・・・・・・・
そして、ブタ肉料理以外にはソーメン汁、ソーメンチャンプルー、ゴーヤチャンプルー、トーフチャンプルー、ナスミソ定食・・・・・・・・・
平和通りの食堂、 カレーうどん、ミミガー、ラフティ
ゴーヤーチャンプルー、トーフチャンプルー
テビチ定食、ナスミソ定食
これらの中で本土にもある共通メニューはカレーうどんにナスミソ定食くらいのものでしょうか?
さて、チャンプルーとはウチナーグチ(沖縄方言)でごちゃまぜのことですが料理の場合は炒めものを指します。
特にトーフを主体に混ぜ合わせる炒めものをチャンプルーといいます。
ある料理専門家にいわせれば厳密にはトーフが入っているのをチャンプルーというのだそうですが実際は必ずしもそうはなってないようですね。
ところでこれはなんだと思いますか?
これはナーベーラーチャンプルーといいます。
これはナーベーラー、とうふ、ポークをミソでチャンプルーにして炒めたものです。
これこそ隠れた典型的ウチナー料理かもしれませんね。
ところでナーベーラーとは?
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それは → なんと、ヘチマのことなんですね~
ヘチマって、あの体を洗う、あれ?
そうです! まさしく、アカスリに使うヘチマです。
本土では食用には使わないそうですがウチナー(沖縄)では立派な食用野菜なんですね~
しかもこれは食堂でも家庭でも結構、人気メニューなんです!
本土の人が聞いたらビックリするでしょうね?
いくらなんでもアカスリが料理の人気メニューとは・・・・・・・・・・・・・・・
ところ変わればなんとやらでこういうところにもウチナー(沖縄)の独自性が発揮?されているワケですね。
あと、面白い食材にこんなのがありました。
人面タコ? 鳥ナス?
とにかくウチナー(沖縄)のマチグアー(市場)には思いがけない発見の連続があって面白いし、楽しいです!
そこには着飾らない庶民の生活の場面が日々展開されています。
何を隠そう、この地域は実は終戦後間もない頃は闇市だったのですよ~
闇市からスタートして自然発生的に現在の商店街に発展しきたワケですね。
どおりで生活感溢れるたくましい通りなんですね・・・・・・・・・
喧噪の中にもかかわらず、そこにいるだけでホットするのはなぜでしょうか?
それは東京の下町にも相通じるものがあるからでしょうね・・・・・・・
みなさん、ぜひ東京上野のアメ横と平和通りを比較体験してみてください。
そこにはきっと思わぬ発見が・・・・・・・・・・・・・・・
平和通りの雑貨店 平和通りの路地裏(桜坂)
さあ、そろそろ紙面が尽きてきました。
次回をお楽しみに・・・・・・・
アンシェーヤ!(それでは!)