先日、今から約40年前の本土復帰前のウチナー(沖縄)に行ってきました。
それはここです↓
これは「ゆいまーる通り」という通りの入口ですが、
「ゆいまーる」とはウチナーグチ(沖縄方言)で「助け合い」という意味です。
ウチナー風な発音では「いーまーるー」といいます。
ゆい→結い(結合、協同)、 まーる→順番(廻る?)
つまり、昔の人達は例えば農作業や住宅の建築工事などにおいて無償の労働を順番に提供してお互いに助け合ってきたワケです。
現在ではそういう習慣は廃れていますが、今でも田舎へいけばまだそれに近いことは行われているようです。
この、~しましょうねというのは典型的なウチナー的表現です。
英語でいえば、Let's→一緒に~しましょう という意味になりますが、ウチナーンチュ(沖縄人)はひとりでの行動でも、相手に対して一緒に行動を促すような表現をするのでヤマトンチュ(本土の人)がしばしばとまどう結果となります。
例えば、会社からひとりで帰る場合にもウチナーンチュは「帰りましょうね」といいます。
いわれた相手(ヤマトンチュ)は自分も一緒に帰らなくてはいけないのかと思うワケですね~
しかし、当の本人は決してそういうつもりで言ってるワケではないのです。
ですから、あなた(ヤマトンチュ)は、特に異性(ウチナーンチュ)からそういわれた時は決して自分にアプローチしているとは思わないことですね・・・・・。。。
さて、奥に進みます。
そこへ足を踏み込むといきなり夜になりました。
そしてなにやら昔懐かしいムードが漂っていますね~
↑いちゃりばとは出会えばという意味であり、ウチナー(沖縄)の有名な言葉に「イチャリバチョーデー」という言葉がありますがこれは「出会えば兄弟」、つまり、同義語としては
「袖すりあうも人の縁」とか「人類みな兄弟」的な意味合いですね。
そしてこちらはなんともアメリカンチックな町並みですね~
おや、映画館もありますよ! いや~ホントに懐かしい・・・・・
そしていかにも場末のバーといった感じのプールバー、さびれた写真屋に理容室・・・・・・・・・・・
さて、こちらは↓昔のウチナー(沖縄)にはあちこちにあった雑貨店です。
まちや→雑貨店(商店)の意味です。
今ではすっかり廃れてしまったのですが復帰前はどこの通りにも普通に存在していました。
復帰前は通貨がアメリカドルでしたので、ドルの最小単位である1セントを当時の子供達は握りしめてよく通ったものです。(もちろん私も、です・・・古い年代?)
日本の銭とアメリカのセントは語感が似ているため1セントのことを当時は1セン、といっていました→「お母さん、1センちょうだい。」という感じでね。
さて、面白いのがこれです。
「おばさん買おう」に対して「おばさんは売ってない」
典型的なウチナーヤマトグチ(沖縄的日本語)のひとつですね。
子供が何かを買いにきていう言葉ですね・・・・
それに対して「おばさんは売り物ではないよ」というギャグなんですね~
そして「コーラーこーら」これは「コーラを買おう」といっているのですが
「買おう」のことをウチナーグチでは「コーラ」というのですよ。
単なるギャグですが日常生活で使われているウチナーグチ(沖縄方言)は大体こんな感じです???
さあ、ずいぶん写真を見てきましたがこれら復帰前のウチナー(沖縄)は一体どこにあると思いますか?
実はここです。 えっ!どこだか分からないって?
失礼しました・・・・・ はい、ここです↓
なにを隠そう、ここは県内では売場面積で1,2位を争う某ショッピングセンターでした。
あなたも機会があれば是非、復帰前のウチナー(沖縄)にタイムスリップしてみてください。
あっ、それから前回の記事、米軍ビジネスフェアでご紹介しました気になる美女は実は(有)アンテナの社長さんである石原地江さんでした。
このアンテナという会社は沖縄県の活性化のために那覇市から業務委託を受けてビジネスフェアなどを企画運営している有望企業です。
私もいつもお世話になっておりますのでよろしくお願いしますね。
さて、そろそろ紙面が尽きてきました。
ということで、次回までお楽しみに・・・・・・・・・・
アンンシェーヤ!(それでは!)