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薔薇のない花屋 第11話(最終回)幸せの真ん中

2008年03月24日 22時53分32秒 | 2008年ドラマ
内容
美桜の父のオペ中、安西の手が震えはじめた。
絶体絶命の状況に、
美桜は、英治に助けを求めた。
英治は、アメリカに帰ろうとする舜を引き留め、
病院に戻ってくれるように頼むが、
逆に、舜から条件を出される。
本当の父親じゃないことを、雫に告白しろと。。。。。
そして、英治は、雫に電話する。

英治『オレは雫の本当の父ちゃんじゃないんだ
  言い出す機会がなかなか無くて
  すごく大事なことなんだけど
  きっと
  キミの顔を見たら言い出せないから、
  こんなふうに
  電話で伝えることになってしまった
  オレは、キミのお母さんが
  キミのことを無事に産んでくれればと
  はげまし続けてきた
  でも
  もしかしたら
  違う方法もあったかもしれない
  そうすれば、キミのお母さんは死なずに済んだかもしれないって
  そうやってずっと悔やんで生きてきたんだ
  だから、せめて
  償いとして、キミを育ててきた。
  将来の目標もなかったオレにとって
  キミはいつしか生きる意味となっていった
  
  これでなにかが変わる訳じゃないんだ
  今までどおり、オレはキミを自分の娘のように思っていく
  だから、雫も出来れば。。。。
  オレのことを。。。。
  そういう風に思ってくれたらと思う
  おやすみ』


舜は、病院に戻り、オペをはじめた。
だが舜が開始して間もなく、心停止。。。
舜は、外にいた美桜を招き入れ、

舜『まだ近くにいる、呼び戻せ!

美桜『お願い、もどってきて
  イヤよ、ひとりにしないで
  お父さ~~ん!!

そして、、、オペは無事終了した。

だが美桜は、一通の手紙を英治に残し、
退院した父とともに、英治の前から姿を消してしまう。

安西から謝罪を受けた英治は、
瑠璃の言葉を借りて。。

安西『キミがそばにいてくれなかったら、
  雫が生まれることが出来なかったかもしれない
  キミが励まして、見守ってくれた
  そのおかげで、少なくとも孫は助かった
  私はそう思う
  謝罪もそうだが、あらためて言わせて欲しい
  ありがとう

英治『雫をこのままココで育ててください
  雫を瑠璃さんのような女性に
  すごく、彼女はステキじゃ女子のでした
  あなたがそう育てたからだと思います。
  お嬢さんから、よくあなたの話を聞かされました
  あふれるくらいの愛情を、私はパパからもたっらの
  私は、だからこれ以上、もらえなくても平気なの
  十分愛されて育ったからって
  雫をよろしくお願いします。
  雫も今はそれを望んでいると思います。

そして、舜から借金することで、
アメリカに行く舜と繋がりを持ったまま、
再び、花屋をひとり始めた英治。。。

そこには、最愛の人は1人もいなかった。。。。
度々会うことの出来る、雫以外は。。。



そして、、、、月日は過ぎ、、一年。
探しても会うことが出来ない英治。
でも、
1つ大きな変化があった。


『薔薇の花始めました』

最近取引を始めた、平川バラ園から送られてきていた。
菱田桂子の指導もあり、、、、、
が、それこそ。。。

そしてあるとき、気付く。
平川という名前が、白戸美桜の父の名であることを。。。

雫と一緒に会いに行った英治。

英治『オレはあなたを愛してます
   愛してる。。。。。愛してる。。。。
美桜『ナニよ、他に言うことないの
英治『ありません


英治『あなたはまるで花が咲くように、笑う
  その笑顔をオレは片時も忘れずにずっとさがして
  やっとみつけた
  世界に一輪しか咲いてない
  今日は、その花を摘みに来ました。
  知ってますか、薔薇の花言葉
美桜『情熱?
英治『他にもあまり知られてないのがあるんです
  わすれてしまおう


それは、人生で初めて自ら手に入れようとした『幸福』。

バラ園を桂子に託し、
2人で花屋を始める。。。。

そして、、、英治の誕生会が開かれた。。。。
雫、美桜、桂子、直哉、優貴、四条、安西。。。
英治『おれ、どうして
  どうして。。。
  おれ、どうして、こんな
  すいません。。
美桜『いかないで
  ここにいて
  ずっと怖がって避けていたこの場所に
  幸せの真ん中
  あなたは誰の手も決して離さない人だから。
  ココにいるのに、誰より相応しい人なの


本当の意味で『幸せ』を手に入れた、英治



↑もう、面倒なので。
ほとんど、全部。
いつもとは違い、セリフつき!!!

ココまで詳細に書いたのは、かなり珍しい私です。

と言うのも、あれこれ言う必要もないだろう、と思いましたので




簡単に言えば、すべて上手くまとまった。

それだけです。

いや、『それ』だからこそ、感動の嵐だったとも言えます。

心のトゲを気にしなくて良い『幸せ』を手に入れた英治。
それは、、、『薔薇』を扱うことにも現れた。

英治がばらまいてきた『幸福』が、
すべて、英治自身に返ってきたと言うことなのだろう。
泣いたって意味が無いと思っていたのに。。。

ついに手に入れた、幸せ。





英治『オレは父親役だっただけだよ
  かんちがいすんなよ、舜
  父親役なんてくれてやるだけ
  オレはもっと強い母親でもあったんだ
  いつの時代も、子供にとっての主役

舜『俺達は泣いたことがない
  泣いても意味が無いって
  ガキの頃から思い知らされてきたからな
  そのうち、ホントに出なくなっちまった
  あの子の名前つけたの、やっぱりお前だろ
  涙の一滴(ひとしずく)

この会話も、とてつもなく効果的ですよね。
舜のことも、分かるし。

瑠璃『私の勝ちよ。
   うううん。私とこの子の勝ち

ですからね(^_^)b
アイマスクも気になる所です。



そのうえ
英治『行きたいとこないの?
雫『あるけど
  知らないおじさんについてったらいけないんでしょ
英治『いたたたた。。。
雫『父ちゃん
  ありがとう、父ちゃん
  最初に顔みたらそう言おうって決めてたんだ
英治『ありがとう、雫。
  オレもそう言おうって思ってた
雫『やっぱり親子だね
英治『うん
雫『ウソ、ただのマネっこでしょ
英治『ばれた
雫『ばればれ


このなんて、ただの親子の会話なのに、
今までのことがあるから、
この2人の親子関係だけでなく、
良い感じの再会に作り上げられている。。




そして、ラストは『いつかの少年』

英治『キミに今すぐに言ってられる言葉が1つだけあるんだ
  それでも、人生は、素晴らしい


幸せを手に入れたからこそ、
もっと語ってあげることが出来る英治。

いつまでも、あたたかい英治でした。




すべての点において、
引き延ばしなどを行うことなく、
やることをやりきった印象です。

『サスガ、野島伸司さん』

と言う感じでしょうか。

ドラマの序盤中盤で
一瞬、混沌とした状態にはなりましたけどね。
逆に、あの状態からの完全な『まとまり』に
驚いています。

今の世の中、ハッピーエンドの方がいいと思いますしね。



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