学生時代の友人、クミちゃんからハガキが届きました。
銀座プロムナードギャラリーで作品が飾られていると。
そこは銀座駅と東銀座を結ぶ地下通路ですので、誰でも見ることができます。
そんなわけで、先日、行ってきました。
作品・・・というのは、歌舞伎文字の芸術的作品なのでした。
少なくとも学生時代は、クミちゃん、そういった趣味はなかったと思うのだけれど。
作品展には10人くらいの方の作品が並んでいて、
クミちゃんの作品にはなんとなくクミちゃんの雰囲気があるように感じられた。
もう、クミちゃんとは8年くらい会っていないと思うけれど、
作品を見ていると、それほどの時間会っていないということを忘れるくらい。
日曜日の午後、地下通路の人通りは少なくて、
足を止めて作品を見ている人は自分と、他にひとりくらいでした。
作品が歌舞伎文字・・・ということもあり、
歌舞伎座のポスターのようなものと思って通り過ぎる人もいたようです。
そういった話し声を聞きながら、行きつ戻りつ、45分ほど鑑賞させていただきました。good .
ところで、自分は横浜の出身でありますが、
「さぁ、銀座に行きましょう」とわざわざ銀座に来たことは今までなかったのであります。
せっかく銀座に来たのだから、少しは銀ブラしてみようかと思いましたが、
この連日の猛暑・・・なので、まずは銀座三越のいわゆるデパ地下を散策うろうろ。
いやぁさすがに東京のデパ地下は華やかですね~。広いし。
そしてそして、中国語がよく聞こえます中国からの観光客、本当に多いんだね。実感。
銀ブラは次の機会にすることにして、それでも、文具で有名な「伊東屋」に行ってみたいと思い、
通りに出てみましたが・・・一体どっちなんだかワカラン。
いわゆるお上りサン的に見られるのもちょっと気恥ずかしかったので、
あまりキョロキョロしないようにしつつ、目は伊東屋の看板を探す感じで歩いていると・・・。
「あの~、(髪の毛)カットしませんか~?」と若い女の子がきた。
もちろん、いつもの自分なら「急いでいるので」などと断るのですが、
ここは銀座、なぜだか聞いてみたくなった「なぜ、こんなオバサンに声をかけるの?」と。
すると「イメージが湧いた」とか答えるのです。
もう、ステレオタイプの答えに吹き出しそうになったのだけれど、
それに、ぼったくりのように騙そうとしているのかもしれないと思って、
いくつか会話してみた末、
銀座で髪を切るなんて、もう生涯ないであろうと、自分にスイッチが入った
「取りあえずお店に行ってみますけれど、引き返すかもしれませんよ」と言って、
女の子について行ってみました。
着いたところは若者向けの美容室という感じでしたが、
お客さんもそこそこ入っていたので、自分を騙そうとしているにしたら、大層なキャストだなぁ~と。
多分騙されることはないだろうと、カットをお願いすることにしました。
そして、45分後、満足のいく髪型になった自分がいました。4200円なり。
帰宅してから相方(夫)に「銀座で髪切ったんだよ」と事の顛末を話すと、
「前の髪がよっぽどボサボサに見えたんだろうな」と。
確かに自分でも、そろそろ切りたいなぁとは思っていたのだった。
娘たちは「ネットでその美容室検索してみたら?」というので、
興味本位で調べてみると、どうやら、町で声を掛けてお客さんをゲットすることをよくしているみたいです。
仕上がりに関しては賛否両論といったところ。ここではあえて店名はあげませんが。
久美ちゃんの作品を見に銀座へお出かけ・・・が髪をカット、にまでいたったことが、
それも、自分からはまず出向かないような美容室(若者向けっぽくて)に行ったことが、
自分の中で何やらおかしくて、
その時の自分の心理の移り変わりを楽しんでしまいました。
とりあえず、伊東屋に行くのはまた今度にします。