モアイのためいき

日々のこと・ハンドメイド・若い頃の旅など

再・職場のおじさん

2010-07-22 08:55:28 | 日記

職場のおじさんは、

またミスをやらかした。

おじさんが我々の班に来て半年以上・・・。

数々のミスを犯しては、

周りに迷惑をかけているのに、

・・・謝られたことは・・・皆無。

我々の班は5人のうち女性4人で、男性はおじさん一人。

おじさんは先日誕生日が来て、

「大台に乗ったよ」と言っていたので、

女性陣の中で「大台って60歳?それとも70歳?」と話題になった。

60にしては少し枯れ気味だし、70にしては若く見えるし。

直接聞いてみてもいいのだが、

おじさんは自分が話題の中心に上がると、

嬉しいみたいなので、

女性陣は、仕事以外のことはあまり話を振る気にならない。

結局、別の筋から干支が判明し、

おじさんの年齢がわかりました。

・・・65歳・・・

おじさんの中では65歳も大台というのであろうか

はっきりと年齢を言わずに思わせぶりな物言いに、

また女性陣をいらだたせた

おじさんはミスが判明すると、

「もう、やめよっかな」と言う。

もう、そのせりふは聞き飽きている。

初めのころは、そんなに気にすることはない、と慰めたけれど、

もとから、気にしていないんだということがすぐにわかった。

おじさんはわからないこともわかったふりをする。

そして、「ここは違いますよ、こうですよ」と教えても、

「そうだろう~?」と語尾をあげ、

さも、最初からわかっていたように振舞う。

そして、女性陣をいらだたせる。

日を置けば、また同じミスをして、

「この前、言いましたよね?」と指摘すると、

「そうだっけかな~」と一応は肯定することもあるが、

先日は「教えられても、右から左へ・・・」と、

耳を指差して、まったく意に介さない。

女性陣の若手Yさんが、たまに怒鳴るはめになる。

おじさんはミスを犯したときに、

すぐに歳のせいにする。

我々だって、おじさんの加齢に伴う仕事の遅さのようなことは、

指摘したり注意したりすることはない。

おじさんにも妻や子がいるのであろうし、

この職場にパートで来る前は、会社員として働いていて、

プライドもあるのだろうし。

おじさんは多分、人柄はよい。

愛想もいいし、あまり怒ることはない。

こうやって今まで世間を渡ってきたのであろうか。

そもそも、この班に移ってきたのは、

どうやら以前にいた班から、お払い箱にされてきた為のようだ。

それも、3ヶ所くらいたらい回しにされたらしい。

それは噂の範囲だが、おじさんは知らないことである。

男性が多い職場のなかで、

我々の班は女性ばかりなので、

ここなら、穏やかに時が流れると、当時の上司が押し付けてきた・・・

と、我々は推測している。

本当にミスが多いので、

班の先輩が、課長に、「おじさんを替えてください」と進言した。

課長もおじさんのできなさ加減は承知している。

それだけに・・・他にまわすところがない。

我々女性陣はおじさんのミスの報告会をすることがある。

ロッカー室や昼ご飯の時に。

先週はおじさんのミスのせいで、

伝票が合わなくて、

最後に取りまとめる担当の女性Kさんは帰れなくて午前様になった。

もっとひどいのは、その1週間前にも同じミスで、

Kさんは夜中まで帰れなかったのだ。

その時に、おじさんはKさんに謝ったはずなのに、

1週間でまた迷惑をかけるような同じミスを犯す。

神経が切れているのではないか?

本当はおじさんの悪口など言いたくはないのです。

言うたびに、性格が悪くなって行く様な気がして。

私はおじさんに対して怒鳴ったりはしないが、

おじさんの精神的ダメージになるような言葉も、

平気でさらっと言うことがある。

実際ダメージを受けている様子はあまりないのだが、

この「線」に触れるとおじさんがキレルかも・・・というラインは、

なんとなくわかる。

それは、私だけではなく、他の女性陣もそうらしい。

そして、たまにおじさんをキレかけさせたりする。

精神的プレッシャーを与える・・・という感じか。

いじめのようにも思えるが、

日々、おじさんから受ける数々の迷惑を思えば、

こうでもしないと爆発してしまいそうになる。

その点、若手のYさんは、たまに怒鳴っているので、

かえってオープンに怒るほうが、

愛情があるのかもしれないと思ったりもする。

ミスが特に多かった6月、7月は、

我々もあきれ果てて、

さすがにおじさんも「精神的に腹の調子が悪い」などと言い、

先日、おじさんは体調不良で休んだ。

「おじさん、病欠だって」と先輩がロッカー室で話していたところ、

他の班の人から、

「なんだか嬉しそうに聞こえる」と言われたそうだ。

「嬉しそうに言ったつもりはないんだけど・・・」

と、先輩は弁解していましたが。

おじさんは、普段から「やめよっかな~」と言っているので、

このままやめてもらえれば・・・とも思いますが。

おじさんは2日休んでけろっとして出てきた。

そして、おととい、昨日とまたミスを犯した。

そのミスを課長に報告したら、

おじさん「なんで言いつけたの?」的な態度をとっていた。

「あなたのミスは班全体が迷惑を被るのです。

もうここらで、引退なさったら?」・・・という言葉を、

また飲み込んだ。

コメント
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