はじめのことば
あんたがうれしいだけじゃなくて、みんながうれしいのが一番なんだで。 渋沢栄一の母
天に対する務め
天より人を視ればみな同じくし生みしところのものである。ゆえに四海の人々はみな兄弟であるから人々相親しみ相愛して衣食住を営むは天の務めである。
渋沢栄一 一日一言7月6日 致知出版社
貧困を招いた大本
"若く明るい歌声に・・・古い上着よさようなら"
戦前の古い価値観を捨てて、戦後の新しい未来へ夢を馳せるそんな思いを込め、スクリーンに釘付けになった『青い山脈』、団塊の世代前後の人たちは誰でも一度は映画でテレビで観たことかあるのではないでしょうか?
劇中一つだけ覚えている、それは、ラブレターの文中で「恋人」と「変人」と一字書き間違えてしまった場面です。今思えば”くだらない”と一刀両断するところですが、当時はおかしく感じたものでした。
敗戦後の閉塞感、やりどころのない不満、そんな日本社会にやってきた進駐軍が日本人を洗脳するこはたやすいことでした。封建主義の束縛から放たれる自由、すべての日本人は平等である、戦前と真逆のことをプロパガンダで日本人の意識の底に植え付ければ、これからの日本は”バラ色”の世界になる、そんな夢を見て令和まできてしまいました。それが、当時の”古い上着よさようなら”の一節に集約されていました。それ以来、日本人の行動に変化が生じ、その結果、寂しい記事ばかりになりました。
「ホームレス過去最少」のなぜ? 寝られる場所の激減、ネットカフェ転々 可視化されづらくなった若者の貧困〈dot.〉(AERA dot.) https://news.yahoo.co.jp/articles/b3786e10a8483519bb4f45717153b9e76e3b2488
身寄りない高齢者が増加 政府、身元保証の実態把握へ ケアマネジャーらが代わるケースや有料の会社利用も(カナロコ by 神奈川新聞) https://news.yahoo.co.jp/articles/2b370b92dd732cdcf482f48ff96c5a17190767ac
自殺動機に奨学金返済苦 22年10人 2023年6月18日 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6466848
〆の曲
きょうはこれでお仕舞いです。ご訪問ありがとうございました。
イギリスに行くと、繁華街のピカデリーサーカス付近の路上でホームレスの若者が力なく座っていたりします。
自分の知る限りでは日本でホームレスと言ったらおじさんやおばさんで、若者が地べたに座って物乞いしているのを見たことがないのですが、今ニュースでよく名前の出る新宿のトー横辺りにはいるんですかね?
日本は太平洋戦争に負けて以来、米国に首根っこを掴まれて、米国様には逆らえない状況がずっと続いているような気がします。この国は米国の作ったシナリオ通りに動かされていると言うか…
まるで指示待ちしているかのような政治家のやる気のなさに、それが透けて見えて…
これからどうなって行くのかと言う漠然とした不安があります。