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松本さんの絵  第146◎日系2世は、日本人ではないけれどアメリカ人ほど異国人ではない気がします

2013年01月04日 14時08分16秒 | 日記
matのブログ-256 

図254  2010年11月08日(月)       

          99年の異国人

  TBSの Japanese American はついつい最終回までみました。日系の日本人は、戦時中、散々な目 にあったんだなあ。ずいぶん前の事ですが、僕の知ってる日系の内間さんはハワイ出身でした。第二次大戦で戦ったそうだから、ドラマのような442部隊にいたのかもしれません。外国の通信社の記者でしたが東京支局に来た当時は、日本の習慣があわない、言葉が分らない、毎日イライラしているようで、何かにつけて日本人に、怒ってばかりいる人でした。僕は海底ケーブルの通信線を保守していたので、回線が故障すると、ずいぶん文句を言われました。ある時怒りがおさえきれないようで、お互いの腕をぶつけて気を晴らそうと言ってきました。利き腕を立て、左右に振って打ち合うのですが、けっこう痛かった。交差して打ち合うのもあるようですが、それでは真剣勝負になって、どちらかのもろい腕が折れるかもしれません。僕は若かったので、案外平気でしたが、内間さんは50才を過ぎていたので折れるなら内間さんと思ってました。ただ内間さんの腕は、ぼくより、ふたまわりほど太く、筋肉もありました。メッセンジャーボーイが中に入ってやめましたが、そんな事があってからは、以前とは違って、僕の気心がわかったような安心した顔をするように変わっていきました。いま思いだすと、日系2世は、日本人ではないけれどアメリカ人ほど異国人ではない気がします。

 当時はテープに穴があいたものが、際限なく出てきて、巻き取りに遅れると、ワイヤールームの中がテープで足の踏み場もなくなります。テープは巻き取って、モデル50に入れると印字されて、海外のニュースが英文で読めます。そういう事をするのは、英字記者の補助で採用された若い人でした。     東京支局では英文科を卒業した大学生や、英文タイプの経験のある人を採用していましたが、大半は若い女子社員でした。

ワイヤールームで巻き取りに手間取ると、テープと格闘します。暇なときは、少し巻き取りを手伝いましたが、若い子は、本業のタイプをする前の雑用ですっかり消耗してしまい、気の毒なくらいでした。原因は回線の乱れなどで一度とまり、再びテープが出ると、巻き取りに失敗する事が多かった気がします。静止衛星に移り、その後は回線の故障は格段に少なくなりました。いまは、ホットラインなど特別な用途以外は、インターネット網で間にあう時代になりましたけれど。


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