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おいみず亭 Family & Friends

美味しい食べ物と知的好奇心、そして楽しい仲間!!

ブラックミュージックを5枚聞こう(第3回)

2008-05-18 00:48:59 | 最近聞いた音楽
ブラックミュージックを5枚聞く企画の、第3回目はニューオリンズ特集。
ということで、豪華に2枚まとめて聞きました。

言わずもがなですが、ニューオリンズはルイジアナ州最大の都市。
古くは、18世紀フランス領ルイジアナの首府であった港町。
港町とはいえ、ミシシッピ川を140キロも遡ったところにあるそうで、そのあたりの距離感はさすがに大陸的ですね。

港町には、いろいろなものが集ってきます。
フランス領ルイジアナというだけあって、領主国フランスからの移民が、さらにフランス領になる前の領主国スペインの文化の上にフランス風の文化を上乗せし、アフリカからは大量の黒人が奴隷として連れてこられてアメリカ社会の中で故郷アフリカの魂をじわじわと浸透させ、カリブ海からヴードゥー教に代表される黒人文化が入り込む。
そういう風土から生まれたのがクレオール文化と呼ばれるアメリカ南部特有の文化だそうで、実はキッド・クレオール&ザ・ココナッツなんてのが流行っていた頃に初めてこの単語を知りました。

そういうクレオール文化の一端を担ったのが、アフリカからやって来た人たち。
軍隊から払い下げられた楽器を手に取り、毎週コンゴ・スクウェアというところに集って楽曲の披露をしていたそうで、それがニュー・オリンズ・ジャズの始まりと言われています。
そして、ここからミシシッピ川をシカゴまで遡って花開いたのが、シカゴ・ブルース。ですが、今回は、ニュー・オリンズのお話。

Southern Nights/Allen Toussaint
中島美嘉との共演でご存知の形も多い、かもしれません。
アラン・トゥーサンといえば、ニュー・オリンズ音楽を代表するようなプロデューサーであり、ミュージシャン。
ありとあらゆる、といっていいほどのミュージシャンのプロデュースを手がけています。
あの独特なピアノの音、そしてホーンセッション。
アラン・トゥーサンの作り出す音って、そんなイメージがあります。

「Southern Nights」は、1975年の作品。
LP時代のA面にあたる部分では、曲と曲の間にSEとしてサザンナイトの一部が挿入されています。
全体的な流れが「Southern Nights」に向けて集中するような作りになっているみたいです。
そして名曲「Southern Nights」。
アラン・トゥーサンていままで、ゲストプレーヤーとしてピアノ弾いてるところぐらいしか知らない、と思っていたのですが、この曲聞いたことありました。

アメリカ南部のちょっと蒸し暑いような夜の帳の向こうから、静かに流れてくるような印象的なイントロ。
ナイトパーティーの喧騒が、ふと静かになって、トゥーサンの歌声に引き込まれていくようです。

いつ、どこで聞いたのかも忘れていました。
でも、イントロを聴くなり「ああ、この曲がSouthern Nightsだったのか。」と記憶が蘇りました。
名曲には、時間の壁を軽々と飛び越えてしまう不思議な力があります。


[Southern Nights/Allen Toussaint]
1. Last Train
2. Worldwide
3. Back in Baby's Arms
4. Country John
5. Basic Lady
6. Southern Nights
7. You Will Not Lose
8. What Do You Want the Girl to Do?
9. When the Party's Over
10. Cruel Way to Go Down

Yellow Moon/The Nevil Brothers
もう一枚は、アラン・トゥーサンともかかわりのあるネビル・ブラザーズ
長兄Art Nevilleを中心とした、ファミリーバンド。
Yellow Moonは1989年に発表された7枚目のアルバム。
新聞かなにかで紹介されていて、このジャケットになにか惹かれるものがありました。

アラン・トゥーサンが比較的洗練された音作りだったのに対して、ネビル・ブラザーズは、黒人特有のグルーヴ感を押し出した力強い音作り。
ファンクというのではないけれど、なんだか大地にしっかりと根を下ろしたような安心感と、土臭さを感じます。
11曲目の「Healing Chant」なんて、うっかりと癒し系かと思って聞くと大変。
ヴードゥーの魔法にかかりそうです。
8曲目には、しっかりと「VooDoo」なんて曲もありますし。

一方6曲目の「With God on Our Side」では、アーロン・ネビルが。神に導かれ青い空をどこまでも上っていくかのような歌声を聴かせてくれます。

このアルバムはiPodに入れて毎日のように聞いていました。
意外、といっては失礼ですが、初めて聞いたにもかかわらず意外にツボにはまった一枚でした。



[Yellow Moon/The Nevil Brothers]
1. My Blood
2. Yellow Moon
3. Fire and Brimstone
4. Change Is Gonna Come
5. Sister Rosa
6. With God on Our Side
7. Wake Up
8. Voodoo
9. Ballad of Hollis Brown
10. Will the Circle Be Unbroken
11. Healing Chant
12. Wild Injuns





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C'est Chic / エレガンス・シック

2008-05-04 11:45:25 | 最近聞いた音楽
「ブラックミュージックをまず5枚聴こう」シリーズの2回目。
言わずとしれた、80年代を席捲したシックのセカンドアルバムです。
確か、今まで誰も為し得なかったヒットチャートのブラックコンテポラリー部門と総合チャートで同時一位に輝いたアルバムというのがこりでしたよね?
「ね?」って誰に聞いてるのでしょう???



シックといえば・・・
シックといえば「Le Freak/おしゃれフリーク」。
ナイルロジャースの、あのカッティングギターが、当時どこに行っても流れていましたね。
もう耳タコ状態。
今更聞くまでも無いだろう、と思ってCD聞いてみたのですが、なんだかライブっぽい拍手(合の手?)が入ってます。
アルバムの1曲目「Chic Cheer/陽気な仲間」が、SE入れてライブっぽい作りになっているので、2曲目のFreakも、そのイメージを踏襲しているのかもしれません。
それはともかく、
ストリングスを絡めたり、反復を多用したナイルのオシャレな音作りは、当時のディスコサウンドとは一線を画した美しさを持っています。

シックといえば「おしゃれフリーク」しか知らなかったのですが、アルバムを通して聞いてみて「あ、この曲知ってる」と思ったのが4曲目の「Happy Man」5曲目の「I Want Your Love/愛して欲しい」。
この2曲もよくFMから流れていました。
そうか、これってシックだったのか。。。
78年にアルバム発表されているので、30年目にして初めて知った事実でした。

シックといえば、その後ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズは、プロデューサーとして、あるいはミュージシャンとして大人気となります。
ナイルの手がけたアルバムはダイアナ・ロス、デビッド・ボウィなど数え切れないほどです。
80年代の音を作り上げていったのはシックのこの2人といっても過言ではないと思います。(あと、プリンスも独特な音作りしていましたね)
そんなことを思いながら、このアルバムを改めて聞いてみると、30年という時を経てはいるものの、相変わらずオシャレです。
でも「今の時代にも通じるおしゃれ」かというと・・・やはりディスコ調のリズムが時の流れを感じさせますね。

[C'est Chic]
1. Chic Cheer
2. Le Freak
3. Savoir Faire
4. Happy Man
5. I Want Your Love
6. At Last I Am Free
7. Sometimes You Win
8. (Funny) Bone



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Black Swan / Bert Jansch

2008-05-04 01:00:38 | 最近聞いた音楽
雨降りの土曜日で始まったGW後半の4連休。
今日のBGMは、バート・ヤンシュの「Black Swan」でした。



ペンタングルは、1960年代後半に活動を始めたイギリスのフォークロックバンド。
サンデー・デニーをボーカリストに据えたフェアポート・コンベンションとともに、トラディショナルな音楽を現代的な感覚で演奏するバンドとして人気を博していました。

ペンタングルの中心人物は、ギタリストのジョン・レンボーンとバート・ヤンシュの二人のギタリスト。
ペンタングル解散後も、それぞれソロ活動を行っています。
実は、フォークロック系はあんまり聞いていないので、勝手なイメージなのですが、ジョン・レンボーンはどちらかというと宮廷音楽のようなきらびやかな音作り。
吟遊詩人が、宮廷の楽士とともに演奏する優雅な世界。
そんなイメージを持っています。

片や、バート・ヤンシュは、アコースティックギターで、シンプルなトラッドを演奏する、そういうイメージがあります。
この「Black Swan」でも、ブリティッシュ・トラッド特有の、ゆったりとした世界を作り上げています。
なんといばいいのか、
 灰色の雲に閉ざされた朝
 雨に閉じこめられた、土曜の憂うつ
 予定が全てキャンセルされて、なにもすることの無くなった休日
音を詰め込みすぎないアコースティックな音作りは、ぽっかりと開いてしまった心の穴を、満たすのに最適な音楽ではないでしょうか。
いままで我家では、雨の日の土曜日の定番は、ポール・ウィンターの「鯨の詩」でした。
この「Black Swan」も、新たな定番メニューとして追加したいと思います。

さて、「Black Swan」の参加メンバーについてはevergreenさんのところに詳しくかいてあるので、そこからまるごとコピーさせてもらいます。
(evergreenさん、事後承諾ということで、お願いします)

[Black Swan / Bert Jansch]
1. Black Swan
2. High Days
3. When the Sun Comes Up
4. Katie Cruel
5. My Pocket's Empty
6. Watch the Stars
7. Woman Like You
8. Old Triangle
9. Bring Your Religion
10. Texas Cowboy Blues
11. Magdalina's Dance
12. Hey Pretty Girl

BERT JANSCH:G,Vo
HELENA ESPVALL(ESPERS) :Cello
NOAH GEORGESON:Percussion,B
ADAM JANSCH:K
BETH ORTON:Vo
DAVID ROBACK(MAZZY STAR):Slide G
OTTO HAUSER(ESPERS) :D
DEVENDRA BANHART:Vo
KEVIN BARKER:Percussion
PAUL WASSIF:G
RICHARD GOOD:Slide G
PETE NEWSOM:D
MAGGIE BOYLE:Flute

2006年発表、ということで、ペンタングル解散35年目の作品になります。
実はバート・ヤンシュのアルバム、渋谷のツタヤで見つけたのですが、ポストロックのコーナーに置いてありました。
商業化されたロック産業の裏側で、現在はこういうトラディショナルな音が受けているのでしょうか。
でも、このコーナーにはイーノとかアシュラテンプルとかクラスターなんかも一緒に並んでいます。
ポスト・ロックというより、プリ・ロックという趣が感じられるのですが・・・



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5月3日

2008-05-03 00:02:21 | 最近聞いた音楽
家のトイレに、日本史の年表が張ってあります。
子どもが受験していた頃の名残です。
何気なく見ていたら、日本で普通選挙が実現したのは1945年。
わずか63年前のこと。
当時20歳の人は今83歳。
母が生きていれば今年83歳。
ということは、母親の代が最初の普通選挙経験者だったわけか!!
なんだか、新憲法のありがたみを、じわじわと感じていました。

などということに思いを巡らせていたら、さらにびっくりしたことにアメリカで公民権運動が起きたのは1960年代。
黒人の選挙権が認められたのが1965年。
たった43年前だという。

そういう時代背景の中から生まれてきたのがニューソウルと呼ばれる黒人音楽。
ドニー・ハサウェイとかマービン・ゲイなんていう人たちがその一派。
ではあるのですが、名前しか知らない。
リアルタイムで聴く機会はいくらでもあったはずなのに。。。

カーティス・メイフィールドもニューソウルのなかの一人。
名前は聞いたことありましたが、カーティス・メイフィールドが手がけた音楽を最初に聴いたのは、意外なことにドゥービーブラザーズの「スタンピード」。
このアルバムの中の「ハングマン」という曲が、カーティスのアレンジだったか、プロデュースによるもの。
あのドゥービーの曲にストリングスが入っている。
全体的に弾けたアルバムの中で、この曲のオシャレさがとても目立っていました。



「スタンピード」が発表された同じ1975年、この「There's No Place Like America Today」が発表されました。
当時、このジャケットはなんのことだろう、と気にも留めなかったのですが、先に記した公民権運動のことを思いながら見ると、なかなか奥の深いジャケットです。
家族でドライブを楽しむ幸せそうな白人の家族を描いた看板の前に並ぶ黒人の列。
自由は手に入れたけど、いっこうに改善されない暮らし向き。
自由経済の波にもまれて、広がる格差。
なんだか、どこかの国の今を見ているような思いです。

時は1975年。
公民権運動の熱も冷めやり、ニューソウルという言葉も手あかにまみれて来た頃でしょうか。
その中で生み出されたカーティス・メイフィールドの音は、とてもオシャレです。
尖ったところがどこにもありません。
ファルセットを多用したボーカルも、しなやかでメロウ。
iPodで通勤の途中に聴いていたのですが、街中で聴くよりは、夜、部屋の中で寛ぎながら聴く、そんな音楽だと思います。
全体的に、気持の良い音楽なのですが、その中でちょっとゴスペルっぽく切々と歌う「Jesus」がお気に入りです。

[There's No Place Like America Today / Curtis Mayfield]
1.Billy Jack
2.When Seasons Change
3.So In Love
4.Jesus
5.Blue Monday People
6.Hard Times
7.Love To The People

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さて、実は、ぷくちゃんさんのところで行ったブラックミュージックアルバムベストセレクトに参加させていただいたのですが、自分がこんなにもブラックミュージックを聴いていなかったのか、と痛切に思い知りました。
10枚選び切れなかったのですから・・・
ということで、少しまとめてブラックミュージックを聴いてみようかと思っています。

ラ・マンチャの男

2008-05-01 04:31:44 | 最近聞いた音楽
昭和の日に、帝国劇場の「ラ・マンチャの男」を見てきました。
先日1100回公演を行った、松本幸四郎の、ドン・キホーテです。

ストーリーは、税を滞納した教会に対して処分を行った税理士セルバンテスが、宗教裁判に掛けられるため投獄される場面から始まります。
捕らわれられたセルバンテスに、地下牢の住人たちが「裁判」を行います。
ドン・キホーテは、その裁判の申し開きのためにセルバンテスが即興で演じた劇中劇として描かれています。
松本幸四郎演じるセルバンテス/ドン・キホーテが、場面毎に入れ替わり、とても面白い構成となっていました。

さて、
まず、驚いたのは、松本幸四郎の声です。
今まで、生で見たことは無かったのですが、その声の響きかたは尋常ではありません。
音の束が、ドカーンと突き刺さるような凄さがあります。
変な話ですが、ツェッペリンのDVDで見た若き日のロバート・プラント。
凄いボーカリストって、「声」というより身体から「音」を出しているような気がします。
松本幸四郎も、そういう「音」の持ち主です。
それでいて、とてもしなやか。
迫力がありながらも、とてもソフトな歌い声です。
なんだか、この声を聴いただけで感動して涙が溢れてしまいました。
ドン・キホーテに死期が迫った最後の場面でも、その声は変りません。
変らないのですが、明らかに、それは死を目前にした老人の語り口。死に向かうひとの声。
なにをどうすると、そこまで切り替えることが出来るのでしょう。
自然な演技、といってしまえばそれまでですが、自然な中にも松本幸四郎らしい気品を感じることが出来ました。

この舞台、松本幸四郎と並んで注目されるのが松たか子。
松たか子が松本幸四郎と共演して、どれぐらい経つのでしょうか。
さっそうとして、美しくも力強いドルシネア=アルドンサを演じていました。
実は、うちのおくさんが松たか子好きで、CDを何枚か持っていて、よく聞いているのですが、CDとは大違い。
随分ボイストレーニングを積んだのでは無いでしょうか。
高音まで、きれいに声が出ていました。
その力強い声がアルドンサの力強さを良くあらわしていました。

セルバンテスが投獄された地下牢の牢名主役は、瑳川哲朗。
暫く前にテレビで観た蜷川「ハムレット」では、ハムレットの叔父(先王を殺害しハムレットを国外に追いやった憎き敵)と、殺された先王の亡霊を演じていました。
その重々しい演技がとても強く印象に残っていたのですが、この舞台ではコワイ牢名主と同時に、ドン・キホーテの劇中では人の良い宿屋の主を滑稽に演じていました。
テレビでみて気になった役者さんの演技を、目の当たりに出来たというのは、なんとも幸せなことだと思いました。

「ラ・マンチャの男」の公式サイト

さて、公演が終わった後に、日比谷公園の松本楼で遅い昼食。
野音で行われていた「NaonのYaon」を聞きながら、日比谷公園を出て霞が関から千代田欄に乗る。
と、目の前にシルクドソレイユの広告が目に入りました。
うーん、これはもしかして・・・下の子のバトン(子どもはもう辞めちゃいましたが)の先生がシルク・ドゥ・ソレイユのKAに出演しているので、その人の写真では? と、俄然興味が湧いたので、表参道で下車。表参道ヒルズでやっているシルク・ドゥ・ソレイユのアート展を見に行くことにしました。

結局ポスターの人は誰だかわかりませんでしたが、展示されていたKAのパンフレットで件の先生を発見しました。
ディズニーリゾートにシルク・ドゥ・ソレイユの常設劇場ができるので、いつかは日本で見ることが出来ないか、ちょっと期待しています。
そんな寄道をして、結局19時過ぎに家に帰って来ました。
明日は、学校も仕事もある、ということで大急ぎで夕飯の支度をして、食べ終わったら睡魔に襲われ・・・気がついたら朝を迎えていました。

そんなこんなで、GWの前半が過ぎていきました。






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Desperado / Eagles

2008-04-13 02:06:28 | 最近聞いた音楽
レオン・ラッセル
 ↓
ソング・フォー・ユー
マスカレード
 ↓
カーペンターズ
 ↓
デスペラード
 ↓
イーグルス

・・・という経路でイーグルスにたどり着きました。
何年かに1回ぐらいの間隔で聞きたくなるんですよね、イーグルス。

イーグルスというと、ロックを一番聞いていた時代(は、もしかしたら今?)であった、高校から予備校時代にカリフォルニアが大ヒットしていました。
もう、明けても暮れてもカリフォルニア。
これだけ、あちこちでかかっていれば、耳タコ状態。
もうアルバム買わんでも良いだろう、と思っていたとある日、テレビでカリフォルニアのライブを観て、ジョー・ウォルシュのカッコ良さに魅せられて、早速自転車を飛ばしてアンドー楽器に向かいました。
 ※アンドー楽器については、T.Rexのときのエントリーに書いてあります。
さて、「ホテルカリフォルニア」を購入すべく行ったアンドー楽器のイーグルスコーナーで、「ホテルカリフォルニア」を購入すべくアルバムを手にとり、「ホテルカリフォルニア」を購入すべく意を決したその瞬間のこと「でも、これは、いままでのイーグルスと随分イメージが違うよなぁ」と誰かがささやきました。
そのささやきに「そうだよね、今までのイーグルス知らないのに、これ聞いてもねぇ」と返事をしたかと思うと、もう一枚の候補であった「呪われた夜」を手に取りレジへと向かいました。
そして、それ以来「ホテルカリフォルニア」のアルバムを聞いていません。
未だに聞いてないんですよ「カリフォルニア」

ということで、イーグルスとの出会いは「呪われた夜」でした。
「魔術師の旅」というバンジョーの入った曲が結構気に入りました。
バーニー・リードンがいたころのアルバムで良かった、って思いましたね。

その後、ベスト盤をCDで購入したきりで、オリジナルアルバムを聞くのは20数年の時を隔てて、2枚目。
自分の中でも、なんだか、不当に評価が低いような気がしてなりません。

「ならずもの/Desperado」ですが、1973年発表のイーグルスの2ndアルバム。
ドン・フェルダーが入る前の4人組イーグルス時代の作品ですね。
1stのスコーンと突く抜けたような青空ジャケットとは対照的に、なんだか不敵な面構え。
前述したように、アルバムを通して聞くのは今回が初めてなのですが、これってトータルアルバムなんですね。
1曲目「ドゥーリン・ドルトン」から始まって、そのリプライズで終わるまで、アルバムジャケットの写真の色調のような、ちょっと陰りのあるサウンドでまとまっています。
イーグルスというと「テイク・イット・イージー」みたいな明るい、乾いた音を想像しますが、「カリフォルニア」といいこのアルバムといい、ちょっとウェットな感じのところが日本人好みなのかもしれません。

そんなウェット感覚のアルバムの中でも、もっとも湿度の高いのがアルバムタイトル曲「Desperado」。
開拓時代の西部のバーの片隅で、嘗ては自分もならず者だった老人(?)が、好き勝手し放題のドルトン兄弟を優しく諭している、そんな内容でしょうか。
歌のうまいカレン・カーペンターの「デスペラード」もしっとりしていて良かったのですが、やはりここはドン・ヘンリーのあのハスキーががった声で歌われるとグッと来ますね。

それともう一曲有名どころは「テキーラ・サンライズ」。
先日近所のショットバーでおくさんと待ち合わせしたとき、この店のテキーラサンライズがいかに美しかったを話してくれました。
It's another tequila sunrise
ベストアルバムの中でこの曲を聞いた時、「ああ、美しい曲だな」と思って、そのあと何かの機会の時にショットバーで「テキーラサンライズ」を注文したりしていました。
多分、沢山のかたが同じことしているのではないかと思います。
オリジナルアルバムの中で聞くと、さらに深みを感じますね。

ところで、気になったのがジャケット。
表は、ドルトン一味に扮したイーグルスの4人のメンバーです。
が、裏を見るとその一味がとうとう捕まってしまったのですが、捕まえられたのが5人。
増えた一人って、だれ?






(こんな小さな写真しか見つかりませんでした)

[Desperado]
1. Doolin-Dalton
2. Twenty-One
3. Out of Control
4. Tequila Sunrise
5. Desperado
6. Certain Kind of Fool
7. Doolin-Dalton [Instrumental]
8. Outlaw Man
9. Saturday Night
10. Bitter Creek
11. Doolin-Dalton/Desperado (Reprise)

さて、先書いたように20数年ぶりに聞いた2枚目のイーグルス。
次は、いよいよ大ヒット曲を含んだあのアルバムを聞いてみようかと思います。
ジャケット見るたびに、いつも気にはなっていたんですけどね「オン・ザ・ボーダー」
20年後かな。




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Physical Graffiti [Disc 2] / Led Zeppelin

2008-04-08 02:23:41 | 最近聞いた音楽
カシミールの山地を一気に流れ下った奔流は、インドの地へと入り、緩やかに蛇行しながら流れていきます。




Disc!(LPのA面B面)の延々とリフが繰り返される長ったらしい曲に辟易しながら、C面、そしてD面へ。
このサイドの最初の感想は「曲の後半が力尽きている」でした。
やはり、最初聞いた時は、ろくでもない感想しか持ちませんでした。
この原因て、今にして思うと「Night Flight」ですかね。
出だしは快調なんですが、後半はちょっと雑な感じがします。
出だしがとても好きなだけに、エンディングはちょっと・・・残念でした。

AB面が、なんとなく統一感があったのに対して、CD面はバラエティーに飛んでいる。というか、バラバラな感じ。
その辺り、寄せ集めアルバムの所以でしょうか。
そんなバラバラ感があったから最初に聞いた時、曲が「力尽きた」と感じたのかもしれません。

そのなかで、「Ten Years Gone」「The Wanton Song」「Sick Again」が、AB面(Disc1)に通じる音作りでしょうか。
アコースティックで肩の力抜いた感じの「Boogie With Stu」や「Black Country Woman」もそれぞれ面白いのですが、アルバムのアクセントしていは、どちらか一曲で良かったかも。。。
もっとも、どっちをとると言われるとちょっと困るかも。
「Down By The Seaside」は、今聞くとどうもHoneydrippersの「Sea of Love」みたいな脱力系。
それが途中で曲調が一転するのが面白いのですが、やっぱ、脱力系が3曲というのはどんなもんでしょ。
さすがにアルバムとしてのまとまりが・・・と考えると、実はこの肩の力抜いた辺りがCD面の狙いだったりして。
先にあげたAB面と似通った3曲は、「しかたなく」CD面に回されたのかも。

あ~、でもZepって「III」とか「聖なる館」とかこのアルバムの「Bron-Yr-Aur」とか、アコースティックな感じ、広々とした感じの曲作っていたので、このCD面も実は脱力系/ダウン・トゥ・アースな曲がメインなのかもしれない。
であれば、先の3曲を捨てて、全編「明るいハードロック」指向しても良かったような気がします。
でも、ソッチの方に行かず、なんとなくAB面で聞けるようなゾロゾロしてかっちりしたものに向かいたい、というのがこの頃のZepの方向性だったのかもしれませんね。
なにしろ、次のアルバム「Presence」もかっちり作られているし。。。

なんだか、CD面の曲をきいていると、全体的にもう少し時間かけて手を加えれば、もっと輝いた曲になったような気がしてならないんですけど。
でも、そうしたら2枚組じゃなくて、アルバム2枚に分けてたかもしれないですね。
「時々は肩の力抜いてよ」っていう、この位が丁度よいのかなぁ。
でもなぁ・・・

[Physical Graffiti]
DISC2
1. In The Light
2. Bron-Yr-Aur
3. Down By The Seaside
4. Ten Years Gone
5. Night Flight
6. The Wanton Song
7. Boogie With Stu
8. Black Country Woman
9. Sick Again





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Physical Graffiti [Disc 1]

2008-04-03 08:15:47 | 最近聞いた音楽
このアルバム買って、最初に聞いた時はうなってしまいました。
「うぅ~、長すぎだ・・・」
そんな第一印象があったもので、このアルバムに対して苦手意識がありました。



ビートルズ卒業してすぐにピンク・フロイド、そしてそのままプログレの深みにはまっていったので、Zep聞き始めたのって、結構遅くなってからです。
聞いてみようかな、と思ってから最初に出たアルバムが「プレゼンス」でした。
「アキレス最後の戦い」は凄く好きだったのですが、ジャケットが・・・とジャケ退きで買わず。
結局LPで買ったのは、1st(中古)、4枚目、5枚目、6枚目だけでした。

で、
最初に「あ、このバンド凄い」と思ったのは、実は、ジョン・ポール・ジョーンズ。
どの曲だったか忘れましたが、なにやらFMでかかった曲をZepだということで聞いたら、ベースに惹かれました。
そして、ボンゾのドラム。
「おかずだらけ」といわれていたドラムですが、これがグイグイと音楽を引っ張っていきます。
フロントの二人に気がついたのは、その後から・・・というと、あちこちから石投げられそうですが。。。

そんなこんなで、少しずつ聞き始めたZepです。
1st、IVに続いてこのアルバムを購入したのは「Kashmir」がお目当て。
なんと、こんな曲もやるのか、と興味津々、2枚組の値段をものともせず・・・いや、かなり悩みながら購入しました。
余談ですが、プログレから、このアルバム入る場合ってなんとなく「Kashmir」派の人と「In The Light」派の人がいますよね。そんな気がします。
私の友人のK君は「In The Lightこそ、プログレだよ」と言っていましたが、私は何と言っても「Kashmir」。
うーん、ちょっと装飾過多かな、と思いつつもあの湿った感じの曲を繰り返し聞いていました。

でも、しかし、「Kashmir」はこのアルバムの中でもちょっと毛色の変った音だと思います。
全体的なイメージはLPでいうところのA面1曲目「Custard Pie」で聞けるような、乾いた感じの音。
前作「聖なる館」の1曲目「永遠の歌」で、スコンと晴れ渡ったような音を出していたペイジのギターは、さらに乾いた感じ。
しかも、全体的にソリッド感というかメタル感というか、前作のダウン・トゥ・アースてきな音に比べて鉱物質になったというか、硬い音。
ゾロゾロって感じのギターの音(といっても無理がありますね、この表現)は、ああ、これがジミ・ペイジの音なんだな、と納得しつつも、ハードロックは泣きのギターだという先入観があったもので最初はやはりちょっとばかり違和感を感じました。
「Custard Pie」でのロバート・プラントのボーカルの音量が低いのも気になったんですけどね。。。

改めてLPのA面B面、CDでいうDisc1を聞き直してみると、ものすごい疾走感というか、ごり押しのロック。
それでいて、ビッグネームの余裕というか、大人になったというか、間のとりかたに貫録のようなものを感じます。
すこしばかり地味な感じがするかもしれませんが、いらぬ派手さやケレン味なんて必要としないZeppelineの音があります。

iPodで聞いていて驚いたのですが、つい歌詞が口を突いて出てしまいます。
ちょっと苦手意識のあったアルバムだったんですけど、そんなに良く聞いていたんだと、ビックリしました。

[Physical Graffiti]
DISC1
 1. Custard Pie
 2. The Rover
 3. In My Time Of Dying
 4. Houses Of The Holy
 5. Trampled Under Foot
 6. Kashmir





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Electric Warrior / T.Rex

2008-03-30 03:16:47 | 最近聞いた音楽
木曜日のこと、用事があったので東京ミッドタウンへ行きました。
ちょっと時間があったので、ツタヤを覗いてみたところ、T.Rexの「電気の武者 」(凄いタイトルですね)のLPサイズのジャケットが飾ってありました。
このジャケット、カッコいいですよね。



高校の頃、永福町にあるアンドー楽器というレコード屋さんに良く行っていました。
交通費がかからず(定期の使える範囲)で、ポイントのつくレコード屋さんで、しかも、家から自転車でも行ける、という条件で見つけたお店です。
まだ、ブラックディスクの時代。タワーレコードもHMVも無い頃の話です。
それで、そのお店でこのアルバムを発見したわけです。
といっても、お金のない高校生。
月々の小遣いを集めて、お目当てのLPを買うのが精いっぱい。
T.Rexも聞いてみたいなぁ、と思いつつもなかなか買うまでの踏ん切りがつきませんでした。

実はT.Rexが流行っていたのは、アンドー楽器に通っている頃より数年前のこと。
中学の同級生で、ちょっと先進的というのか、流行りもの好きというのか、そういうロック聞いている連中がT.Rexとか聴いていました。
中学の頃の私はというと、ビートルズばかりでしたが・・・
ということで、アンドー楽器で出会ったこの「電気の武者」、有り体に言うと売れ残っていた、ということになります。
その証拠(?)に、だいたい月1枚のペースでLPを買っていたのですが、行くたびにこのアルバムを見ていました。

そうやって、毎月目にしていたこのジャケットですが、最初に見た時は「カッコイイー」と感動しました。
マーク・ボランが、ギターアンプの前でギター弾いている、と、文字にすると極くありふれた表現になってしまいますが、それが白黒ならぬ黒に金で縁取られています。
LPの棚からジャケットを1枚1枚抜き出して、お目当てのアルバムを探していた時にこのジャケットが目に留まり、思わず手も止まりました。
一瞬、背後にあるのがアンプの形だとはわからずに、天使の翼かと思いました。
さて、その時に、そのような刷り込みがされてしまったために、今でもこのジャケット見ると天使になったマーク・ボランがギター弾いているように見えてしまいます。
今でもカッコイイージャケットだと思います。
木曜日に東京ミッドタウンでこのジャケットに出会った時に、こんな思い出が一瞬にして蘇りました。

それで、内容はというと「Get It On」が入っています。
T.Rexっていうとグラムロック。
グラムというとやはりエレクトリック。
だからタイトルも「電気の武者 /Electric Warrior」。
確かに、マーク・ボランはエレキギターを弾いています。
全編「Get It On」のようなハード・ブギを期待すると、肩透かし食らいます。
実際、それで、一時T.Rexダメでした。
改めて聞き直してみると、ゆったりした感じは、前身であるTyrannosaurus Rexの流れを汲んでいるのではないでしょうか。
といっても、Tyrannosaurus Rexって何曲かしか聞いたことないのですが・・・
「Electric Warrior」は、1971年発表の、T.Rexとしては2枚目のオリジナルアルバム。
このあと、大人気アルバム「The Slider」や「Tanx」、そして問題作「Zinc Alloy and the Hidden Riders of Tomorrow」を発表してグラムロックシーンを牽引していくことになります。
結局、マーク・ボランは80年代を迎えることは出来なかったわけですが、T.Rexとして70年代のロックシーンを駈け抜けた原動力となったのが、このアルバムだったのではないでしょうか。

[Electric Warrior]
1. Mambo Sun
2. Cosmic Dancer
3. Jeepster
4. Monolith
5. Lean Woman Blues
6. Bang a Gong (Get It On)
7. Planet Queen
8. Girl
9. The Motivator
10. Life's a Gas
11. Rip Off




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Leon Russell / Leon Russell

2008-03-15 17:33:33 | 最近聞いた音楽
歴史の中に埋もれちゃいけないミュージシャンがいます。



[Leon Russell]
1. Song for You
2. Dixie Lullaby
3. I Put a Spell on You
4. Shoot Out on the Plantation
5. Hummingbird
6. Delta Lady
7. Prince of Peace
8. Give Peace a Chance
9. Hurtsome Body
10. Pisces Apple Lady
11. Roll Away the Stone
12. Masters of War (Old Masters)

レオン・ラッセルは1941年生まれということで、現在67歳。
生まれは、米国はオクラホマ州ロートン。
オクラホマといえば、オクラホマミキサー。州都は週内最大の都市オクラホマシティ。
ちなみに、2番目に大きな街はタルサだそうです。こちらはクラプトンの曲でも有名。
オクラホマの南には巨大なテキサス州。西にはニューメキシコ州。
そんな都地がらなので、若き日のレオン・ラッセルは、ブルー・グラスやカントリーといった、アメリカのルーツミュージックや、南部の黒人音楽に囲まれて育ったのではないかと想像されます。

3歳でピアノを始め、ギターやホーン(サックス?)もこなすマルチプレーヤー。
14歳で最初のバンドを組んで、ミュージシャンとして活動していたようです。
セッションプレーヤーとしての活躍も多く、バーズやハーブアルバートとの共演もあります。
フィルスペクターの元で、スタジオ・ミュージシャンを努め、次第に音楽的才能と、プロデューサーとしての才能が認められていったそうです。
ここは、想像の世界ですが、3歳からたたき込まれた音楽的な資質と、レオン・ラッセル本人の気質に寄るところが大きいのだと思いますが、スタジオ内外での「まとめ役」として、多くのミュージシャンに信頼されていたのではないでしょうか。
写真見ると、ちょっと怖い顔していますが、その風ぼうと相まって、信頼置ける「兄貴」役を引き受けていたのではないでしょうか。
顔に似合わず、実際は心根の優しい、きめ細かな気配りの人だったのではないかと思います。
そういえば、ジョージのバングラデシュコンサートで、ボブ・ディランを口説き落したのも、レオン・ラッセルだそうです。

そんなレオン・ラッセルですが、1965年にマーク・ベノと「アサイラム・クワイア」というユニットがあります。こちらは未聴です。そのうち聞いてみたいと思います。
このアルバム「Leon Russell」はそんな裏方時代の長かったレオン・ラッセルのソロでの1枚目。
ディラニー&ボニーやジョー・コッカーとの仕事の腕を、プロコルハルムやムーディー・ブルースのプロデューサであったデニー・コーデルに見込まれて、立ち上げたのがShelter Peopleなるレーベル。
才能のある若手ミュージシャンを見つけだそうというこのレーベルの最初のリリースアルバムとして選ばれたのが、このアルバム。
2作目以降は、シェルターピーブル所属のミュージシャンによるShelter Peopleというバックバンドを率いるレオン・ラッセルですが、このアルバムのバックは豪華です。
アルバムには「Dedicated to」という形で、参加ミュージシャンがクレジットされています。

This alubum is dedicated to
Chris Stainton / George Harrison / Ringo Starr / Charlie Watts / Bill Wyman / Eric clapton / Klaus Voorman / B.J.Wilson / Alan Spenner / Jim Gordon / Greg Dempsey / Stevie Winwood / Jim Horn / Mr. & Mrs. Bramlett / Bobby Whiplash / Clydie King / Merry Clayton & Joe Cocker

イギリス人のミュージシャンが多いのは、シェルタービープルの相棒デニー・コーデルがイギリス人だったからでしょうか。
こうして、アメリカ大陸において、イギリスとアメリカ南部音楽の大融合が成されたわけです。

さて、アルバムの内容ですが、のっけから名曲「A Song For You」
 いままで、いろんなところで歌ってきた。
 まったく馬鹿げたうたもあったけど、
 でも、今は、君のためにこの曲を歌うよ
簡単にまとめると、こんな感じの歌詞なのですが、ただのラブソングとしてもとらえられますが、デビューまでの道のりを考えると、なんだか もっと深い意味を感じますね。
Shelter Peopleとしての宣言の様にもとらえられます。

アルバム全体のイメージは、所謂スワンプミュージックの色付けがされています。
レオン・ラッセルが生まれ育ったオクラホマの地で馴染み育った音なのではないでしょうか。
レオンの南部風のピアノがグイグイと引っ張っていく豪快なロックンロールナンバーもあり、また「Hummingbird」のようなスローナンバーあり。
70年代のロックが持っていた、共同体風のイメージと、手作り感が溢れるアルバムです。
あの独特のだみ声も、嵌るとなかなか抜け出せなくなります。
正直なところ、最初にレオン・ラッセルの声聞いた時は、ビックリしたんですけど。
イメージとして、カレン・カーペンターやジョージ・ベンソンの歌が先にあったもので・・・

ボーナストラックとしてCDに収録されている「Masters of War (Old Masters) 」は、LPのファーストリリースのみに収録されていた曲だそうです。
ボブ・ディランの反戦歌をアメリカ国家のメロディーで歌ったもの。
CD化に際して、復活したものだそうです。

こちらのページを参考にさせていただきました
 古き良きロック時代の隠れ家の主

Leon Russell公式サイト
 Leon Russell





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A Song For You / Leon Russell

2008-03-07 03:59:44 | 最近聞いた音楽
昨日・・・日がかわっているので、一昨日のこと。
仕事の関係で、口の達者なわからんちんたちと、結論の出ない話をしていました。
なんだか、一日中わからんちん達に付合っていると、次第にこちらがわからんちんなのではないか、と思うようになってしまいました。
え、なに、ひょっとして、悪いのは自分自身なの!? と、深夜に会社を出た時には、妙な疲労感で湿っぽく沈み込んでいました。
こんな日は、音楽も聴きたくないなぁ・・・と思いつつ、夜中の渋谷の街中の音を聴きながら駅へ。
電車を待っていると、今度は周囲の騒々しい音を遮断したくなり、iPodを取りだしました。
流石に、ジョージ・ハリソンという気分ではなかったので、なにかないかとiPodをクリクリと探していたら、レオン・ラッセルを見つけました。
久しぶりにレオン・ラッセルを聞いてみたところ、あのだみ声が心の中にストンと入り込んで、次第にいい気分になりました。

レオン・ラッセルといえば・・・という程聞いているわけではありません。
家には、ベストアルバムが1枚あるだけです。
これは、ある日突然A Song For Youが聞きたくなって買ったんですが・・・日本で編集したベストアルバムなのですが、ジャケットがどうもいただけません。
買おうかどうしようか、迷ったのですが、当時は他にレオン・ラッセルのCDもなかったので、仕方なく買ったものでした。


それから数年かそれ以上たって、驚いたことに、殆ど音楽活動の噂も聞いていなかったレオン・ラッセルが来日しました。
そのことを新聞のレビューで知ったのですが、時既に遅し。
コンサートの日程はもう過ぎてしまいました。
リアルタイムで聞いていたわけではないのですが、一度ぐらい生のレオン・ラッセルを見ておきたかったと思いました。

それにしても、あのレオン・ラッセルが、いったいどんな爺様になっているものやら、とCD屋に行ってアルバムを探してみるとこんなジャケットが・・・

なんともカッコいい爺さんじゃないですか。
このアルバムは35周年記念盤ということで、いわゆるベスト盤。
そして、iPodで聞いたのはこちら

自身の名曲を録音し直したセルフカバーと「自分で歌いたい曲を歌った」というスタンダードのカバーで作られたアルバム。
もうすこし、ジャケットどうにかしてくれぃ。
腹に字書くなよ・・・

[A Song ForYou]
1.A Song For You
2.Tight Rope
3.Stranger In A Strange Land
4.Hummingbird
5.Back To The Island
6.Out In The Wood
7.Lady Blue
8.Delta Lady
9.The Masquerade
10.My Funny Valentine
11.Smoke Gets In Your Eyes
12.The Lucky Old Sun
13.The Shadow Of Your Smile
14.As Time Goes By
15.The Very Thought On You
16.Angel Eyes
17.Round Midnight
18.Sailing

1から9までが、セルフカバー。
自作の曲といっても、この人の場合、他のミュージシャンにカバーされている曲が多いので、これはもうスタンダードのカバーといっても良いのではないかと思います。
1曲目は、あの名曲「A Song For You」
ピアノのイントロが印象的なこの曲、何を考えたのか、イントロなしでいきなり歌に入ります。
こういう大胆なことが出来るのが、セルフカバーの良いところなのかもしれません。
1~9はピアノの弾き語り。
時々、控えめにベースやドラムが入ってきます。
作曲家としての、そしてピアノマンとしてのレオン・ラッセルがそこにいます。

後半は、サックスやストリングが入って、ちょっと寛いだ夜のムード。
軽めのジャズっぽい演奏になります。
どの曲も、名曲なのですが、そして、とても気持良さそうに歌っているのですが、やはり折角なので、ここはもう少しレオン自身の曲を聞きたかったと思います。
なんの因果で、レオン・ラッセルの「As Time Goes By」を聞かなくちゃならないんだろう。
ちなみに18はクリストファー・クロスではなくて、ロッド・スチュワートの方です。

「A Song For You」って実は我家では思い出の曲でして。。。
おくさんと出会ったころに、カーペンターズファンだった当時まだおくさんでなかったおくさんにプレゼントした2本のカセットのうちの1本のタイトルがこの「A Song For You」でした。
もう一本の方のタイトルは「I'm Not In Love」でした。曲の内容を、ちゃんと知っていてくれて良かった。

YouTubeで探したレオン・ラッセル

A Song For You
 ウィリー・ネルソン&フレンド とかいうビデオだそうです。
 ウィリー・ネルソン、レイ・チャールズ、レオン・ラッセル。なんだか凄い顔触れ。
"The concert for Bangladesh"
 バングラデシュのコンサートのレオン・ラッセル。
 ジャンピング・ジャック・フラッシュとヤング・ブラッド。
 何故か、他人の曲を歌っています。
 やっぱ、若い時カッコいいですね。

公式サイト




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Red Rain / Peter Gabriel

2008-01-22 03:24:05 | 最近聞いた音楽
勝手にリンク張っているQuiet Villageさんから辿ってYouTubeで「Red Rain」を聞く。




LPからCDに切り替える直前、Gabrielの「So」は最後に買ったLP。だったと思います。
CDになってからは、あまり聞かなくなってしまったガブリエルですが、「III」「IV」「So」のころはよく聞きました。

「So」には、大ヒットした「Sledgehammer」や「Big Time」が収録されています。
しかし、なんといっても、1曲目の「Red Rain」が気に入って、何度も繰り返して聞いていました。
久しぶりに見て、聞いて・・・渋いです。
Genesisのころのガブリエルとはだいぶイメージ違うと思います。
YouTube: Red Rain / Peter Gabriel

「So」のなかで好きだったもう一曲がこちら。
ガブリエルとケイト・ブッシュのデュエット。
二人とも似たようなキャラではありますが、普段のイメージと違うスローバラード。
これも、何度も繰り返して聞きました。
YouTube: Do't Give Up / Peter Gabriel & Kate Bush

ガブリエルは、何故かその後はあまり聞かなくなってしまいました。
そういえば、ロビー・ロバートソンのソロに参加しているんですよね。
そんな理由で、ロビー・ロバートソンのアルバム買って聞いたりしていました。

オフィシャルサイト





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初夢に出てきた・・・

2008-01-07 03:27:59 | 最近聞いた音楽
正月気分ももう抜けてきて、明日・・・もう今日ですね、いよいよ会社が始まります。
さて、そんな時期ではありますが、みなさん初夢は見たでしょうか?
今年の初夢は・・・実は覚えてないです。
今年のは覚えていないですが、忘れられない初夢があります。
どんな夢だったか、もう20年以上前の夢なので、全体は覚えていないのですが、強烈な印象として残っています。
なぜかというと、Gentle Giantの「The Missing Piece」が夢に出てきたんです。
あの緑色のジャケットが。。。
Gentle Giantって、そんなに聞いていなかったのですが、なぜか出てきたんですよね。
しかも、このアルバムは、今までのしっとりしたプログレ風の音作りから、シットリ感を取り去り、たたの超絶技巧的変態リズムのみが残ったようなアルバム。
FMで何曲か聞いたのですが、あまり好きじゃなかったんですよね。
それが何故か初夢に。
意味わからないです。
意味わからないかったのですが、初夢に出てきてしまったのですから、暫く悩んだ末に買いました。(でも中古だったかな)
アルバムの1曲目は、こんな感じ。。。
 YouTube: Two Weeks in Spain

Gentle Giantって、「好きだ」「嵌った」って話聞かないけど、どうなんでしょうか。
やはり、あのジャケットのせいでしょぅか。。。
LP時代に買ったのが先の「The Missing Piece」と「The Power And The Glory」。
「The Power And The Glory」は、クラシカルなプログレ(というのもなんか形容矛盾ですが)の音作りで、もっと人気出ても良いような気がしましたが・・・
それと、友&愛で借りてきた「In A Glass House」。
このアルバム、が最初に聞いたGentle Giantでした。
いきなりガラスの割れる音ら始まり、噂に聞いていた変速リズムと超絶技巧の演奏。
ハデさがない、というか、これだけのことしていながら、何故人気がないのか?
ちょっと、ちまちましすぎた感じがあるんですけどね。
そのあたりが、ちょっと、なのかな?

さて、今回聞いたのはは3rdアルバムにあたる「Three Friends」。

学生時代仲の良かった三人が、それぞれ、労働者、芸術家、資本家(だったか?)の道に進み、やがてその三人が・・・というトータルアルバム。
裏ジャケットの絵が、三人の将来を暗示しています。


さて、内容はというと、これが意外としっとりした音作りで良いです。
とはいえ、やはり変則的なリズムであることにかわりはありません。
マルチプレーヤー集団ということもあり、いろんな楽器が出たり入ったり。
嫌いじゃないんですが・・・なんか、こう訴えかけてくるものが無いんですよね。
ボーカルの人の声の質にもよるのかもしれないですが・・・どちらかというと、このボーカルは、ちょっと苦手なタイプなんです。

実は、今回ブログ書くに当たって、YouTubeでGentle Giantの曲をいくつか聞いてみたのですが、ライブだとスタジオ番より音が整理されていて、イイ感じでした。
スタジオで、いろいろと凝った音作りする一方で、ライブでは意外(?)とパワフルな演奏しているのかもしれません。
ライブアルバムも聞いてみたくなりました。

このアルバム、アメリカでビュー盤だそうです。
そのせいか、アメリカ版のジャケットは1stアルバムと同じデザイン。
分かりにくいんですよね。。。


1.Prologue
2.Schooldays
3.Working All Day
4.Peel The Paint
5.Mister Class And Quality?
6.Three Friends

Personel
Gary Green: guitars, percussion
Kerry Minnear: keyboards, vibraphone, percussion, Moog, vocals
Malcolm Mortimore: drums
Derek Shulman: vocals
Phil Schulman: sax, vocals
Ray Shulman: bass, violin, 12 string guitar, vocals

YouTubeで「Three Firiends」の曲を探したので見つかりませんでした。
その代わりというか、Octopusのライブを見つけました。
そんなに悪くないと思うんですけど・・・
 YouTube: Octopus Medley

 公式サイト: The Gentle Giant Home Page




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Northern Lights - Southern Cross / The Band

2007-12-23 23:48:14 | 最近聞いた音楽
The Bandの魅力とは、いったいなんでしょうか?

高校時代「The Last Waltz」を初めて聞いたときに、世界一のサポートバンドとしての懐の広さに感心したのですが、ザバンド自体の魅力ってあまり感じられませんでした。
時を経て、大学に入学してからこの「南十字星」を聞いたときも、今一つピンとこなかったのですが、
今回改めてこのアルバムを聞いて、感心してしまいました。
多分、今年iPodの再生回数は1位か2位を下らないことでしょう。

バンドの魅力というと、何と言っても、リチャード・マニュエルの南部風の大らかなピアノと、不安定ながらも土の匂いのするそのボーカル。
アルバム1曲目の「Forbidden Fruit」はままさに、そんな魅力が満載の曲です。

デビューアルバムの「Music From Big Pink」から、なんとなくバンドといえば南部風というイメージがありますが、レヴォン・ヘルム以外はカナダ出身。
もともとは、ロニー・ホーキンスというロックンローラーのバックバンド「ホークス」として始まったバンド。
ホーキンスのカナダツアーの時、ツアーがきついという理由で、レヴォン・ヘルム以外のメンバーが脱退してしまい、急遽カナダで集めたメンバーが後のザ・バンドとなったそうです。
ということで、アメリカ人一人+カナダ人4人という組み合わせのバンド。
何故南部の香りがするのか、ちょっと不思議なんですが。。。

それから、レヴォン・ヘルムの素朴で謹厳実直なドラム。
どの曲を聞いていても、レヴォンのドラムがリズムを刻んでいるので、ちょっと集中力を欠いても、すぐに曲に戻ることが出来ます。

ザ・バンドにはヘルムというドラマーがいながら、実はピアノ/ボーカルのリチャード・マニュエルが時々ドラムを叩くそうです。
ひとつのバンドでいながら、ドラマーが入れ替わるなんて、ちょっとほかのバンドでは考えられないことだと思います。

さらに、リチャード・マニュエル、レヴォン・ヘルム、リック・ダンコというボーカリストが3人も揃っているというのも魅力です。
このアルバムを聞いて、最初に引っ掛かったのが6曲目の「It Makes No Difference」。
この曲に引っ掛からなければ、このアルバム、素通りしていたかもしれません。
イーグルスのような・・・というと褒め過ぎになりますが、もっと大ざっぱで力強いボーカルのハモりにはまりました。

ガース・ハドソンのキーボードも見逃せません。
The Last Waltzの映像見ても、キーボードに囲まれて演奏するガース・ハドソンの姿がみられます。
まるで、キース・エマーソンかリック・ウェイクマン。
実際、ザ・バンドの曲のどこにこんなにキーボードが使われているのか? と思うほどですが、ハデではないけど要所要所にガース・ハドソンのキーボードがにじみ出てきます。
7曲目「Jupiter Hollow」では、シンセサイザーがまるでUFOのような音を出していたりします。
ガース・ハドソン、写真見るとなんとなくぶっきらぼうな顔していることが多いのですが、実はチャメッケたっぷりの人なのかもしれません。

The Last Waltzの映画の中でも話されていましたが、ガース・ハドソンは最初メンバーではなくて、音楽の先生としてバンド(ホークス)に参加することになっていたそうです。
クラシックの音楽教育を受けていたガース。
父親に、ホークス入りの話をしたところ、そんな音楽を演るなんて許さんと、認めてもらえなかったそうです。
それで、苦肉の策として、音楽を教える立場で参加する、ということにしたそうです。
でも、実際はツアーメンバーだったんですけどね。

それから、この人サックスも吹きます。
6曲目の「It Makes No Difference」の後半で、サックスとロビー・ロバートソンのギターとの掛け合いを聞かせてくれます。
これが、また泣けるほど味があります。

さて、これらの曲を手がけたのはギターのロビー・ロバートソン。
The Last Waltzを仕掛けたのもロビー・ロバートソンみたいです。
作曲の才能もあって、売り方もうまい、というと、ビードルズにおけるポール・マッカートニーみたいなイメージがあります。
実際ジョンとポールと同じように、他のメンバーとロビー・ロバートソンの確執というのは、時間が経ってもぬぐい去れないものがあるようです。
1978年にThe Last Waltzを発表して解散したザ・バンド。
その後「ロビー・ロバートソン抜き」で再結成して活動した時期もありました。
リック・ダンコ、リチャード・マニュエルというメンバーの死を越えてもなおヘルムとロバートソンの確執は続いているようです。

実は、これまでに何度かザ・バンド入門を試みてきました。
今回、「It Makes No Difference」でやっとザ・バンドに入門できたような気がします。
入門までに時間がかかったためか、数枚のアルバムは聞いているのですが(The Last Waltzについては、このブログでも紹介しました)、まだ何枚か聞いていないものもあります。
そのうち、それらも聞いてみたいと思っています。
そのときは「道」シリーズで紹介するかも知れません。
期待せずに待っていてください。


[Northern Lights - Southern Cross]
1. Forbidden Fruit
2. Hobo Jungle
3. Ophelia
4. Acadian Driftwood
5. Ring Your Bell
6. It Makes No Difference
7. Jupiter Hollow
8. Rags and Bones
-bonus track-
9. Twilight
10. Christmas Must Be Tonight

公式サイト: The Band





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懐かしの日本のプログレ(その2) / Ain Soph

2007-12-03 00:37:42 | 最近聞いた音楽
1stアルバム「妖精の森/A Story of Mysterious Forest」 1980
2ndアルバム「帽子と野原/Hat and Field」 1986
Hat and Fieldって・・・

このバンド、まだ活躍していたなんて知りませんでした。
Tommyさんとこでライブの様子が紹介されていて、未だ現役ということを初めて知りました。

実はこのバンド今まで聞いたことありませんでした。
というのも、「妖精の森」の謳い文句がシッフォニックロックとかになっていたので、当時のひねくれプログレファンとしては「どうせストリングが入った美し系ロックでしょう」と高をくくっていました。
それが、実になんと・・・

「妖精の森」を聞いて驚きました。
カンタべーリーの音そのものじゃないですか。
(セカンドアルバムのタイトル通りになんですが)、ハットフィールド・アンド・ザ・ノースからコーラス隊のが抜けたみたい。
(だからハット・アンド・フィールドなんですね)
これだったら、最初から「カンタベリー風のジャズロック」と言ってくれていたら聞いていたのに・・・
いや、正直な話、今まで聞いていなくて損したと思いましたね。

で、すこし間を置いて、冷静に聞き直すと・・・あれ、レニー・ホワイトってこんなドラム叩いてなかったっけ?
と、思った瞬間、これはカンタベリージャズロックというよりも、リターン・トゥ・フォエバーに近いのではないか、と思いました。
「妖精の森」の最初の曲なんて、プログレというより、クロスオーバー/フュージョンです。
そうやって聞くと組曲になった「妖精の森」も、RTF「浪漫の騎士」とかチックコリアの「レプラコーン」?

ジャズロックとクロスオーバーの境目というのもわからないのですが、「プログレ」というよりフュージョンバンドとして売り出したほうが良かったのではないでしょぅか。
いや、そういうカテゴライズより、「プログレはプログレ誌」「フュージョンはジャズ雑誌」という棲み分けの方がおかしいですね。
生粋ジャズでも生粋のロックでも無い、かといってフュージョンでもない、クロスオーバーな活動をしている場合、なかなか情報が伝わってこないですよね。
最近はどうなんでしょう。
1980年に、レコード会社の売り文句以上の情報を見つけられなかっただけなんでしょうか。




[妖精の森]
1. Crossfire
2. Interlude I
3. Natural Selection
4. ブライアンスミスの主題による変奏曲 (variations on a theme by Brian Smith)
5. 組曲: 妖精の森 (a story of mysterious forest)
 1.目覚め (awakening)
 2.密かな憧憬-微風 (longing-with the wind)
 3.神秘の森 (mysterious forest)
 4.燃ゆる想い (passion)
 5.深き眠り (deep sleep)
 6.闇夜の中で (darkness)
 7.小人たちの踊り (dance)
 8.予言者の告示[失意] (misfortune)
 9.神秘の森 (mysterious forest)
 10.目覚め (awakening)
6. Interlude II

Personel
山本要三 (guitars)
服部眞誠 (keyboards)
鳥垣正裕 (bass)
名取寛 (drums)




1. 白鳥の湖 (the swan lake)
2. 小品パート1 (little piece part 1)
3. 組曲: 帽子と野原
 1.トリプル・エコー
 2.ハット&フィールド
 3.深海の話 (deel feelin')
4.トリプル・エンド
5.スペイン海峡 (spanish channel)
4. 霧 (mizzle)
5. カンタベリー物語 (canterbury tale for Pye Hasting & Richard Sinclair)
6. 小品パート2 (little pieces part 2)
7. パイプ・ドリーム (pipe dream)

山本要三 (guitars)
藤川喜久男 (keybaords)
鳥垣正裕 (bass)
富家大器 (drums)

オフィシャルサイト