多摩、ときどき山

多摩の暮らしと山のブログ

テーマ12/松姫峠と巨樹のみち

2022-08-24 18:19:00 | 山のこと
7月23日10:15、山梨県小菅村の鶴峠(つるとうげ・標高870m)を出発。

本日も関東南部は猛暑日予報ですが…こちらは気温25℃!


奥多摩の源流部でアプローチが悪く、最初は億劫でしたが…
来て良かったなぁ…といつも思う^^

トチノキ(栃の木)の紅葉で涼感アップ⤴︎

目指す奥秩父最初のピーク…
飛龍山(ひりゅうやま・2077m=上奥)も、グッと大きくなりました。

でも、今いる場所よりもまだ1000m以上高い。どこから登っても遠くてキツいんです、この山は💦


11:35奈良倉山(ならくらやま・1348m)着。21℃。

土曜日なのに、貸し切りの山頂にニンマリ。

しかも思わぬ場所で…

ツチアケビ(土木通)を発見!

別名「ヤマシャクジョウ(山錫杖)」と呼ばれるだけに、存在感たっぷり。光合成を行う葉がなく、養分をナラタケとの共生菌に依存するランの仲間ですが、割と普通に見られるらしい。でも私は、10数年ぶりの出会いに興奮してしまいました〜。

12:10松姫峠

戦国時代末期、武田信玄の四女松姫が織田・徳川勢に追われ、武蔵国多摩郡恩方(現・東京都八王子市)へ逃れる際に通ったとされる峠(諸説あり)。雲かかる大菩薩連嶺(左奥)の向こうに、甲斐国の中心・甲府盆地はあります。

標高約1300mに位置する奥深い峠。追われる身にとっては、辛く厳しい山旅だったことでしょう。

現在は、車道(路線バスも入る!)とトイレが設置され、明るく開けた眺望も相まって…隔世の感。

12:40…
お馴染みの場所より…
富士の姿は裾野だけ。

本日は奥多摩で雷雨予報が出ており、この約10分後から、大粒の雨が落ち始めました☔️


ブナ(橅)
ミズナラ(水楢)
トチノキ

松姫が歩いた440年前は、現在よりも深淵な原生林が広がっていたのでしょうか。地元小菅村が整備した「巨樹のみち」を雨と雷に追われるように抜けて

14:25小菅の湯に下山。

山中で出会った人は4名のみ。多くの観光客らで賑わうこの場所で、現実に引き戻されました。

バス時刻の関係で入浴はしませんでしたが…
地元のお土産品をしっかりゲット♪

☆本日のデータ:距離10.5㎞/最高高度1368m/累計高度(+)724m(-)858m/行動4時間10分☆





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