おーちゃんぶろぐ。-まっすぐ歩いてる?-

人生は『ロード・ムービー』

喜び悲しみ
ひとコマひとコマ紡ぎ合わせて…
いつしか、ハッピーなエンドロールを。

やめてとめてやめてとめて。

2009-08-06 01:25:53 | Weblog
日付は変わり、木曜日
暑い夏に(ようやく笑)‥

ひんやりと
今宵はホラーなブログをお届けいたします


こんばんは 大橋理容室でございます



去る・月曜日
楽しみにしておりました映画『山形スクリーム』
こちらをレイト・ショーで観てきましたょ


監督は
マサも大好きな、異才『竹中直人』氏
学生時代から30年以上のキャリアを持つ。



舞台は、『落ち武者の里』山形県・御釈ヶ部村

都立・紅女子高校歴史研究会の4人の生徒と
顧問の勝先生は、その村へ。

ちょうど、落ち武者の霊が眠るとされる
『祠』を倒すイベントの真っ最中。

村の床屋・三太郎が『たたりに会うぞ!』と阻止するが
遭えなく、却下


無残にも倒されてしまった祠からは
本当に落ち武者たちが復活してしまう‥

そして、その侍頭・葛貫忠経が生前愛していた官女・光笛に
瓜二つの生徒・美香代をさらってしまう。


村人たちを次々と襲う落ち武者達‥
生き残った女子高生達と三太郎は美香代を救うべく
落ち武者達と壮絶な闘いを繰り広げる‥。



‥と、ここまで書くと立派なホラーだが
そこは、竹中作品‥とにかく笑える。

ぶっ飛んだキャラクター設定や、ギャグの数々
個性豊かな豪華キャスティング


主人公 女子高生・美香代と光笛の二役を演じるのは
若干16歳ながら女優として存在感を持つ『成海璃子』さん。

平家の落ち武者・侍頭 葛貫忠経には
俳優でありながら、ユニークな言動が売りの『沢村一樹』さん


伝説の祠を代々、守り抜いてきた村の青年 床屋の三太郎に
EXILEのパフォーマー『AKIRA』さん。

その他、若い人たちのグラビア誌やティーン誌で活躍中の彼女たちや
多数のベテラン勢も独特の存在感を発揮


友情出演では、まさかの‥
あのイケメンまでもが登場‥笑



山形県・庄内地方のみなさんの全面協力で
実に楽しい、コメディー・ホラー作品が誕生した。

なかでも
EXILE・AKIRAさんの庄内弁は絶賛(爆)


この夏・おススメの一本ですw




この作品を観て
マサは、遠い昔に観た一本の映画を
すぐに思い出した。

これは、マサがずっと大切にしている作品のひとつで‥
その後『映画』にのめり込むキッカケとなった作品

1977年7月に公開され、話題をかっさらい
今もなお、ファンが多い伝説の作品

大林宣彦・監督の、映画『HOUSE』


山口百恵&三浦友和の6作品目『泥だらけの純情』の併映作として
それまでCF監督であった、大林宣彦氏の初の劇場公開映画作品。

脚本は、当時12歳だった大林監督の実の娘さんの原案


7人組の女子中学生の夏休みの旅行
主人公・『オシャレ』(池上季実子さん)のオバちゃまが独り暮らす旧家

ここで一人‥また一人と、女子中学生達が姿を消す
実は、この家自体が妖怪であり
若い娘を食べることにより、永久の命と若さを保っていた。


みな、当時17~18歳くらいの頃の
大場久美子さんや、神保美喜さんらが女子中学生役として出演。

主題歌・挿入歌として
『ゴダイゴ』の、どこかもの哀しげなメロディーが
いつまでも耳に残った。



当時、小学4年生のマサは
その内容よりも、のちに映画『時をかける少女』などの尾道・3部作で
大林作品の代名詞となる、独特の『映像美』に衝撃を受けた。


『こんな、美しい映像は観たことがない‥。』


あの作品を観ていなければ
今のような映画への想いはなかったと本当に思う。


青春・ファンタジーであり、コメディタッチのホラー作品
シュールな笑いも、どこか『山形スクリーム』と似ている。


おそらく、竹中氏も今作で『HOUSE』を意識しているのでは?
そう感じずにいられない、そっくりなシーンも発見した笑


ずっと30年、気になっていた『HOUSE』DVDを
数年前にようやく、ネットで手に入れ大切にしている


『山形スクリーム』同様、『HOUSE』も
機会があったら是非、ご覧ください。



笑いながら
少しだけ、ひんやりと出来るかもしれません笑





〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟