上手くいかない事ばかりの毎日でも諦めないで、元気でいてほしい 明日に咲く花。

日付は変わり
２００９年も、『大晦日』を迎えました

いよいよカウント・ダウンです
今年も、お世話になりました


こんばんは　大橋理容室でございます



残すところ
ついに、あと１日となりました。


年を重ねるごとに
本当に、月日の経つのが早いこと


繰り返しの日々が
忙しさの中にも、充実しているからでしょうか？



昨日・３０日は
朝からの曇り空でしたが

昼くらいから、日が差し始め
寒さの中にも穏やかな一日でしたね



昔と比べますと
寒さも、やはり和らぎ

着膨れするほどの装いも
今や、そんなに着込む程の寒さではありませんょね


服の性能も、良くなってきたのも確かでしょうが
やはり段々と気候の変化も否めず

日本独特の『四季』も
メリハリが無くなってきた様な、そんな気も致すところです。



なんとなく寂しい話ですが
『お正月』も、さほどスペシャル感も薄れ

大晦日や三が日は、街の中も静まり
家族揃って『おこた』で迎える年越しも
今は昔の話と相成りました。



大晦日の『カウント・ダウンイベント』も増え
ゆっくりと過ごす年末やお正月も

アクティブに
『出掛ける年越し』に変化いたしました


時代の流れと言えば、それまでではございますが
カレンダーが変わるだけの『区切りの日』
そんな印象も受けます。



時代と共に、多様化する毎日の暮らし
家族構成や生活習慣といったものも
変化し続けますが

いつまでも、変わらないもの


本質だけは大切に
紡いでゆく情緒だけは失いたくないものです。




お仕事も、ラスト・スパートの追い込み

今年は年末・年始のカレンダーの並びによって
お客様も、２９～３０日くらいからお休みという方も多かったようです。




夕方
ここ、１ヶ月半程
強力取材をしてくれておりました某・記者さん

もう一度、生の声を取材したいとのことで
ご来店くださいました


ちょうど、パーマの待ち時間と
もう一人のお客様のカットを終え

お店のカウンターでの
纏めの取材を受けました。



これまでのマスコミの方の記事とは違う切り口で
何度も何度も構成をし直し

『YFC』をテーマとした
そこから観た、世代の挑戦といった感じでの
徹底強力取材の内容となるようです。



お客様の了解を得て
カット中のマサの写真も撮影して戴き

初めて、床屋さんらしい
マサの姿も観れそうです(笑)



取材中もお話しさせて戴きましたが
『いくら時代が変わっても、頑張り続けることは変わらない。』

本当に、そう思っております。


そして
今日・明日に結果が出なくとも
来週・来年・５年後・１０年後‥


諦めない姿勢　踏ん張り続ける努力
そんなものを、日々の活動の中から

これからの若い世代
そして、子供たちに見せてゆきたいと思います。



辛く、厳しい時代ですが
明日に咲く花を
心の中に、そっと育てながら


同世代のみなさんへの
今年・最後の『エール』とさせて戴きます




明日の晩は、仕事明け
恒例の宗像神社『年越し奉納太鼓』
カウント・ダウンライヴです

武道館の馬場さんに負けないよう
しっかりと、務めあげたいと思います


まだ、席は残っておりますので
宗像神社のほうへも　みなさんのお越しをお待ちしております(笑)




今年１年も、『おーちゃんぶろぐ。』をご覧戴きまして
誠にありがとうございました。



全国のみなさま

良い年を、お迎えくださいね





〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟

不思議なご縁と、PEACEな繋がり。

２００９年も
残すところ、あと３日となりました

みなさんの２００９年は
どんな１年でしたでしょうか？


こんばんは　大橋理容室でございます



本当に
本当に『アッという間』の１年ですね


毎日
同じ作業の繰り返しな訳ですけれども



昨日のお客様は
『同じ作業を繰り返すことが、如何に大切か
この年になれば解るょ。』

御年７０歳になられる
都内から越された、新規・リピーターのお客様の
大変に重みのあるお言葉でした



毎日、毎日の『積み重ね』

明日すぐに結果が出なくとも
地道に作業・活動することの大事さ。



今年も大変厳しい状況が続く、そんな１年でしたが
前向きに『諦めない想い』を胸に


少しでも、今の状況から脱出すべく
『みんなで力を合わせてゆくこと』



来る２０１０年は
そんなことを、世界中が意識しながら出来る１年
そう在りたいものです。






さてさて
お届けする、今宵の『ブログ』は

不思議な『縁』で繋がっている人々
誰かの『想い』がまた、新たな『想い』を呼び寄せる
そんなお話です。




度々、マサのブログにも登場する
石川県・金沢に住む１０年来の友人


まだ２０歳代の頃から
マサはなぜか『金沢』に魅せられ‥

事あるごとに、訪れるという
大変お気に入りの場所でございますが


その時も、ある休日に金沢を訪れた際
たまたま宿泊ホテル内の『お寿司屋さん』で食事をしようと

GW明けだったもので宿泊客もまばら
カウンターで大将と談笑しながら、握って戴いておりました。



マサの『プロレス好き』は有名でありまして‥笑
富山や金沢の英雄・馳浩(現・衆議院議員)選手の大ファンということもあり

すっかり話題は『プロレス』へ‥


大将から
『明日、東金沢の駅前の寿司屋へ行ってごらんょ
プロレスと言ったらあそこの大将は有名だから。』
そうご紹介されて　次日は『東金沢』へ



お昼を頂きに、ご紹介を受けた『お寿司屋さん』へと向かうと
店内は選手のサインで埋め尽くされ‥

その当時のマサにとっては
『楽園』のようなお寿司屋さん


聞けば、『新日本プロレス』さんの興行時に
必ず選手や会社関係者が訪れるお店らしく

たくさんの写真や
お宝グッズを拝見させて戴いたのを覚えております。


ちょうど、元々『新日本プロレス』さんは
マサも知り合いの社員さんが多く話もスムーズに進み‥



女将さんから
『逢わせたい人がいるから、今連絡してみるね。』と。

そこへ登場したのが
馳さんの石川星稜高校・教員時代の教え子であり
『レスリング部』の師弟関係であった、マサの友人でした。


彼は地元・銀行から
憧れの『プロレス・プロモーター』業へと転身

『全日本プロレス』さんの
前社長である、故・ジャイアント馬場さんに可愛がられ
今や地元・金沢では彼主催のスペシャル興行が毎年『満員御礼』


団体問わず、業界では各選手からも熱い信頼を受け
特に若手選手からは『アニキ』とも慕われる存在に。



彼の協力で、２００１年には
商工会青年部・主催『UWF関東学生プロレス＆馳浩講演会』も開催出来ました

http://blog.goo.ne.jp/yorii_shokokai/e/991312154c437e47300dab2c25dee783


２年前の今頃、彼からメールが届き
『マサさんに紹介したい人がいるんだけど‥』

聞けば、彼の親しい方で
以前にマサが彼に紹介した『馬場俊英』さんの大ファンがいると


みなさんも覚えているだろうか？


馬場さんの『NHK紅白初出場』時に
『埼玉新聞』さんに取り上げられた記事

その記事を、馬場さんのHPから『商工会ブログ』へ飛び
その方が発見

http://blog.goo.ne.jp/yorii_shokokai/e/4037be1e708f30245a4bf9b8f746410e


なんでも
彼から『埼玉の寄居町という処に、１０年来の友人がいる。』
そう以前に伺っていたらしく

『もしかして‥』と思い
彼にその画像を観せたところ‥


『あ、この人マサさん笑』



それから、彼のご紹介で
その方とも現在親しくさせて戴き


様々なライヴ会場や
１０月の『熊谷会館』でも、お会いいたしました。






そしてそして今回

実は、馬場さんのHP上で募集しておりました
『ババ・キューピット』

たくさんの応募の中から選ばれた１名は‥

http://babatoshihide.com/flower/special/baba_cupid-final/


なんとなんと、その山下さんでございました



今朝ほど
メールを頂きまして‥まさか、あの山下さんだったとは

本当に、本当に喜んでおりました



金沢の友人にメールすると
『そりゃあ、凄いは』



偶然が偶然を呼び
人と人とが繋がってゆく『不思議なご縁』


そして、気がつけば
必ず『誰かのために』そんな気持ちや想いが芽生えます




２００９年の『年の瀬』に届いた
ピースな瞬間


『みんな、誰かと繋がっている。』



そんな

人と人との絆を、今一度大切に出来る
２０１０年であります様に





〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟

ミキティーの虎の衣装にドキドキしてたのは、決してマサだけじゃないはず。

今年・最後の日曜日
明日は、休まず『営業』します

よく『さぁ、泣いても笑っても』とは言いますが‥
あれって、何なんでしょうね？笑


こんばんは　大橋理容室でございます



本日も、わりと暖かく
そして穏やかな一日でしたね



大阪城ホールでは
昨年に続いての、馬場さんの『１万人の大ピース』

今頃は、参加されたみなさんも
興奮気味の『２次会』で盛り上がっていることと思います




今日も、朝から立ち通しの営業が続き‥

自宅へ戻ってお風呂を沸かし


その間
同じく、大阪・なみはやドームでの『フィギュア・スケート』
こちらを観ておりました



なにを隠そう
マサは『フィギュア・スケート』ファンでありまして‥


２０代の頃
幻のアイス・ホッケーチーム『スゥイート・メモリーズ』にも
所属しておりました。　
(ただ、チームを作っただけ)




今大会は、『バンクーバー・冬季五輪』
その代表選考会を兼ねたもの


４年前の(ある意味)雪辱を
見事、果たした真央ちゃんの素晴らしい演技


安藤美姫選手も
もはや、『貫禄』の滑りを観せてくれましたね




そしてそして
今回、マサが非常に気になっていた選手

リンクに舞い降りた『妖精』を
見つけてしまいましたょ



『村上佳菜子』選手 １５歳




４年前の真央ちゃんと
よく比較・話の引き合いに出されてしまいますが


演技もさることながら
あの笑顔にやられちゃった、お父さんも多いのでは？




いやぁーーーー、爽やかですねぇーーー




(純粋に)可愛いですねぇーーーーーーー




すっかり
ヒゲのおっちゃんも、トキメイテしまいました



インタビュー時の
あの素直さと、ハキハキした受け答え


なんなんでしょう‥


すごく良いです




４年後が、本当に今から楽しみです


佳菜子ちゃん＝１９歳


マサ＝４６歳






なにも、問題ありません笑





本日から
『村上佳菜子ちゃんを応援します宣言』です
(ミキティー許しておくれょ。)




さぁ、そこのお父さんもご一緒に





〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟

２００９年 総決算。

いよいよ
残り１週間を切った、年内・最後の週末

既に お休みに入った方々も
居られるのではないでしょうか？


こんばんは　大橋理容室でございます



２００９年
みなさんのクリスマスは、いかがでしたか？


お次は、『お正月』モードへ突入

今日あたりから
『大掃除』に取り掛かった方々も多かったのでは。


今朝は、お客様のご来店前に
『もみの木』を片づけて、『お正月』のディスプレーに早変わり

大晦日まで
また一気に、突っ走りたいと思います



本日の『商工会ブログ』でも
局長がご紹介しておりましたが‥

昨夜
マサのパソコンにも、素敵なプレゼントが届いておりました


『乙姫ちゃん』のママでお馴染みの
イラストレーター『柴崎マイ』さんより

素敵な『クリスマス・カード』を頂きました


おかげ様で
ほっこりとした、クリスマスの夜を過ごさせて戴きましたょ



２０１０年の『乙姫ちゃん・カレンダー』も
好評につき早くも品薄状態と、嬉しい悲鳴でございます


今年１年も
『乙姫ちゃん』の活躍の場も、様々に増え

お子様たちにも覚えて戴き
年を重ねる毎に、浸透してまいりました


みなさんに可愛がって戴き
今後も、すくすくと成長してゆきます様

来年もまた 宜しくお願い申し上げます。





『YFC ヨリイフィルムコミッション』

こちらも、また様々なロケ依頼が
この１年間たくさん届きました


この１月の
フジ・月９ドラマ『VOICE ～命なき者の声～』に始まり

２月　WOWOWドラマ『朝食亭』ロケ


３月　テレビ朝日・ドラマ『相棒 season７』ロケ
　　　NHK BShi『アインシュタインの眼』ロケ

４月　劇場映画『誘拐ラプソディー』(１０年４月公開)ロケ
　　　フジ・バラエティ『お笑い芸人 どっきり王座決定戦SP』ロケ


５月　 劇場版『仮面ライダーディケイド』ロケハン

６月２１日 映画『ノン子３６歳(家事手伝い)』DVD発売


８月　昨年ロケの自主製作映画『三途の領域』上映会
　　　TBSドラマ・日曜劇場『JIN -仁-』ロケハン

９月　自主製作映画『ファクター』ロケ(NHK取材)


１０月　劇場映画『それいけ！女子ラッパー』ロケ
　　　　(都内・大学生の卒論製作にも協力)
　　　　フジ『お正月ドラマSP』ロケハン

１１月　『第１回 映像の街づくりフォーラム』出席(川口SKIPシティ)
　　　　『第１２回 商工会青年部全国大会』全国顕彰(富山県)
　　　　フジ・月９ドラマ『東京DOGS』ロケハン


１２月　『ノン子・熊切組』関係者のみなさんと
　　　　坂井さんを囲んでの『鍋パーティー』出席(『YFC』を代表して)
　　　　『YFC』『深谷シネマ』『めぬまチャンネル』合同『忘年会』




と‥まだまだ、ほんの一部でございまして‥

この他にも
今年１年、たくさんのロケ依頼のお話を頂きました



つい先日も『埼玉新聞』のなんと、１面掲載や
同日の『FM NACK５』でも県内の『FC』活動の様子が
新たな『外貨獲得のための観光資源』として紹介されるなど

本当に、徐々に日頃の活動が
みなさまへもご理解戴ける機会が増えました



『キャラクター事業』と『FC事業』においても
『寄居町商工会青年部』は、県内でも早い段階での着手でした

来年も更なる『飛躍の年』となります様
メンバー一丸で頑張りたいと、気を引き締め直しております



本年も、ご理解・ご協力　誠にありがとうございました


来年も一層のご支援、賜ります様
重ねて、宜しくお願い申し上げます。





〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟

LAST KISS ～完結編～

10:06pm～


『いらっしゃいませ…

お待ちしておりました。』



振り向いた僕の眼に飛び込んできた
『深紅のウール・コート』


その女性のために用意された『予約席』


椅子3脚分のスペースを挟み
僕と同じカウンター席に、その女性は着いた。





『藍沢様、お待たせいたしました。』


彼女に眼を奪われている合間に
僕の前に、リクエストのカクテルが出された




『【LAST KISS(ラスト キッス)】という名のカクテルです。

ホワイト・ラムとブランデー
そして、レモンジュースを合わせたものになります。』




『最後のキス…
なんだか…哀しげな名前ですね…』
僕は答えた


そして
一口、グラスを傾けた。




マスターが、椅子3脚分向こうにいる彼女にオーダーを取っている間


僕は『奈未』のことを考えていた。





10:15pm～


『あの…
私にも…【LAST KISS】を。』



『かしこまりました。』




二人のやり取りを横目で見ていた

《こんな時間に…

恋人とのイヴの夜ではなかったのだろうか…》


勝手にあれこれ考えてしまい…



彼女の眼が
明らかに泣き腫らしたであろう、濡れていたのを瞬時に察した。






カクテル・グラスを見つめ

奈未と別れた7年前の『イヴ』のことを…
ぼんやりと思い出していた。



いつも
仕事、仕事の毎日で…


『最後のイヴの夜も』
結局は、また僕から約束をキャンセル…



隣にいる彼女と、奈未がダブって見えた。




『ごちそうさま。』



Pコートに袖を通す僕に



『楽しかった頃の想い出を振り返る度に
足りなかった言葉や、足りなかった優しさに後から気付くものです。

それは、カクテルも同じように
ほんの適量のエッセンスで人生の味わいもまた、変わってゆくものです。』

マスターは笑顔で話した



カウンターの彼女にも軽く会釈をし

『ありがとう。』

そう言って、僕は店を出た。




10:30pm～


僕はまた
1冊の本を求め、『ブックセンター』への道を戻っていた





11:07pm～


手にした『絵本』を抱え
表参道を歩く

イルミネーションに照らされた、沢山の人影


ジョン・レノンの『Happy Christmas』が
すぐ近くのオープン・カフェから流れている。




吐く息も白く
冷え込んでいるにも関わらず

沢山の笑顔が、そこに在る。



足早に近づく
ブーツの足音に振り向くと…

すっかり見慣れた『深紅のウール・コート』の彼女の姿が



彼女も、僕に気付いたらしく
ニコリと笑い会釈を交わした。


11:27pm～


その瞬間

僕ら(の想い)は重なった。








その視線の先には
おそらく、恋人らしき男性の姿が。






『そうか…、間に合ったんだ…。』



何故だろう

僕は
名前も知らない彼女との
不思議な1日の『縁』に、心が温まる…

そんな気がした。




11:35pm～


眼の前に
ヒラヒラと舞う白い花弁

見上げると 天からの無数の贈り物が…

白い雪となり、僕らの元に降り注ぐ
久しぶりの今年の『ホワイト・クリスマス』



周囲の沢山の人達も歓声を上げ

みんな東京の夜空を、いつまでも見上げていた。








そう言えば彼女はいったい
あの店で、最後にどんなカクテルをリクエストしたのだろう…。





『彼女から学んだこと。』



いつか

奈未にも、返したい。







fin






町の情報ジャンクション・大橋理容室

LAST KISS ～後編～

9:21pm～


『いらっしゃいませ
お待ちしておりました。』


キョトンとする僕に

『さ、こちらへどうぞ。』

その
白髪混じりの髭のマスターは続けた。




『あの…　ここって予約席じゃ？』


僕が案内されたカウンター席には
『予約席』の提示が

しかも
カウンター後ろのテーブル席だって、誰も座っていない…



『いいえ、藍沢涼一様
こちらが貴方様のご予約席となります。』



『え？』

僕は耳を疑った



『どうして、僕の名前を？！』




黒のPコートを脱ぎながら
僕は指定された、身に覚えのない『予約席』に着いた。



『何をお作りいたしましょう？』



『え…、じゃあ…

スコッチをソーダ水で…。』




9:32pm～


マスターは、背にズラリ並んだ各種・ボトルから
その1本のスコッチウイスキーを選んだ。



『あの…
このお店って、いつから…』

僕の質問を、まるで待っていたかの様に
マスターは笑顔で応えた


『今年は
今宵一夜だけの営業となりますが。』



《なにを言ってるんだこの人…

お客も僕独りだ、あまり長居しないほうがいい…》

僕は思った。




そしてマスターは

手際よく、グラスを並べながら話し始めた


『毎年イヴの夜に、選ばれた1組の男女のために
このお店は存在いたします。』


『今年は、藍沢様と
これからご来店されるであろうヒロインの女性

あなた方、お二人のために
この場所でお店を開けたのです。』




僕はグラスの中のスコッチを口にしながら


マスターの話しに
いつしか、聞き入りながらも

疑心暗鬼を続けていた。




『これからご来店のヒロインと藍沢様には
ある、共通項が存在いたします。


もしかしたら、藍沢様は
その女性を既にご存知かもしれません。

しかし
ヒロインは、藍沢様のことはお知りでないはず


このお店では、ある共通項を持ったお二人が
互いに手繰り寄せた縁により

お互いが、善い方向へと向かうべく
お時間をご提供させて戴いております。』



そして

こうも続けた


『今夜出逢うお二人は
たまたま、一晩このお店で居合わせただけ

それが、このお店のルールとなっております。』




『あの…
なんだかよく解らないけど…僕はそろそろ。』



『さようでございますか

それでは、今宵選ばれた藍沢様のために
私からカクテルを1杯プレゼントいたしますので…

もう、そこまでお越しになられてますから。』



飲み干したグラスを置き
席を立とうとした僕に、マスターは言った。



マスターが指差したブラック・ボードには

『クリスマス・プレゼント企画』

そう書かれていた。




9:57pm～


『通常、お客様のお食事の有無や
アルコールの摂取量を考慮してお出しするのですが…

藍沢様の心の中に在るもの

その想いに合わせたカクテルを
お出しするルールとなっております。』






どうせ、後は部屋へ帰るだけ…

しばらく考え

『あの…

忘れられない想いを癒してくれる
そんなカクテルって…ありますか？』




10:05pm～


僕のリクエストに応える様に
マスターは少し考え、ボトルを選び始めた。




しゃがんで冷蔵庫から『檸檬』を手に取り
立ち上がった、その瞬間に


再び

店の入り口
木製の重い扉が静かに開いた。










明日の日記(完結編)へと続く。





町の情報ジャンクション・大橋理容室

LAST KISS ～前編～

09.12.24

8:00pm～


今年は
11年ぶりに、表参道の『イルミネーション』も復活し


肩を寄せて歩く
恋人たちの、聖なる夜を演出している


クリスマスは
なにも、恋人たちだけのものではない


家族連れや、忘年会帰りのサラリーマンたち

ケーキを大事そうに抱えて
足早に歩く、人の波を抜ける様にして



僕は、青山にある『ブックセンター』の中にいた


ここも

クリスマスの夜だというのに
たくさんの人で、溢れかえっている…






『クリスマス絵本』のコーナーの中にある
貼り絵で描いた『もみの木』が表紙の1冊の絵本



何気に僕は
手に取りページをめくっていた





絵本の中の、北欧の小さな街に
粉雪が降り始めた頃



深紅のウール・コートのその先にある

指先の綺麗な、白くか細い手が視界を横切った



その女性は

まるで、先に決めていたかの様に
貼り絵で描いた『もみの木』の表紙の絵本を手に取った




8:45pm～


渋谷方面へ
人の波に凪がされて歩く

きらびやかな、ビル群のイルミネーション


時折

クラクションと、ブーツの足音が交差する




国道を挟み

先ほどの『深紅のウール・コート』を見かけた


手には、おそらく恋人へのプレゼントらしきものを抱え



でも

どことなく、うつむきかげんだ





9:17pm～


僕は、一軒の店の前にいた


『BAR HEART COCKTAIL』



『ハートカクテル…』

80年代に流行った

わたせせいぞうのコミックと同じ名前



『懐かしいなぁ。。』



そう言えば
この辺りを歩くなんて、いつ以来だろう…

東京は、時間の流れが速い

いろんなお店も
入れ替わり、立ち替わりだ。




『奈未』と別れて6年…

いや、7年経つのかもしれない




今夜は
この店で時間を過ごすことを決め


僕は
その重い木製の扉を開けた










今夜の日記(後編)へと続く。






町の情報ジャンクション・大橋理容室

ここにいるんだょ ここに。

冬至を過ぎて…
ほんの少しだけ

陽の暮れが、伸びた気が致します
確実に変化する毎日ですね


こんばんは 大橋理容室でございます



ここ数年特に
年間を通じての服装も、そう変化が見られないことに気づきます


マサが特別、薄着なのかもしれませんが

ちょっとアウターを羽織るくらいで
昔ほど、着込まない冬の装い



やはり
『地球温暖化』の影響によるものとも考えられます


自分たちが普段
何気なく暮らしている社会

最近では
気象の乱れや、それが巻き起こす天災害



警鐘がなるまで
実際に、自分の身に関わるものでない限り


なかなか
『意識』を持つ・変えるといったことは、縁遠いお話



しかし

確実に時代と共に
社会の流れ同様に、地球環境も変化しております




本日・公開
話題の3D映画『AVATAR』
http://movies.foxjapan.com/avatar/


実は昨夜
『前夜祭・レイトショー』を、ワーナーマイカル・熊谷さんへ


『専用・３Dメガネ』先着プレゼントをゲット

いち早く 『３D』体感してきましたょ




子供の頃
赤と青のセロファン・メガネで観る、漫画の付録


みなさんも、一度くらいは
記憶があるかと思います。




以前
写真週刊誌で、 グラビア・アイドル
ビキニ写真がボイィィィンンなんてのもありましたが


あんなものではありませんょ



そんなのと一緒にしないでくださいね



もう、すぐ目の前に
変な生物が普通に居るんですょ



てか
自分が、スクリーンの中の世界に居るような…



メガネを外された、横山のヤッさんじゃないですが
思わず
目の前を『あわわわわ』と手探りしたくなります





そして

映画の内容は…


もちろん、本日公開なので
触れませんが



素晴らしいメッセージを
我々に送っております



しっかりと
目の前の『現実』を直視してみてください。




最近、天国へと旅立った

あの『スーパー・スター』も
同じメッセージを遺してくれております




とにかく
これは、凄いですょ本当に



是非、みなさんにも

ご覧戴きたい作品です





〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟

神は、乗り越えられる試練しか与えない。

雨の降る日も 風の強い日も
いつしか、たおやかなる陽射しに包まれます

『夜明け前が一番暗い。』そんな言葉もありますが
その向こう側に、待つものへの希望が何より大切ですよね


こんばんは　大橋理容室でございます



ここ数ヶ月
意識して、毎日のブログ更新を行うようにしておりましたが

先週・金曜日からの風邪がなかなか抜けず‥
夜も早く休むようにしておりましたので


『ご無沙汰してます』感がいっぱいの
久しぶりの、本日の更新でございます



毎年、大晦日までは気が張っているためか
お正月になると体調を崩し『寝正月』でしたが‥

今年は珍しく、早々と風邪をひいてしまいました。


年齢を重ねると、風邪も治りが悪く
なかなか休めないから仕方もありませんが‥

明日からのラスト・スパートに向けて、頑張りたいと思います


みなさんも、体調管理には十分ご留意くださいね




さてさて
本年・最後のお休みとなりました連休

昨日・月曜日は、予定していたロケがなくなり
家の頼まれごと(荷物出し)に 買い出しやら銀行廻り等を済ませて

２０１０年版『乙姫ちゃんカレンダー』を
毎度のファミリー・マートさんへとお届け


ファミリー・マートさんのお客様も
毎年、楽しみにしてくださっているようで

年々、『乙姫ちゃん』がみなさんのところで
スクスクと育っているんだなぁと 感慨深いものもある年の瀬です





本日・火曜日は
ゆっくりと起きて、メールのチェックをしながら
珈琲の薫りで頭も目覚める


午後になると、連絡を頂いていた
某・マスコミの方からの電話取材を受け

今年・下半期の『YFC』の活動を纏めた資料を
記事用にと、添付送信


相変わらず、事務局への制作さんからの依頼は絶えないが
取りあえず年内の『YFC』のほうも これでひと段落



残すところ１０日を切り
今年は、お家に居られる休日も１０日くらいはありました

毎年、この時季になると『決まった台詞』ですが
本当に一年間が早いものです


いろんな人たちとの出会いもありましたし
大変な作業も、また新たな仲間たちと一緒に乗り越えてきました


そして
いつもそのBGMには、馬場さんの楽曲が流れており

まだまだ、やれる 『負けるもんか。』と
胸に秘めた誰にも言えない想いと共にやってきました。




先週・日曜日に最終回を迎えた
TBS日曜劇場『JIN -仁-』
http://www.tbs.co.jp/jin2009/


こちらも、ロケハンに携われた作品でしたが
なんと　関東地区２５.３％という記録的な視聴率

今年・４月以降クールの全ドラマの中でも
ダントツの人気を誇る作品となりました


漫画原作のドラマは、イメージとの戦いが常にありますが
キャストのみなさんの顔ぶれもさることながら

その内容に関しても
本当に、胸を打つ感動のヒューマン・ドラマでしたね


毎週、涙を流しながらご覧になられた方々も
多かったのではないでしょうか？



映画もドラマも
その時々の、世情を描いたものが数多くあり

それは、観方によっては
製作者側からの我々に対しての『メッセージ』とも言えます。



今回の『JIN -仁-』では
大沢たかおさん扮する、脳外科医・南方仁

江戸時代にタイム・スリップし
時代の波に翻弄されながらも、医師としての本質を失わない姿勢

龍馬や、咲らと出会う中で
その時代の考え方や 物の無い時代にこそ存在した
確かなもの


それは、仲間との信頼であったり


自分の使命を全うするという精神


そして
愛するものの為に、現実から目を背けずに
ひとつずつ乗り越えてゆく 人としての在り方



このドラマの中には
現在、現世でいつの間にか失ってしまったもの

気づかないうちに 変わってしまっていた自分自身


そんなものを、もう一度見つめ直す
そんな作品だったように感じております。



誰かの為に、一生懸命になれた自分


がむしゃらに目標に向けて頑張ることが出来た自分


困っている人に、素直に手を差しのべられていた頃の自分



みんなが助け合い、本気で生きていた江戸の街

長いものに巻かれることなく
実直に真っすぐに、前を向いて歩いていた街の人々


今はまるで
再び、戦国の世へとタイム・スリップしたかの様な
そんな時代になってしまいましたね‥



ドラマのなかで
中谷美紀さん扮する、吉原の花魁『野風』

仁に助けられたのは
命だけでなく、綺麗に再出発する『心』だったのではないでしょうか？



雪の舞い散る中
現世での恋人によく似た 野風との別れ

仁との間には、二人にしか解りえない
『時空』を超えた想いが在ったのかもしれません。


お互いに涙を流しながら　
最後の別れを交わす、二人のシーンは

最近では無いくらいの
切なくもあり、とても美しいエンディングだったと思います



一生懸命に生きたからこそ、流れる涙

そんな、あの時代にかつて存在したであろう
大切なもの



来年こそは

みなさんにとっても、温かな光り溢れる一年でありますように。





〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟

『我が成すことは、吾のみぞ知る。』 ０９年・暮

いきなり『真冬』ですねぇーーーー
東北地方は、１９日まで大雪の予報

運転や転倒には
充分に気をつけて戴きたいものです


こんばんは　大橋理容室でございます



夕方
これまた突然に、喉が痛み出し‥


『のどスプレー』と『のど飴』
『ドリンク剤』と、『気合い』を少々。


これからが『本番』なので
まだまだ、休めません

みなさんも、エアコンなどによる
乾燥と喉の乾きにはご注意くださいね





本日
またまた、お取り寄せのものが届いた

およそ３cmの『龍馬・根付け』
きたぁーーーー




そ言えば
一昨日の各紙に、掲載された
『伏見奉行所による、寺田屋事件・報告書』

この『写し』が見つかり
『高知県立坂本龍馬記念館』が１５日、発表した。



幕府側の記録に
龍馬の名前が出てくるのは極めてまれとのこと


事件直前に龍馬は薩長同盟を仲介しており
「龍馬が、単なる浪士から要注意の大物として
幕府にマークされ始めたことを示す重要な資料」と評価している。


【寺田屋事件】
薩長同盟が成立した２日後、伏見奉行所が
伏見の旅館「寺田屋」にいた坂本龍馬を襲撃。

龍馬が家族にあてた手紙では、２階の部屋で寝ようとした際
武装した幕吏十数人が捕まえに来たが、後に妻となったお龍の知らせで気付き
ピストルで応戦し、一緒にいた長州支藩の長府藩士・三吉慎蔵と逃げたなどと記している。


また、逃げた龍馬が薩摩藩邸に向かう途中
隠れた材木商の納屋に「胴乱」（小物入れ）など
血染めの所持品を残していたと記している。




今朝の『NACK５』放送でも
２０１０年・NHK大河ドラマ『龍馬伝』主演・福山雅治さん

こちらに期待する間もなく
既に高知県や京都など、『龍馬』ゆかりの地を訪れる
観光客が増えてきているとのこと




マサも大好きな『龍馬』

スケールの大きさ(人間の器の大きさ)
常に、その向こう側を見据えていた龍馬の眼差し

ロマンチストであり、『確信犯』的な立ち位置



誰もがまだ見ぬ先に、照準を合わせることから
『異端児』『時代の風雲児』と揶揄されるも

その『生き方』には
大変な魅力と、力強い信念を感じる。



それ故
龍馬を『危険人物』と捉えた
自分の身を、脅かされるかもしれない反対側の者達には
目の上のタンコブだったのだろう


常に時代は繰り返し
歴史が変わる度に、新しい牽引者もまた変わる


それを拒む者たちには
拒みたい理由もそれぞれにあるのだろうが

時代と共に
新しいリーダーは必ず、必要となる。



『その先と、広い視野でものを観られる人材』




『大政奉還』と
時代という名の『海援隊』の舵取りは

今後２０～３０年
ど真ん中で、踏ん張らないといけない『世代』がしなければならない



それが出来なければ、地域は沈み

志の途中で息絶えるだろう




マサも
『暗殺』されないように、気をつけなければならない



必ず『刺し違える』つもりだけどね笑





〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟