『東日本大震災被災者支援ステッカー』
おかげさまで、沢山の方々にお買い求め戴いております
優しい気持ち・人を想う気持ちは
着実に、見えない『何か』を突き動かしてゆきます
がんばろう!! 大橋理容室でございます
昨夜のフジテレビ 22時
木曜劇場 ドラマ『BOSS』
ご覧戴けましたでしょうか
拉致された木元真実(戸田恵梨香さん)を救出すべく
廃工場に向かう
『対策室チーム』のメンバーたち
あの『廃工場』こそが
寄居町を代表する『工場』のひとつでした。
今回、ロケ誘致への経緯を
町の人達にも知ってほしくて
了解を得たうえで、纏めてみました
『ナショナルクラウン(旧名称)』と呼ばれたその工場は
寄居町の高度経済成長期を支え続けてきた、有名な工場で
瓶ビールやジュース、清酒といった
数々の『王冠』を製造していた工場でした。
みなさんが普段、飲んでいたもの
お馴染みのものも
そのほとんどの王冠が
こちらの工場で製造されたものばかり
日本を代表すると言っても過言ではないくらいの、その大きな工場も
いつしか時代の変革期に…
ペットボトルやプルトップなどが主流になるにつれ
需要が減少、工場経営が出来なくなってしまいました。
数年前に『廃工場』となり
これまで様々な制作スタッフさんからも
ロケ現場にと、沢山のラブコールを頂きましたが
諸事情により、お断りし続けてまいりました。
(全国的にも廃工場が解体されている現状)
実は今回
別作品の物件として
ロケの依頼を頂いたのが最初でした。
祭事等で一緒に活動している、工場近くの仲間(茅町)に連絡したところ
偶然、彼のご両親がたまたま
この工場でかつて働いていたことを会話中に知り
そこから、まずは管理者の方をご紹介戴き
その後、この度
工場の新たな所有者になった方をご紹介戴きました。
実は、この新たな所有者となった『(株)セイコー運輸』さん(桜沢)
こちらの社長さん(現在、桜の苗木植樹活動でご尽力
)こそが
マサが寄居に帰ってきた頃(25歳)から、イベントを通じてお世話になった先輩
まさに偶然が偶然を呼ぶといったものでした
昨年・暮れの『寄居町地域活性化シンポジウム』にも、社長さんは出席され
マサの『YFC・活動報告』をお聞き戴き
『また、マサと一緒に町の活性化活動できるなんてな…時間は巡り合わせるんだよ。
うちでよかったら協力するよ!』
諦めかけていた話が
『工場・取り壊し』直前に実を結んだ瞬間でした。
初めて廃工場へと立ち入るロケハン
改めて、工場の広さと共に
従業員の方の宿泊施設や応接室にある『サンプルの数々』(まさに『お宝』
)
そして、驚いたのは奥の敷地内には『保育所』があり
これだけ見ても
この工場がどれだけのものだったかを想像させます。
後から聞いた話では
近隣の人、ほとんどがお勤めされていたようです。
結局、先の作品での
こちらの工場における撮影はされませんでしたが
今回のことがきっかけで
寄居町内にて、同作品の他の場所でのシーン撮影に結びつけることが出来ました
さて、工場の取り壊し日が近づいてきたある日-
今回のドラマ『BOSS』の依頼を受け
町のあちらこちらの施設をロケハンし
ダメ元で最後に『廃工場』へ
再び、社長さんにご連絡させて戴き
『ロケ誘致成功
』
その中
あの大地震が起きてしまい、スケジュールがズレ込み…(まさに当日クランクイン)
『計画停電中』も
制作スタッフさんや『YFC・スタッフ』、現場とのやり取り
そして
ボス(天海さん)と野立参事官(竹野内さん)、玲子(吉瀬さん)以外の
『対策室チーム』キャスト、木元(戸田さん)・片桐(玉山さん)・一平(溝端さん)
山村(温水さん)・岩井(ケンコバさん)のみなさんと
『犯人』沼田良美(釈さん)役・キャストさんをお迎えしました
廃工場内で囚われの身となった、真実(戸田さん)の足元に散らばっていた『王冠』
お気づきになったでしょうか?
あれは
ロケハン時にどうしても、この廃工場に対し
何らかの形で『感謝』の想いを表したくて
(地元の人が気づいてくれたらと)マサからご提案させて戴いたアイデアでした。
(実際に、現場の他の場所に置いてあった王冠サンプルを使用)
スタッフさんも、監督さん(『101回目のプロポーズ』など歴代フジドラマのベテラン監督)も
『あぁ、いいですね 出来ますよ それやりましょう。』
即答で快く承諾
劇中セリフも、本来のセリフから
『王冠工場を徹底して探して!(ボス)』と変更
(実はもともと『王冠(廃)工場』の設定ではなく
劇中設定や、セリフまで変えてくれるなんて通常あり得ないです
)
そして、美術さんも
『日本クラウン工業株式会社』の看板をわざわざ用意
(これは、初公開
)
こちらは
山ムー(温水さん)と岩井(ケンコバさん)が『日本クラウン』に駆け付けた(爆破)シーン
あの場面に(ロケ直後の写真のまま)置いてあったのですが
実際には映ってないのに、このこだわり様。
その流れを新所有者である社長さんも快く承諾。
たくさんの町の方々の協力・連携と
制作スタッフさんの心意気が、今回のロケを実現させました
解体工事をストップしてまでも、ロケに協力して戴いた
『(株)セイコー運輸』さん
スタッフさんのトイレ貸し出しや『キャスト控え室』等
影で支えてくれた茅町・花町さんはじめ、現場近隣地域のみなさん
地元からの想いを汲んでくれた、フジテレビ・ドラマ制作スタッフのみなさん
本当にありがとうございました。
フィルムコミッション活動を通じて
今回ほど、地域の連携や
それに纏わる
たくさんの『人の想い』を改めて感じたロケはなかったです。
『計画停電中』も
実は『こんな時に…』なんて言われてしまうかと
『YFC・スタッフ』には
『覚悟しながらやってほしい』と、そう伝えましたが
町のみなさんから
『頑張ってるね。』と、むしろ励ましの言葉を頂きました。
この春、長い歴史を持つ僕らの町の工場が
またひとつ姿を消してしまいますが
今回、『最初で最後の』ロケ支援作品として
ドラマ『BOSS』の中に映像として収めることが出来ました。
本編には、もちろん映らない
もうひとつの『ドラマ』
フィルムコミッション活動の仕事を
今後も、そんなことも『意識』しながら続けてゆきたいと思います。
最後に
かつて、町の成長期を支えてくれた昭和の工場
『本当にありがとう。』
YFC ヨリイフィルムコミッション一同
引き続き
木曜劇場 ドラマ『BOSS』応援お願いいたします
(制作さん、クレジット共に『番宣用ポスター』ありがとうございます
)
がんばろう
日本
☆町の情報ジャンクション・大橋理容室☆