おーちゃんぶろぐ。-まっすぐ歩いてる?-

人生は『ロード・ムービー』

喜び悲しみ
ひとコマひとコマ紡ぎ合わせて…
いつしか、ハッピーなエンドロールを。

『日本一〝熱い〟町・寄居』

2008-04-30 16:17:22 | Weblog
午後に入り、グっと気温も上昇
先程のFM NACK5では、『寄居町が27.5℃』と

先日の『アド街』熊谷市に負けないくらい燃えておりますね

こんにちは 大橋理容室です


今年のGWは、カレンダーの並びがあまり良くないようで‥
この週末の後半・4連休の方が多いかと思われます


お出掛け前に〝暫定税率〟チェックしておきたいものです


さてさて
今月17日に、みなさんのお手元にも届きました『ヨリイ スタイル』

有り難いことに、様々な反響を戴いております


掲載されている、あるお店でお買い物をして頂きましたお客様が
僕のお店の〝乙姫ちゃん・Tシャツ〟を手に入れたいと

そのようなご連絡や、直接『商工会』へのお問い合わせと‥


徐々に『乙姫ちゃん』も知って戴けた様で
4年目を迎えた〝乙姫ちゃん・プロジェクト〟も大変、喜んでおる次第です


ここで反省なのですが‥
僕らはHPやブログ等で、ご紹介しているつもりでしたが

まだまだ、町のみなさんからは
『知らなかった。もっとPRしなきゃダメだょ。』と声を戴きました。


2年前に、ネット上・通信販売や各・コンビニさんで販売いたしました
『乙姫ちゃん・Tシャツ 1st』が現在、人気で売れております


やはり、キャラクターそのものよりも
『伝説』の周知をまず、先にきちんと仕掛けなければと
今になって真摯に受け止め 反省しております。


今後とも、青年部共々『乙姫ちゃん』可愛がって戴ければなによりです


今年度は、いよいよ満を持しての『乙姫ちゃん・携帯ストラップ』を
企画しております

今しばらくの間、お待ちくださいね



タイトル『日本一〝熱い〟町・寄居』

これは、僕が商工会青年部に入部した10数年前に
提案したものです。

寄居町も夏の最高気温を度々、記録したり
民間のボランティア・団体や町おこし・団体の多いことで有名

僕も寄居に戻った15年前に、仲間達と共に
イベント・サークル『チーム・アンビシャス』を結成

商工会青年部とのコラボ企画 子供向けステージ・ショー『仮面ライダー・ショー』や
『学生プロレス&馳浩・講演会』

『さいたま 川の博物館』オープニング・イベント(FM NACK5 スタジオゲスト・生中継)
今は各地で行われている『サッカーW杯・パブリックビューイング』などなど‥


もちろん、町の先輩方にご指導戴き
〝居酒屋・ライブ〟や〝イカダ下り〟の先駆けもお手伝いさせて戴きました。


それを買われての、〝商工会青年部〟への入部となります。


まだまだ、町にはスポーツ団体他
一生懸命に取り組む 団体のみなさんが大勢いらっしゃいます。


気温の〝暑さ〟と、気持ちの〝熱さ〟
只今、盛り上がっている熊谷市さんのコンセプトと全く同じです



みんなが〝その気〟になること。



それが一番の成功への架け橋と、経験上感じました。


楽しい町にしたいのであれば
参加して楽しむ


自らの〝参加意識〟が、また人を呼び
楽しさの〝連鎖反応〟を生み出す。



これからまた、すぐに〝熱い〟夏がやってまいります


〝みんなで楽しむ〟


それをコンセプトに、僕らも頑張ります


みなさんのいろんなアイデアもお待ちしておりますね




〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟





〝ヨリイ スタイル〟

2008-04-17 16:03:38 | Weblog
午後に入り 予報通り雨が落ちてきました
みなさん、ひとつ風邪などひかない様にご留意ください。

こんにちは 大橋理容室です


本日より
寄居町内で全戸配布が始まりました『ヨリイ スタイル』

昨年・夏に発行となり好評を得ました
カタログ『寄居 寄り道・食と技』


今回は、2月のブログ(知事公館)に載せておりますが
埼玉県の予算を頂き 寄居町商工会が精力を挙げて取り組んだ〝一店逸品〟事業

その結晶が、今回の『ヨリイ スタイル』です。


寄居町に長年、住んでいても
行ったことのない場所や 入ったことのないお店

商工会・職員が始めて以来、異常な(?)アクセス数を誇る『商工会ブログ』

町内・外のみなさんからの御支持が数字として表すものは
ズバリ〝よりい 再発見〟こちらがテーマとなっております。


意外と知らなかった町の情報や、街のお店

〝もっともっと、町を知ってもらいたい。〟

〝もっともっと、街に愛着を持ってもらいたい。〟


その キッカケとして
お手伝いをさせて戴いているのがキャラクター『乙姫ちゃん』


歴史に基づき、その民話から生まれたキャラクターで
観光・イベント・グッズ・食・商店街を統一したい。


それがそもそもの、僕ら青年部員の想いでした。


何も変わったことをしているつもりも
特別なことをしているつもりもありません


他の自治体では、すでに始めていること。

しかし、寄居町はこの〝タイミング〟だったから良かったのかもしれません。


自主的に、町で頑張る30~40歳代の世代が
〝何か自分達で出来ることを。〟


〝結果として 数十年後にでも〟


若い人達や、子供達が寄居町に愛着を持ち
この町で暮らしてくれたら‥と

職員共々、青年部も一丸となり頑張っております



すべては〝イメージ〟するところから

どうせ暮らしてゆくのなら 楽しい方がね




〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟

イベントの重要性。

2008-04-16 11:41:38 | Weblog
本日もポカポカ陽気
予報は熊谷地方22℃

少しだけ、うす曇の朝ですが
週の真ん中〝水曜日〟ハリキッテいきましょう

おはようございます 大橋理容室です


連休の昨日は
午前中に組合の総会で『鉢形財産区会館』へ。


お昼を食べ 熊谷のいつもの『和・雑貨屋』さんで
お店のディスプレー用の〝ボール〟と〝造花〟を購入

夕方からは
本日、18時30分より熊谷市体育館で行われる
『新日本プロレス』興行の前夜祭として

新日本のエース 前・IWGP王者 棚橋弘至選手との飲み会に
知り合いからお誘いを受け参加して参りました

僕のプロレス・格闘技好きは、知る人ぞ知るところ

業界に知り合いが多く
長年に渡り、お付き合いをさせて戴いております。

なかでも、新日本プロレスさんとは公私にわたり
様々な面でのお付き合い

現在の六本木ヒルズの前身、『六本木テレ朝センター』に当時オフィスがあり
よく遊びに伺っておりました


2001年に商工会青年部・単独興行を行いました
『メッセージ21』

『UWF関東学生プロレス』の選手達に頑張って戴いた『学生プロレス』

役場・庁舎をお借りして開催した
元・プロレスラー『馳浩』衆議院議員による『講演会』のWイベント

10年来の業界の友人と
これまた10年来のお付き合いをさせて戴いている新日本さん

実は裏話がありまして
永田町・議員会館で、馳氏の秘書さんとの打ち合わせの後

そのまま、当時渋谷に移転したばかりの
新日本さんのオフィスへ向かい
馳氏と、現在『全日本プロレス』社長の武藤敬司選手のWブッキングをしておりました。

当日は馳氏にお越し戴き

今でも、お会いするたび『寄居でプロレスやろぅぜ~。』とお声を掛けられます笑


10年目の〝青年部イベント委員長〟

現在、プロレス界も格闘技界のメディア進出や
独自のパフォーマンス(仕掛け)に応戦状態

どの業界も同じように、それぞれ苦しんでおる次第。

数年前、東京・九段ホテルで行われた
〝武藤社長の就任3周年披露パーティー〟にお呼ばれした際

関係者の方といろんなお話をさせて戴き
『業界も、いろんなところとコラボレーションする時代になった。』

生き残りを賭け
あの大きな業界でも、時代の流れを汲み改革している。

僕も様々な人脈から得るものや、学ぶべき事柄
今の〝仕事〟に対しての考え方のベースにもなっております。

昨年
初めて参加した『青年部旅行』

僕がプロデュースさせて戴き
『全日本プロレス』両国大会観戦と秋葉原・メイドカフェ視察のW企画

実はプロレス観戦も、青年部に入りたての頃
当時の先輩に直訴していたのですが‥

10年経ち、ようやくの実現

僕は、【初めてプロレス観戦をする】という仲間もいたので参加者に
〝試合そのものよりも、それを観て興奮して盛り上がっている観客の姿を観てくれ。〟

それを観て、〝何かを感じてくれたら‥〟と
話したことを覚えております。

プロレスもそう、メイドカフェもそう
人を引き付ける魅力が必ずあるはず。

商店街の視察も、工場見学も良い
しかし そこにしかない物を、何か必ず持ち帰る

イベントから生まれるエネルギー

それをお店創りや、町の活性化に結び付けたい

好き嫌い言わずに、一度食べてみる

そこから
自分自身が何を広げるのか 何を見出すのか。



昨夜の棚橋選手
『昔のプロレスファンが戻ってきてくれる様、頑張ります

そう 力強く握手してくれた。


イベントとは想像力・人間力・発想力。

いろんな分野から、まだまだ〝刺激〟を受けております


今夜 18時30分
『新日本プロレス』熊谷大会 

棚橋選手はメインで登場
お時間のある方、ご来場お待ちしております。




〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟






北條まつり

2008-04-14 15:11:42 | Weblog
予報とは違い
スッキリと晴れ渡った空の寄居町

こんにちは 大橋理容室です


昨日は、あいにくの天候の中
『第47回 北條まつり』が開催されました

寒空の最中、いつもよりはギャラリーの方々も
参加団体の方々も少ないように見受けられましたが

それでも、みなさん元気いっぱいに
楽しんでおられたようです。


同じ町に住んでいながらも
なんとなくこれまでは意識したことのなかったお祭り


日曜日ということもあり、仕事柄
川原での攻防戦も拝見したことがなく
昨年、初めて参加いたしました。

『商工会青年部』としては以前から
〝隊〟として、歴代OBの頃より参加しておりましたが

『乙姫ちゃん』の生みの親として
一度くらいは、あの格好をして参加してみたいと‥
とても楽しかった感があります

『乙姫ちゃん』を一般公募より募り
新たに〝乙姫隊〟としての3年目の参加

有難い事に、今年は4組(3人1組み)もの応募がありました

なかなか、これまでは何をやってもリアクションが期待出来なかった訳ですが
小学生や高校生、社会人の方々と‥

厳正な審査の結果
1組みの3代目『乙姫ちゃん』を選ばせて戴きました


寒い中、頑張って戴き
本当に『乙姫ちゃん』PR大使として、笑顔を振りまいてくれた3人の女の子

それを観て、〝いつかは、乙姫ちゃんに‥。〟と
感じてもらい応募して戴けたら、こちらも幸いです


夏の『うちわスタンプラリー』もそうですが
町内の全中学校・生徒さんからのデザイン公募

どこか一部だけで盛り上がるのではなくて
町全体での〝参加意識〟がテーマです。

今朝、ある方から電話を戴きました

『昨日は、地元(折原地区)から〝乙姫ちゃん〟が選ばれて
こちらも本当に盛り上がっていたよ。』

今年の3人は鉢形地区2名・折原地区1名からの『乙姫ちゃん』

ここ数年、商工会やそれぞれの各団体の間での
〝意識〟としてのテーマは『寄居再発見』


みんなで、ひとつの『寄居町』を創造したい
町の中での交流が、頻繁に行われております。


昨日の『北條まつり』には、映画のロケ隊として
僕は同行しておりました

もちろん白川職員との『ヨリイフィルムコミッション』として。


〝寄居はホント、『引き出し』が多い。〟


監督さん、助監、プロデューサーさんやカメラさんも
『本当にこんな素晴らしい町はそうはない。』そう話してましたょ


みんなが、〝同じ方向〟を向いたとき
まだまだ寄居町は生まれ変われると思っています。

その中心となるべく、僕ら30~40歳代

どう在るべきか どういう方向性に持ってゆきたいのか
町のビジョンを描きながら

僕らなりに出来る〝仕掛け〟

〝良い町を、未来の子供達に。〟

この想いさえブレなければ
まだまだ、寄居は新しく進化出来る町。


みなさんで、寄居統一・キャラクター『乙姫ちゃん』
大きく育てて戴きますよう 重ねて宜しくお願いいたします



いつの日か

HONDAさんや、馬場俊英さんとの〝コラボレーション〟を夢見て笑
(只今、全日本プロレスさんとのコラボレーション企画中【確認済み】)




〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟

埼玉新聞さん。

2008-04-11 15:04:04 | Weblog
昨日とは打って変わり
熊谷は、気温20℃の予報

週末の金曜日
こんにちは 大橋理容室です


今朝の『埼玉新聞』さん
大きく寄居町の記事が3つも取り上げられておりました。

『寄居チンドン一座』さんと、13日に迫った『北條まつり』の記事。

そして、リレーエッセー『寄居夢舞台』には
今回は僕が記事を書かせて戴きました


寄居町商工会青年部で立ち上げた『乙姫ちゃん・プロジェクト』
その、〝乙姫ちゃん〟誕生のきっかけについて書いております。

なかなか、個人の考え方はまちまちなので
どれが良いとか悪いとかではなく‥


ただ、『嘘』は書きたくはなかったし
僕が始めたことな訳ですから その想いを巧く記者さんに纏めて戴きました。


『乙姫ちゃん』は、寄居町みんなのキャラクター

決して、商工会青年部だけの物ではありません。


どこか一部で盛り上がっているのではなくて
みなさんが本当に愛着を持って戴き、大きく育ててほしい

そんな願いや、想いでおります。


今一度、町の良さを見直し 時代と共に考え方を変え
〝意識〟を高めて統一させる。


いつの日にか
市街地や桜沢・用土・鉢形・男衾・折原・西部地区


子供達みんなが『乙姫ちゃん』Tシャツを着て
元気に遊ぶ姿を楽しみに

みんなで一丸となり、頑張ってゆきたいと考えております



確実に
町に住む30~40代を中心に、〝意識〟が変わりつつある昨今


みんな、実は〝寄居町〟が大好きなんですね


つまらないと嘆くよりも、みんなで楽しく変えてゆけばいい。




その〝年代〟なわけですから




〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟

〝ヒゲ倶楽部〟

2008-04-09 14:37:11 | Weblog
今日は朝からポカポカ陽気
お洗濯物も、助かりますね

こんにちは 大橋理容室です


昨夜は同業者の、学生時代からの仲間のもとへ
〝ヒゲ〟のモデルとして川越まで行ってきました。

専学時代から、〝ただの床屋さんでは終わらない。〟
そんな想いでそれぞれに『個性』を見出し

また、一緒に〝仕事〟が出来る喜び

同じ〝感性〟を持っているので
いつの日かリンクする予感はしておりました。


取材とスチール撮影が終わったのは22時過ぎ
5月31日発売の美容系・業界誌だそうだ。


254号沿いの『ラーメン屋』さんで
久しぶりに、いろんな話をしました。


美容の〝華やか〟なイメージ  理容の〝職人〟のイメージ
一般の方々が持つイメージ通りだと思います。

業界的にも、なかなか思い切った策が取れず
それぞれの土地柄や地域性を考慮して商売に突破口を見出すこと

『個性』を出してゆかなければ、お客様の選択肢に残してもらえない。


親子でやっていれば、〝生きてきた時代〟や〝感性〟の違いから
それを確立させるのは尚更、至難の業。


僕が〝地域密着型〟
彼が異業種との〝コラボレーション〟

業界の〝今後〟を危惧し、それぞれ初めていたことが
お互いに、ようやくカタチとなり始め

今後もお互いのパイプで
『頑張っていこう。』と別れました。


20年前、バブルを経験した僕ら
40歳にもなれば 家庭を持ち、家を建て

それなりのポジションにいながら
この10年で、本当に社会の流れが激変してしまいました。

もちろん、業界的にも。


〝床屋は、こうあるべき。〟


もはや、そんな時代じゃない 

異業種の動きも常にリサーチし、何を勝機に繋げるか。


商売も、頭の切り替えを求められる時代になったということ。

ただ遊んでいるように見えていても
その人には、その人なりの〝考え〟がある。

やっていることや、見ている先が違う訳だから
なかなか理解されにくい

しかし
方向性がブレなければ 必ず、〝結果〟はやがて出てくる。


ここが〝勝負時〟だ。


来月は、福岡でのモデル

人生 無駄なことは何もない、全てが〝そこ〟に続いている。




〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟

もの創り。

2008-04-08 09:20:52 | Weblog
昨日からの雨も降り続いておりますが
〝雨降って、地固まる。〟

入学式・進級を迎えた子供達や、新社会人になった後輩諸君
新年度も〝一生懸命・普通に〟頑張りましょう

おはようございます 大橋理容室です


11日間に渡り掲載した『荒川で恋をして。』
楽しんでいただけたでしょうか?


昨日は『ヨリイ フィルム・コミッション』として
朝8時30分から、白川職員・WEBSTANDの津久井君と共に
映画の〝監督ロケハン〟に同行しました。

監督さん・助監督さん・プロデューサーさんと6名で
寄居町中をまる1日かけ、視察して参りました。(19時終了。)

普段、何気なく暮らしていると
そこにある〝当たり前の景色〟も、見落としているものや
別の角度により また違った表情に観えるものです。


映像を通して、自分の町の景色やそこに息づく草花
改めて〝感性〟を研ぎ澄まし、磨き続けることの大切さを確認しました。

自分の住む町を舞台に、繰り広げられる物語

それは、決して役者さんだけが引き立つのではなく
役者さんによって、普段の景色も違って観える

物語自体を盛り上げる要素として、欠かせないものになってゆきます。


ひとつの映画やドラマを撮るのにも
ロケ地を何度も巡り、イメージする

〝ロケハン〟に同行するようになって
改めて、裏方さんの苦労とセンスの重要さを学ばせて戴いております。


これから、町に暮らすみなさんにも
〝エキストラ〟や、様々な形での『もの創り』に参加していただきます。

みなさんで、自分の町を全国に向けPRしてゆきませんか?

町への愛着や、〝意識〟と共に
ひとつの作品を共同作業で創り上げる情熱

それを味わった後の、映画・公開は
また違った優越感や想いが生まれます。


自分達で楽しい町を盛り上げてゆきましょう
〝人生、一度きり。〟






〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟

『荒川で恋をして。』 最終話

2008-04-04 08:57:43 | Weblog
龍宮城の乙姫様から〝水切丸〟という名の短刀を貰った
左衛門と邦男の二人は、元来た水路を荒川目指して泳いだ


『左衛門‥ 本当に良かったのか?』 邦男は訪ねた


『あぁ、これで良かったんだ‥これで‥。』 それ以上は語らなかった。




光りの導くまま‥ 二人は突き進んだ



水面に届いた所で‥


『あれ? 開かない‥ 』 左衛門が邦男を見る


『え?』 邦男が試みるが、堀の上で何かが蓋になっているようだ



困り果てている左衛門に、邦男は言った

『左衛門、その刀で‥』 ジェスチャーで魅せた

〝よし〟 頷く左衛門




『ふんっ!!』 左衛門は水切丸で、その蓋を思い切り一突きした




すると‥ 水面に真っ赤な血が広がり、何やら外が騒がしい




『尻が、尻‥尻がぁぁっーーー!!』 腰掛を突き破り

そこには、お尻を押さえて仰け反る 上杉景勝の姿があった



豊臣軍の兵士達が一斉に 左衛門と邦男の二人を見つめた


大勢の下級武士達が ジリジリと 詰め寄り‥

『貴様ぁぁぁーーーっ!!』と今にも斬りかかろうとしている。



『まずいな‥ 邦男、堀に飛び込め!ここは何とかする。』

左衛門は邦男に促した


『なに言ってんだよ、俺も戦う!』 邦男は言った


『馬鹿者!! 刀を持たずして何が出来る!』 左衛門は制した




そして


『歴史を‥ お前が伝えてくれ、お前達が時代を変えてゆくんだ。』





すると 左衛門は邦男を堀の中に突き飛ばした


『左衛門んんーーーーっ!!』 水の中に消えてゆく邦男。





ジリジリと左衛門に詰め寄る兵士達‥






と‥そこへ



北條氏邦、前田利家らと共に 仲介人である正龍寺・和尚が表れた



氏邦公は左衛門を見て  〝ばか。〟  笑みを溢した




『たった独りでの応戦か!? あははははっはははは!!
面白い! この前田利家、気に入ったぞっ!!就いて参れ!!』



利家の言葉にみな、呆気に取られ


真田幸村はその光景に、腕を組み笑っていた。




一方の景勝は‥尻を押さえ蹲っている









こうして、天正18年(1590年)


豊臣秀吉の小田原城攻めの際


豊臣軍の配下であった 前田利家・上杉景勝ら率いるおよそ20,000人の
大群を相手に


わずか3,500人で1ヶ月以上もの間
鉢形城を守り 攻防を続けた北條氏邦の戦いも


正龍寺・和尚の仲介により
和睦開城へと終止符が打たれた




その後、水切丸は正龍寺へと奉納される事と成る




氏邦・左衛門は 利家のもと、出家





現在は、同町(寄居)末野・正龍寺に眠る。










一方、必死の形相で水を掻く邦男は

『ぷっはあぁぁぁぁぁーーーーーっ!!』と、やっとの思いで水面に顔を出す



そこは

見慣れた、夕暮れ迫る 人気のない荒川だった


遥か向こうには あの大きな水車が見える。















あれから20年が経ち





寄居町・玉淀の川原には『乙姫ちゃん・ストラップ』を
携帯に提げた 大勢のカップル達が訪れている


なんでも‥ 〝恋愛成就〟のおまじないだとか‥。









『館長、また資料館ですかぁ?』 

川の博物館内で女性スタッフの声がコダマする 



『いいじゃん、マキ 夏休みに入ったら忙しくなるしさ!』

そこには、博物館・館長になった邦男の姿があった。




『まったく‥ しょうがないパパですねぇーー笑』

『ねぇーーー笑』 3歳の女の子の母親となったマキの姿も。





『おじちゃん、これ あげる。』 外に出たところで少女が一輪の花を邦男に差し出す

『ありがとう 楽しんで行ってね。』その後ろでその子の母親が笑っている
 




『ヒロシ、今から行くから。』

資料館の館長となったヒロシに電話する邦男
その携帯にも、もちろん『乙姫ちゃん・ストラップ』が揺れていた。




資料館内 一枚の絵の前で立ち止まる、邦男とヒロシ



そこには静姫と共に写る左衛門がこちらを向き 笑いながら〝ピース〟をしていた。








またこの町に、今年も熱い夏がやってくる。









                            



                      おしまい













原作       『乙姫にもらった刀』 【埼玉県の民話】より


脚本        おーちゃん。





邦男‥         ○○○○


マキ‥         ○○○○○


左衛門‥        ○○○○


乙姫(静姫)・周 2役‥ ○○○○○






修二‥         ○○○


ヒロシ‥        ○○○


なおみ‥        ○○○○


ゆうこ‥        ○○○○






博物館・館長‥     ○○○○







北條氏邦‥       ○○○○


豊臣秀吉‥       ○○○○





上杉景勝‥       ○○○○


真田幸村‥       ○○○







主題歌       『荒川で恋をして。』馬場○英(フォー○イフ)






《『荒川で恋をして。』実行委員会》



寄○町  東武鉄○  秩父○道  寄居○商工会

寄○町観光協会  「さいたま川の博○館」

鉢形○歴史館  「金○郎」寄居駅前店  ○間タ○シー

寄居・○龍寺  NT○ドコ○・ショップ寄居店

寄居・中○神田囃子保存会  HON○A

FM N○CK5  埼○新聞  テ○玉  宗○神社

よ○いフィルム・コミッション  よりい乙姫ちゃん商○街

寄居○商工会青年部  寄居町のみなさん(エキストラ)








前田利家‥       ○○○○(友情出演)


正龍寺・和尚‥     ○○○○(友情出演)







【DOLBY STLEO】 一部上映館を除く













                   監督   ○○○○○







この物語はフィクションです

実際の名称及び 登場人物については一部、架空のものを用いています



~最後までお付き合い戴き、ありがとうございました~




〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟


『荒川で恋をして。』 第10話

2008-04-03 08:32:15 | Weblog
『クニ‥最近、全然メール来ないなぁ。。
まさか 龍宮城にでも行ってたりして‥な訳ないかぁ。笑』

北海道の、邦男の恋人・マキは

いつか邦男が送ってきた 寄居町商工会の『乙姫ちゃんTシャツ』を横目に思った



                    ~場面は変わり~





周と左衛門、邦男の三人を迎い入れるかの様に

龍宮城の門がゆっくりと開き始める


左衛門と邦男は 通路を歩き、中の扉が開かれると

大勢の美女達が二人を出迎えた




その中に 再び人間の姿に変わった周を見つけた

そして、もう一人


奥から一際煌く羽衣を身に纏った〝乙姫様〟が表れた

『左衛門様、邦男様 ようこそお待ち申しておりました
この度は周がお二人に 大変お世話になりましたね。』



乙姫様の姿を見て、二人は愕然とした

『周が2人‥』 邦男は思わず口にした



『もしや‥貴女は‥〝静姫〟様では‥?』 左衛門には解かっていた



『えっ!!』 邦男は耳を疑った





『左衛門様‥ ずっと‥貴方様をお待ちしてたのです。』

なんと 龍宮城の乙姫様は氏邦公の愛娘、静姫様その人だったのです




左衛門と邦男の二人は、奥の大広間に通され

たくさんの酒と料理 美女達の歌や踊りで歓迎されました




静姫と左衛門は これまでのことを懐かしみ話し始めた


『私は 左衛門様が城を出られた後、悲しくて悲しくて‥
毎日、泣いておりました‥

豊臣の軍に城攻めに遭うと聞き 私は断崖絶壁より身を投げたのです
すると‥大きな亀の背に乗せられ此処まで来たのです‥。』




『そんなことって‥ でも、よくぞご無事で‥姫様にまた逢えるなんて‥ 』

手を取り合い 左衛門は言葉に詰まった



『どうぞ、ごゆっくりとこの龍宮でお過ごし下さい。』

静姫は 左衛門と邦男を見つめそう言った





それから どれくらい経ったであろう

左衛門は邦男に語り始めた


『邦男‥ もう充分だ‥ 城へ戻ろう。』


『なら、静姫も一緒に‥』

邦男の言葉を遮るように左衛門は言った

『姫をお連れする事は出来ん‥。』



邦男は左衛門の言葉が理解出来なかった

『どうしてだよ?左衛門! 姫とやっと逢えたんじゃないか!?』



『邦男、いつか‥お前にも解かる日が来る。』

左衛門は何かを覚悟している様にも感じた。



『姫のことが好きなんだろ?! 愛してたんだろずっと?!
それなのになんでだよ?!』

邦男は左衛門の襟を掴み訴えた



『邦男‥ 解かってくれ‥。』左衛門は、その手を握り締めた。




その光景を見つめる 

静姫の瞳からは 一筋の涙が零れ落ちた。






静姫は、周に部屋の奥から 美しく輝く一つの箱を持って来させた


その箱の中から これまた、さらに光り輝く貝殻の莢に収めた
短刀を左衛門に手渡した


『左衛門様、どうぞこれをお持ち下さい。』




                      〝霊刀・水切丸〟






左衛門がそれを手にすると 怪しく一段と光り輝いた













                          つづく




〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟


『荒川で恋をして。』 第9話

2008-04-02 08:51:57 | Weblog
上州(群馬県)からの風が 少しだけひんやりと感じ始めた頃


いつものように 
左衛門の小屋の中では 左衛門と周、邦男の三人での朝の食事が行われていた


『ふぅ、喰った喰った‥ご馳走様。』湯を啜る左衛門の横で邦男は周に言った


『邦男、今日は山に猪豚を追うぞ』左衛門は邦男に今日の山狩りの話をした




『あの‥ 今日はお二人にお話があります‥。』

周がうつむいたまま どこか寂しげに話し始めた



只ならぬ気配を感じ取った左衛門と邦男は 周の話を聞くことにした





『私は、今日‥お二人にお別れをしなければなりません‥』

周は涙を瞳に溜めて 思わぬ言葉を口にし始めた



左衛門、邦男の二人は口をポカンと開けたまま 言葉が見つからない




周は続けた

『私は‥龍宮城の〝乙姫様〟に仕える鯛なのです‥ 粗相をした罰として
仮の姿で地上界へと参りました

先程、龍宮からのお許しを戴き 戻らなければなりません‥
お二人との思い出は決して忘れません‥。』 


と、立ち上がり振り向き

二人を見つめると鯛の姿になり 小屋の下の堀から川に向け、飛び込み泳いで行ってしまった



『左衛門!!』邦男は左衛門と共に 周の後を追い、堀へと飛び込んだ




すると‥



どうだろう‥ 川の中には大海原へと続く〝水路〟が続いており
二人は凄いスピードで 目の前を泳ぐ周の姿を捉えた




一瞬 スピードが緩やかになり 周がこちらを振り返った





そして


その後ろには 海底の奥底に眠る鯨の様にとても大きな建造物が
ぼんやりと‥微かに確認できる





周はまるで 左衛門と邦男の二人を導くかのように
ゆっくりとゆっくりと‥ さらに泳いでいった



周の後を泳ぐ二人は 水中でお互いに眼を見開いたまま、顔を見合わせた








二人の目の前には



この世の物とは思えない とてつもなく大きな御殿  




                  


                  〝龍宮城〟がその姿を現した













                         つづく




〝町の情報ジャンクション・大橋理容室〟