映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』予告編
先日、見てまいりました。
ニコール・キッドマン主演で、ハリウッド女優からモナコの公妃となったグレース・ケリーの物語なのですが、伝記映画というわけではなく、あくまで「実話に基づいてはいるが、フィクションも入ってるよ~」という映画です。
そして、グレース・ケリーの生涯を描くというわけでもなく、モナコ公国の危機の一時期をどう乗り切るか?という一時期を主に描いているという感じです。
もちろん、断片で当時の社会情勢とか有名人とか、モナコとフランス及びアメリカとの関係、そしてグレース自身の出自とかも出てくるんだけどね。
彼女の最期まで描いてはいないんだけど、途中でなんとなくそれを臭わせるというか、「知ってる人なら関連づけるであろう」シーンはありましたね。
で、グレース・ケリー、名前は知ってたんだけど、それほど詳しくはなくて、時代的にはマリリン・モンローとか、オードリー・ヘップバーンとかと同じあたりの時代だそうな。
マリリン・モンローが、明るいお色気路線に対し、彼女はクールビューティ、昔ながらの「美女」路線でございますな。
で、キャリアの絶頂期に引退してモナコに嫁に行ってしまった、というわけで。
まぁ、考えようによっては玉の輿で、これは現在のアイドルとかやってる女の子たちの理想(?)の人生かもしれないなぁ~とも思う。
しかし、劇中でもあったけど、「その後いつまでもいつまでの幸せに暮らしました」といかないのは想像に難しくないというわけでして。
彼女は、モナコの危機に対して、モナコのためにハリウッド女優への復帰という夢を捨てた、ってうよりもハリウッドよりも、モナコを、夫を家族を国民を選んたという積極的な選択をしたわけでございます。
その彼女の理念が、「公妃を演じきる事」っていう事で。
今は、「ありの~ままでぇ~」っていうか、自分探しっていうか、どちらかというと社会的な家庭的な役割よりも「自分自身」であるのを得る方が重要というか、憧れる対象となってるような印象を受けますが、彼女は自分自身を通すよりも、公妃という立場、皆が望む公妃像を演じきってかつそれを武器とした、という人でしたね。
時代背景とかもあるとは思うけどねぇ、いろいろと。
でも、「自由」よりも「立場」を選んで演じきった彼女の方が、結果的にはそれが自己の肯定感となり、達成感も生まれ、自信も持てたんじゃないかな?という気がしますねぇ。
逃げではなく、戦って得た、っていう感じでね。
ニコール・キッドマンは金髪でまぁクールビューティ系ですが、実物のグレース・ケリーとは全然似ていないんですが、それはそれで、キッドマン自身がこの映画の中では確かにグレース・ケリーという立場にある人間という事を演じきっているなぁ、と思いました。
ヒッチコック監督も出てくるけど、結構似てますね~。
で、この映画のタイトル「公妃の切り札」なんですが・・・
あ、以下ネタバレが入ります。
なんと、その切り札が「イッツ・ア・スモール・ザ・ワールド」攻撃だったとわっ!!!(爆)
イッツ・・・攻撃とは、「サミットをディズニーランドのイッツ・ア・スモール・ザ・ワールド内でやれば、きっと世界は平和になるに違いない」という、笑い話(?)でございます。
あー、これで納得しちゃうの?いいの?ドゴール???っていう感じです。
もし、私がドゴール将軍のスタッフだっら・・・
「それはそれ、これはこれ」って耳元で呟くに違いない(爆)
そういえば、この映画、モナコの国王じゃないか、公主、グレースの息子にあたる公主からは、
「グレースを美化するあまりに、前公主(=自分の父親)を悪く描いているところが気に食わん」と、批判があったとかという話も聞きましたが、こりゃ、ドゴール大統領の身内の方から非難があったっていう方が当然かな?という気もする(笑)
ドゴール大統領は確かに強権的な面もあったけど、それは基本「フランスのため」であったんだからね。
だからこそ、今でもフランスではドゴールの名を頂いた空港や賞とかがあるわけだろうしね~。
でも、これフランスとアメリカ、ベルギー、イタリアの合作映画だっていうから、それでいいのか?フランス!?って思ったりもしましたがね~。
ま、それも自由?ってか?(by:雲のジュウザ(爆)
先日、見てまいりました。
ニコール・キッドマン主演で、ハリウッド女優からモナコの公妃となったグレース・ケリーの物語なのですが、伝記映画というわけではなく、あくまで「実話に基づいてはいるが、フィクションも入ってるよ~」という映画です。
そして、グレース・ケリーの生涯を描くというわけでもなく、モナコ公国の危機の一時期をどう乗り切るか?という一時期を主に描いているという感じです。
もちろん、断片で当時の社会情勢とか有名人とか、モナコとフランス及びアメリカとの関係、そしてグレース自身の出自とかも出てくるんだけどね。
彼女の最期まで描いてはいないんだけど、途中でなんとなくそれを臭わせるというか、「知ってる人なら関連づけるであろう」シーンはありましたね。
で、グレース・ケリー、名前は知ってたんだけど、それほど詳しくはなくて、時代的にはマリリン・モンローとか、オードリー・ヘップバーンとかと同じあたりの時代だそうな。
マリリン・モンローが、明るいお色気路線に対し、彼女はクールビューティ、昔ながらの「美女」路線でございますな。
で、キャリアの絶頂期に引退してモナコに嫁に行ってしまった、というわけで。
まぁ、考えようによっては玉の輿で、これは現在のアイドルとかやってる女の子たちの理想(?)の人生かもしれないなぁ~とも思う。
しかし、劇中でもあったけど、「その後いつまでもいつまでの幸せに暮らしました」といかないのは想像に難しくないというわけでして。
彼女は、モナコの危機に対して、モナコのためにハリウッド女優への復帰という夢を捨てた、ってうよりもハリウッドよりも、モナコを、夫を家族を国民を選んたという積極的な選択をしたわけでございます。
その彼女の理念が、「公妃を演じきる事」っていう事で。
今は、「ありの~ままでぇ~」っていうか、自分探しっていうか、どちらかというと社会的な家庭的な役割よりも「自分自身」であるのを得る方が重要というか、憧れる対象となってるような印象を受けますが、彼女は自分自身を通すよりも、公妃という立場、皆が望む公妃像を演じきってかつそれを武器とした、という人でしたね。
時代背景とかもあるとは思うけどねぇ、いろいろと。
でも、「自由」よりも「立場」を選んで演じきった彼女の方が、結果的にはそれが自己の肯定感となり、達成感も生まれ、自信も持てたんじゃないかな?という気がしますねぇ。
逃げではなく、戦って得た、っていう感じでね。
ニコール・キッドマンは金髪でまぁクールビューティ系ですが、実物のグレース・ケリーとは全然似ていないんですが、それはそれで、キッドマン自身がこの映画の中では確かにグレース・ケリーという立場にある人間という事を演じきっているなぁ、と思いました。
ヒッチコック監督も出てくるけど、結構似てますね~。
で、この映画のタイトル「公妃の切り札」なんですが・・・
あ、以下ネタバレが入ります。
なんと、その切り札が「イッツ・ア・スモール・ザ・ワールド」攻撃だったとわっ!!!(爆)
イッツ・・・攻撃とは、「サミットをディズニーランドのイッツ・ア・スモール・ザ・ワールド内でやれば、きっと世界は平和になるに違いない」という、笑い話(?)でございます。
あー、これで納得しちゃうの?いいの?ドゴール???っていう感じです。
もし、私がドゴール将軍のスタッフだっら・・・
「それはそれ、これはこれ」って耳元で呟くに違いない(爆)
そういえば、この映画、モナコの国王じゃないか、公主、グレースの息子にあたる公主からは、
「グレースを美化するあまりに、前公主(=自分の父親)を悪く描いているところが気に食わん」と、批判があったとかという話も聞きましたが、こりゃ、ドゴール大統領の身内の方から非難があったっていう方が当然かな?という気もする(笑)
ドゴール大統領は確かに強権的な面もあったけど、それは基本「フランスのため」であったんだからね。
だからこそ、今でもフランスではドゴールの名を頂いた空港や賞とかがあるわけだろうしね~。
でも、これフランスとアメリカ、ベルギー、イタリアの合作映画だっていうから、それでいいのか?フランス!?って思ったりもしましたがね~。
ま、それも自由?ってか?(by:雲のジュウザ(爆)