幕張でポタリング日記

自転車趣味や好きなアニメやら思いついたことをチラホラかきちらしています

1週間たったのでネタバレ有りの感想です

2022-06-03 09:01:00 | 日記
 


映画「トップガン マーヴェリック」が上映開始となってから1週間。
 
きのう3回目の鑑賞をしてきました。 
 
マーヴェリックと同じパッチを自作して貼り付けたMA1風ジャケット(元は空軍F22A部隊仕様だった)を着せた穂乃果ちゃんもお供です。
 
 
初回は開始時間が1番早かった普通のスクリーンでした。
 
そして地元海浜幕張のULTIRAスクリーンDOLBY ATMOSに木場のIMAXレーザーと環境を変えて見てきました。
 
席もこだわってF14番にしたのですが、IMAXは上下のカットされている映像も映し出されるスクリーンなので通常より字幕がかなり下の方になり、F列だと前すぎてずっと字幕の画面下部と中央部を視線が行ったり来たりで結構疲れちゃった。
 
 
☆1週間経ったのでネタバレ含みます
 
 
そう、トップガンといえばF14。
 
上映前にぼくもこのブログで書きました。
 
トップガン前作の頃はバリバリの主力艦上戦闘機だったグラマンF14A トムキャット。
 
元々マニアから乗り物好きの子どもにまで大人気だったトムキャットが実にカッコよく描かれていたのですが、現在の米海軍の主力艦上戦闘機はFA18E/Fスーパーホーネットであり、第5世代機のF35CライトニングIIの配備も始まりF14は全て退役しています。
 
(横須賀軍港めぐりから見たCVN72エイブラハム・リンカーン艦上)
 
それでもトップガンと言えばF14トムキャットというイメージは強すぎて、だから「自分は見に行かない」という人がいてもまぁ理解できちゃうほどでした。
 
また、今回の新作のテーマ曲はレディ・ガガと発表されており、ケニー・ロギンスの「DANGER ZONE」ではないから「見に行かない」という人までいたようです。
 
本当に見に行かないのかどうかはわかりませんが……
 
でもそういった人に強く勧めたい。
 
「見に行け!」
 
そういう前作のトップガンを愛している人こそ「見に行け‼︎」と。
 
今すぐ!最寄りの映画館のサイトにアクセスして明日のチケットを取るんだ!
 
今から30分間オペレーターを増員してお待ちしております。
 
 
 
上映初日の朝9:00
 
全国を見渡せばどうかは分かりませんが、少なくとも自分の行動範囲内ではこれが最速上映なはずで、サプライズ等の情報も全く無い状態で鑑賞開始。
 
パラマウントピクチャーズのロゴと共に始まる軽くドラムを打つ音とそれに続くゴーンと鐘を打つような音色にああトップガンのあの曲だとそれだけで全身が震えはじます。
 
"1969年 米海軍は"〜に始まる文字スーパーまで同じだ。
 
"世界最高のパイロット学校の呼び名は" 
 
ここで一際大きくなる鐘の音(何の楽器かは知らない)と共に現れるトップガンのタイトルロゴ。
 
もうこの時点で既に全身の血が沸騰しそう。
 
タイトルロゴにマーヴェリックの文字が加わり画面は一転黄色い空の下。
 
夕日(朝日?)を浴びて戦闘機の前脚が現れる。
 
ああああああっ‼︎‼︎‼︎と心がツダケンのような叫び声を上げる。
 
これこそトップガンの始まりだよ‼︎
 
日本のアニメ「超時空要塞マクロス」OPにインスパイアを受けたとされる魅力的なビジュアル。
 
空母甲板要員のあまりにカッコ良い姿と、彼らに導かれ発艦位置に進んでいくFA18Eスーパーホーネット戦闘攻撃機。
 
F14では無くFA18だけどもうそんな事はどうでも良くなる。
 
前脚のフックがカタパルトのシャトルに接続されブラストディフレクターが立ち上がる。
 
FA18Eのコンバージェンス・ダイバージェンス・ノズルがくばぁっと開き青白い炎が噴き出し始め高まるエンジン音。
 
ここからどう来る?
 
レディ・ガガのテーマ曲がかかるのか?
 
いや、まさかまさか…………
 
バラード調のレディ・ガガの曲とは全く違う激しいギター音。
 
き、き、きたーっ‼︎‼︎‼︎
 
♫Rivvin' up your engine
 
♫Listen to her howlin' roar
 
やばい! やばいやばい‼︎
 
♫Highway to the Danger Zone
 
帰ってきた!
 
トップガンが‼︎
 
"俺たちのトップガン"が帰ってきてくれたんだ‼︎‼︎
 
開始直後からもう涙がぼろぼろと溢れ始める。
 
トップガンなんてあまりに明るい映画なのに泣くなんて。
 
でも、だって……
 
あれから36年間、出ては消え出ては消える続編制作の報に喜んだり萎んだり。
 
ある頃以降には「今度はドローン戦闘機の教官になるらしい」なんてウワサ話しに絶望したり。
 
そんな時を過ごしてきて、今目の前に繰り広げられるあの感動再びというにはあまりに凄すぎる映像に涙が止まらないんです。
 
こんなサプライズを用意してくれてありがとう‼︎
 
もうこの後どんな展開になってもこの作品を推すよ!
 
そんな事を思いながらも、これが単なる懐古映画では無く現在の状況に合わせた新しいトップガンにどんどん引き込まれていきます。
 
最終目標となるミッションは国際平和を脅かす某国による核プラントの破壊。

前作はアメリカの都合のみの戦闘だったけれど、今作は21世紀になり中国台頭によりかつての強さが見られなくなったアメリカの「世界の警察」再びといった軍事行動です。



強力な電子妨害に頼みの最新ステルス機F35は使えずパイロットの腕でターゲットをロックするFA18での決死行。
 
張り巡らされた対空ミサイル群の探知域を避けるために狭隘な渓谷を高速で駆け抜けていく作戦に思い出すはフィヨルド最奥のドイツ軍事工場を爆破する英国モスキート機の活躍を描いた映画「633爆撃隊」や「スター・ウォーズ」ep.4でのデス・スター攻略戦。
 
そして漫画「エリア88」のオペレーションタイトローブとそれにインスパイアされたゲーム「エースコンバット」
 
ほかにもアニメ「終末のイゼッタ」等航空アクション物では定番とも言える展開ですが、それだけにかなり盛り上がり>ω</
 
目標の破壊に成功したものの撃墜され脱出するマーヴェリックと僚機のルースター。
 
ここからは2人による逃走撃が描かれるらしい。
 
雪深い地形だし映画「エネミーライン」のよう。
 
トップガンなのに最終的には航空アクションではなくなるの?
 
「紅の豚」でも結局素手での殴り合いで決着をつけるあの展開は納得がいかないんだよね。
 
もうどんなストーリーでも推す!と決めながらも不安になってきます。
 
でも、ここまでファンの期待を裏切る事無く更にその上を描いてきたこのトップガン マーヴェリックがそんなわけありませんよ。
 
作戦始動時に米タイコンデロガ級巡洋艦が放ったトマホーク巡航ミサイルに破壊された航空基地を覗き見る2人。
 
敵の戦闘機を奪う?
 
「エロイカより愛をこめて」ではソ連に拉致されたエーベルバッハ少佐がMiG25を奪取して逃走したけれど、いくらマーヴェリックとはいえシステム全てがアビオニクスで制御された現在の敵戦闘機をいきなり操るのは絶対に無理。

せめて半世紀前のMiG21あたりがあればまだ……
 
ん?

あるじゃん!

マーヴェリックが操れる機体が‼︎
 
訓練前のブリーフィングで最新の第5世代戦闘機(謎の機体だけどビジュアルはロシアのSU57)が配備されている上に後詰めとして旧世代のF14もバックアップ機として配置されていると言っていた。
 
その時は"ああ、ロシアっぽいけどイラン的要素もあるのね"くらいにしか考えていなかったけど……
 
まさか⁉︎
 
いや、やっぱり‼︎
 
F14Aを掻っ払う2人。 

離陸時の揚力を稼ぐ為に展張させる可変翼に驚くルースターが面白い。

「ふっ、若造はそんな事も知らんのか」とこっちは映画を見ている観客に過ぎないのに彼に対して得意げな気分になる。
 
そんな、すぐに稼働できるF14がそこにあり、攻撃を受けて混乱しているとはいえすぐに発進準備が整うわけがない?
 
ご都合主義?
 
もうそんなことはどうでも良いんです。
 
言ってしまえばここまでのストーリーはラスト十数分でマーヴェリックをF14トムキャットに乗せるためにあったわけですよ!
 
マーヴェリックがF14で蒼空を駆ける。

後席のRIOはかつての相棒グースの息子。

また泣く!

こんなん泣くに決まってるやんかー(T-T)
 
旧式のトムキャットで最新のロシアSU57(っぽい機体)と渡り合う空戦シーン。
 
流石に極力CGに頼ることなく実機での撮影を貫いてきたトム・クルーズでもこのF14のフライトシーンはCGではあるのでしょう。
 
でも、そんなことはもうどうでも良いんです。
 
これが‼︎
 
トップガンなんだ‼︎‼︎‼︎
 
 
 
製作陣は前作のトップガンのどこがウケたのか検討に検討を重ねてさらに検討を続けたのでしょう。
 
前作の1時間49分に対して2時間11分と長くなり少々まどろっこしさも感じる要素もあるにはあるけれど、続編という事で人間関係やドラマ部分も増え前作のようにただ飛んで撃って飛んで撃ってそしてハイタッチというわけにはいかないのは仕方ない。
 
それでも変える所と変えない所、そして絶対に変えるべきではない所をきっちり選別して前作からのファンを裏切ることなく初めて見る人にも優しく楽しい作品作り。
 
時を経て旧シリーズの続編や新作を作るクリエーターは全員このトップガン マーヴェリックを教科書として見るべき!
(特に戦国自衛隊1549を作った連中はこれを見て反省しろ!)
 
そんな作品でした。
 
 
 
昨夜見たばかりなのにまた見たくなってきましたよ。
 
今度は4DXかな。
 
発艦シーンにかかる強烈なGや着艦時のとんでもないマイナスG
 
排気熱に硝煙の匂い。
 
どう表現されているか楽しみです。
 
 
 
 
あとは気になった点、気づいた点などをつらつらっと
 
 
予告編にもチラッと出ているSF風味の怪しい機体。
 
ストーリー冒頭でマーヴェリックがテストパイロットを務めている次世代機「ダークスター」(最高速M10)は単なるゲテモノ機で無く、なんとスカンクワークス(ロッキード・マーチン社の中でも秘匿性が高い機体〜過去にはF117やSR71にU2といった機体を開発〜つまり怪しいw)がデザインしているとのこと。
 
 
前作では実際にフライトして撮影したのはトム・クルーズだけだったけれど、今作では主要パイロット役は全員FA18F(複座機)に乗せて撮影しているそうで、クランクイン前に8カ月もかけて飛行訓練受けさせたそう。
 
さすがスタントマンも使わずに時々大怪我しちゃうトム・クルーズのこだわりはハンパない。
 
けれど、飛行特性検査ではねられて出演出来なかったあるいは主要キャラから外された役者もいそうですね。
 
撮影時間は800時間にも及んだそうで、空母からの発艦シーンではトム・クルーズはそのGに耐え見事に演技していたけれどあとの3機5人はCICでの「ダガー2、ダガー3、ダガー4発艦終了」の報告のみだったのはその映像が使い物にならなかった(強烈なGで演技どころでは無かったり嘔吐したり失神したり)から?
 
 
 
近いうちに戦闘機は無人機となりパイロットを必要としないと諭す相手にマーヴェリックが言った言葉
「だが今日じゃない」
 
これ、映画「バトルシップ」のパロディだよね?
 


きっとまだまだこんなファンサービスが散らばっているだろうなあ。
 
 
 
前作公開時はKawasali GPZ900R Ninjaがめちゃ売れた(日本で当時大排気量バイクは逆輸入車なので国内ではGPZ750R)けれど、今作でも同じKawasakiのH2もバカ売れするんだろうか?
 
 
国内価格189万…………
 
Mig21戦闘機やA4攻撃機くらいなら買えるかもしれない(マッコイ爺さんからなら)
 
 
 
予告編ではマーヴェリックのA1フライトジャケットの背中で変な模様に改変されていた台湾と日本国旗が映画ではちゃんと戻っていたのは上映2年延期の間に中国企業からの出資が無くなったからだそうです。
 
Covid-19禍は全人類にとって不幸な災厄ではあるけれど、皆が衛生や防疫に関心を持ち実行した事やリモートワークが促進されるなど良かった点もわずかながらも有り、この台湾と日本国旗がマーヴェリックの背中に戻ってきた事もそのひとつだな。
 
 
 
酒場でマーヴェリックのクレジットカードが使用不可となっていたのは他国に(不当に)侵入して核プラント破壊する計画なのでその作戦を秘匿するために一時的にパイロットたちの軍籍や戸籍等のデータを抹消しているって解釈で合ってる?
 
 
 
一応敵国の名前は前作同様出ておらず「ならず者国家」って表現で、敵地に配備されているSAM(対空ミサイル)発射機もちょっとSF風味な分かりやすいデザインでした。
 
敵国施設を爆撃するんだけど、徹底して敵兵の描写は避け、敵パイロットも黒尽くめのパイロットスーツに黒いヘルメットに黒いバイザーといったヒトらしさを排除しており戦争物映画色を感じさせない作りになっていました。



空母上でのロケはCVN72「エイブラハム・リンカーン」という記事を見たのだけれどEDテロップではCVN71「セオドア・ルーズベルト」としか書かれていなかった気がする。

3回とも見落としているのかなぁ?



イヤな上官であるサイクロンがバス・ライトイヤーに似ているw
 
 
 
初日初回、それも開店時間に凸したのでグッズ類も全種類揃っており、そのほか公式グッズ以外にも映画館が独自に仕入れた?FA18やF14のパイロットパッチやトップガン他VF1等の飛行隊章のパッチも少数並んでいました。
 
まぁ、ここでなくても(基地祭等でも)買える品なので売れているように見えなかったのですが、映画にF14が出たので上映後余韻に浸る間も無く真っ先にグッズ売り場に向かいました。
 
確かF14は1枚だけだったはず!
 
迷う事無くF14パッチを手に取ると後から来た数人の人の悔しそうな顔。
 
みんな考える事は同じでした。



それだけあのF14トムキャット登場は驚きでありとても嬉しかったのですよ。
 
そこから歩いて15分ほどのイオン幕張店に入っている航空機グッズ専門店その名も「TOPGUN」でも買えるよきっと。
 
 
 
アメリアちゃんの両親は離婚して母親と一緒に暮らしているんだけど、本当の父親はマーヴェリック?
 
その辺がなんか匂わしているようでそうでないようでわからなかった。
 
アメリアちゃんといいフェニックスといい女優がちょっと日本人好みな感じでしたね。
 
 
 
えっ?
 
日本語吹き替えではアメリアちゃんは水瀬いのりさんでフェニックスが内田真礼さん?
 
そっちも見に行かなきゃ‼︎
 
洋画の吹き替えは話題性作りでジャニーズやお笑いタレントを起用する事が多い中このトップガン マーヴェリックは森川智之さんに宮野真守さんや中村悠一さん、竹内俊輔くんに木村昴くんといった名だたる声優さんが担当していてとても好感が持てます。
 

映画『トップガン マーヴェリック』ファイナル予告(吹替版)

 
今のところIMAXやULTIRAといった大きなスクリーンは字幕版を上映していて吹き替え版は小さなハコとなってしまっているのが残念。
 
字幕を見るのが大変な大きなスクリーンこそ吹き替え版が良いと思うんだけどな。
 


 
今こそ日本も「ベストガイ2」を作ろう!
 
空母いずもから発艦して敵地中○?ロシ○?韓○?で撃墜された2機のF35Bパイロットが"なぜか"あったF4ファントムIIを奪って帰ってくるという…………これ、ベストガイよりファントム無頼か?

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