ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

可哀想に・・と言う人

2015-06-23 | 散歩と人
急に雨が降ったり、予想外に暑くなったり、
この時季の天気予報は、よくはずれます。
早朝に雨が降ると困りますが、何とか工夫しながら、
散歩を楽しむ梅雨の日々です。



公園で水を飲んでいる時など、小さな子どもが
Zionを触ろうとすることがあります。

「今お水を飲んでいるからね、少し待ってあげてね」

小さな子どもだからこそ、学んでほしい。

知らない人がいきなり自分の体を撫で回したら、
とても嫌でしょう・・・

わんこさんも同じ気持ち。
あいさつしてから、そっと触ってね・・・

そう言おうと思った。



ところが、子どもの母親からの言葉で全て終了。

「触っちゃだめ!咬まれるよ!」

ムッとする私、落ち着いて、落ち着いて。

動物にも色々な感情があることを知ると、
接する時、自分のとる行動が幾通りもあり、子どもは考える。

今、自分はどうしたらいい?

そう考えることが大切なんだと思います。



何かにつけて、可哀想にと言う人がいます。
例えば、暑いでしょう!可哀想に・・・という具合に。

そう言って、水を持って来てくれようとする人は親切な人に違いない。
でも、たいていは水を入れる適当な器がなく、植木鉢の受け皿になる。
先日の場合は、トイレの掃除用バケツだった。

水をたくさん入れると持って来る時に重いためか、少ししか入っていない。
Zionはバケツに顔が入らないということもあるけれど、
ぼくはいりませんとキッパリ。



折角の親切心が実を結ばないのはなぜでしょう。

可哀想と言う人の心は、そう思う自分の心が大切なのであり、
相手を尊重することとは次元が違う心だからではないでしょうか。

言葉は理解しなくても、その魂を犬は見抜けるのだと思います。



咬まれるよ!と言う人と可哀想に・・・と言う人。
この場合、共通点があると思います。

どちらも、観察力がなさすぎかな。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!